真性包茎は恥ずかしくない

自分は長らく真性包茎は恥ずかしい事だと思って生きてきました

でも包茎自力治療の発信を始めてから、そこまで恥ずかしいことではない気がしてきました

理由は不明ですが、おそらく治療中の私にイイねを下さったり、がんばってるね、などと普通に声をかけてくださる方がいるからだと思います

真性包茎でも普通に接してもらえるんだ、という経験が、以前のように隠れてコソコソしなくてもいいといった安心感につながっていると思います

さて、そうは言ってもネット上でのやり取りのことですし、真性包茎であることを世の中に知らしめる人が一体どれだけいるでしょうか

少なくとも私は自分以外誰も知りません笑

ここでは40年にわたって真性包茎を隠し通そうとしてきたために、失った事を書き留めたいと思います

①大学時代、色々な合宿が年に3〜4回あり、大浴場に入るのが毎回非常に嫌だった

②初めて彼女ができた時、あそこを見られないようにセックスしてた(当然フェラなし)

③高校時代の友人たちと再会したとき、就職が決まってない自分に対して、まずは包茎手術からだな!と言われ、いつバレたんだとショックを受けた

④別れた彼女が、僕が真性包茎であることを共通の友人(男)にばらしていた

⑤元職場の同僚が岩盤浴に誘ってくれた時、好意に非常に感謝をしたが、必死に股間を隠して数時間耐えるしかなかった

⑥離れて暮らす従兄弟や、叔父、実父など、久しぶりに会ったときに温泉に行くことが多く、毎回真性包茎であることがバレないか、そのことばかり考えてる

特に④はショックで、それ以降は恋愛をしていません(15年くらい)

何度か女の子といい雰囲気になったことがありますが、真性包茎であることがバレてしまう恐怖が大きすぎて、発展できませんでした

そしていつしか、恋愛という概念が自分の人生から消え去り、気がつけば40歳になって子孫を残せない事に愕然とする日がやってきた感じです


そこで④に関して、実は続きがあります。

別れた彼女は、僕が真性包茎であることを笑話のように別の男に告げ口していたわけですが、その後復縁を迫ってきました

当然ぼくは即お断りしました

真性包茎をばらすなんて、絶対にありえない!と思ったからです

でも今ならこうおもいます

彼女は真性包茎をそこまで気にしていなかったんじゃないか?

だから案外告げ口?もできたし、何より恋人として夜の生活に満足していなかったわけじゃないのではないか

その彼女とはやはりフェラ無しでセックスをしていました

そして僕は中でいけないので、最後は手でやってました

女性としては、フェラもしたいだろうし、やはり中でフィニッシュしてもらいたいもんだと思います

僕はそれをすることができなかったけど、彼女はそこまで決定的な事だとは思っていなかったということです


何か回りくどい感じになっちゃいましたが、今回いいたいのは、真性包茎だから別れるとか、真性包茎だから付き合わないとか、そんなものはないんじゃないか、ということです。

もっと言ってしまえば、友人にだって、実は俺真性包茎なんだーって言っても、大丈夫なのでは?って言う事です

これは試したことはないし、これからも試す予定はありませんが、もし真性包茎でも周りからあ、そーなんだ、大変だねーみたいに普通に扱われるなら、当事者の心はひじょ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜に!救われると思います

包茎に関する情報源は、ほとんどが美容整形クリニックによる広告です

そこでは真性包茎は恥ずかしいこと、すぐに手術しなければならないこととされています

お金がない、時間がない、手術は怖いといった理由で包茎手術を見送ってコソコソ生きている真性包茎の方は実はたくさんいると思います

そんな方々に言いたいのが、実は真性包茎は恥ずかしくないんだよ、と

コソコソ隠さなくていいんだよ、ってことです

そういえば以前、銭湯に大学生らしき集団が4、5人はいってきて、そのうちの一人が完全にかぶっていました

驚きだったのが、その子はまったく隠すそぶりもなく、周りも気にした様子がなく普通に同じ檜風呂にはいって談笑していたことです

風呂から上がるときも、自分なら周りに人がいないか確認して見られないタイミングをこれでもかってくらい精査して立ち回るんですが、その子は堂々と湯船からあそこが見える高さまで立ち上がって移動していました

本当に驚きました

今の若い子だからなのかもしれませんが、真性包茎が恥ずかしいことである、というのは真性包茎をこじらせてしまった当事者本人だけが抱える価値観なのかもしれません


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