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経済効果は1兆円以上!?法人番号を活用することのメリットを紹介します

こんにちは。法人番号が大好きな「法人番号株式会社」代表のマエスです。

昨年、交付率が66.8に達したマイナンバーカード(政策データダッシュボード(ベータ版))。「公平・公正な社会の実現」「国民の利便性の向上」「行政の効率化」を旗印に掲げ、2015年10月からスタートした本格運用がついに「普及してきたなあ」と感じるところまで来ています。

 

たしかに、コンビニで住民票や印鑑証明書が入手できたり、オンライン本人認証時にアップロード書類が少なくて済んだり、いろいろ便利ですよね……。

■法人番号にだってメリットはたくさんある!

 と、まあ、マイナンバーについてはいろいろとクローズアップされますが、法人番号にだって、生活のためになるメリットが(おそらく)結構あるんです。きっと読んでいる方にも!具体的にそれらを紹介したいと思います。

 

ちなみに、「法人番号とは何ぞや?」と思った方は、以前のnoteに記しているので、ぜひご覧ください。


メリット1:「企業の信頼度合い」がわかる

■「法人番号サイト」がとても便利

これ、会社勤務の方には大きなメリットかなと思うんですが、はじめての企業の取引との際には、反社チェックや、企業概要を調査するはずです。ただ、これまでそういった情報を調べようとしても、相当手間がかかっていました。

法人番号サイトで調べればその煩わしさは全くありません。本当にその会社が存在するのか、もし存在していても、どんな事業をやっているのか、どこに登記されているのか、過去にどんな社名だったのかなど、一瞬で網羅した情報を知ることができます。

■デイリーで最新情報が取得可能

そうした情報は、行政側が日々更新しており、「今は違うじゃん!」なんてことがないようになっています。

例えば、株式会社ZOZOであれば以下の通り。株式会社スタートトゥデイからの名称変更日などはもちろん、アラタナの吸収合併なども記されています。

■誰でも調べられる

また、このサイトの良いところは、全公開されている点。立場など関係なく、いつでも閲覧することができるし、制限もないんです。Wikipediaの企業ページには法人番号がしっかりと載っているので、従業員数から資本金から売り上げまで、興味がある方は調べてみてください。歴史のある企業なんかをのぞくと面白いですよ。

現在、個人の情報は、技術の進化により日々取得されていますが、法人情報も同様に取得、そして公開されていく時代に入っていきます。そのことを頭の片隅に置いてもらえると幸いです。

メリット2:会社内の事務作業が大幅に削減

■大手企業も活用予定

それぞれの会社では、「顧客数〇〇名」みたいに、数字を管理していたりすると思うんですが、正直、杜撰になってしまうケースも多いと思っています。

例えば、子会社を持つ企業だと、契約先が重複していたり、社名の表記揺れがあったりして、過去の取引がわからなかったり……ただ、法人番号を活用すれば、全て統一することが可能になります。これまでコストがかかっていた、経理の消込作業も相当楽になるはずです。

実際、日立さんなんかも、グループ全体で企業コードを制定し、経営効率化が図ったということで、今後は法人番号を活用していくと以下で明かしています。算出したところによると、法人番号を利活用することによって、約1兆円の経済効果があるとか。これ、すごくないですか? 

日本を強くする企業コード もう一つのマイナンバー「法人番号」とは

■マーケティングにも活きる

今までのマーケターの人たちは、企業の売り上げが上がったのか下がったのか、ベンチャーなのか上場してるのか、WebサイトはWordPressなのか何で構築されているのかなど、地道に調べることがたくさんあります。それもこの法人番号サイトを利活用すれば、紐づいたデータがすべて取得可能。

パソコンに強い人であれば、APIを引っ張ってくれば、業種ごとに一気に見れるので作業時間が大幅に短縮できちゃいます。

■500万近くの法人情報を集計できる

法人番号が登録されている法人数は日本に約500万社。それぞれに法人番号取得義務があるので、ひとつひとつの事業内容が把握できるというわけです。

それに加え、常にアップデートが行われているので、活動情報、財務情報の最新を知ることができますが、「1ヶ月前のデータ」を比較したいときは保存していない限り難しい。民間企業では、そうした過去の情報の売買を行うところも現れてきました。

データダウンロード | gBizINFO

■部署横断で連携

さきほども触れましたが、会社が大きくなればなるほど意思疎通、統制が取れずに、誰かにシワ寄せが来る可能性が高くなってきます。

とくにチームや部署が異なったら、中での確認フローもそれぞれ違うと思うので、取引があったところの名称を異なって書いて、「名前こうじゃないし!」みたいなことも起こりうるわけです。

その点、法人番号があることによって、正確な情報が把握できるから、今記載したようなミスは起こらない。結果コストであったりとか、その人的リソースとかが一気に省かれていく。これは会社にとっては本当にいいことだなと思っています。

メリット3:個人事業主も役に立つ

 フリーランスの人も、会社との取引をするので法人番号は利活用できます。企業から仕事の DMが届いて、「この会社ってどんなことをしているんだろう?」と、パッと調べてから受注することができます。

個人事業主時代にも法人番号のことを知ってから、すごくメリットを得られました。

さいごに

これまで、データの登録作業だったりとか、契約関連の作業だったりとかをしているときに、根本のデータが雑なことがあって、その都度工数が大幅にかかっていました。

それを煩わしいと思っていましたし、「もっと便利に、大きく変わってくれないかな〜」という風に思っていました。こうして行政が法人番号登録を義務付けたことによって、そういったジレンマを感じることがなくなりましたし、私自身、法人番号の魅力を知ることができました。

法人番号サイトがまだ見つけにくいという改善点はあるにせよ、うまく活用することで、働き方も変わってくると思いますし、可処分所得も増えていって、幸せな世の中に向かっていくんじゃないかな、本気でそう考えています。

<法人番号株式会社公式HP>
https://www.houjin-bangou.co.jp/

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