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2024年J1リーグ第4節 vsガンバ大阪@パナソニックスタジアム吹田

アウェイG大阪戦を2週間後に控えたタイミングで他団体から

「バスを貸し切って大阪遠征をしないか」

と言う話を貰った。

国内外問わずウルトラスがバスや電車を貸し切り、皆でアウェイに乗り込むと言うのは珍しい事ではない。ジュビロもかつてはサポーターグループ主催のバスツアーが度々開催されていたと聞く。しかし、近年はクラブが不定期で開催する公式バスツアーはあるもののサポーター主催のバスツアーは無かった。

今になってこの様な企画が突発的に出てきたことに驚いたが、こんな面白そうな企画に乗らないと言う選択肢は無く、参戦予定であったHOTSTUFFメンバーのほぼ全員がバスツアーへの参加を決めた。
しかし、この時点で試合日まで2週間を切っていた。他の団体はどうなっただろうか。
大阪までの移動手段を確定させてしまった人も多かったはずだ。
果たしてバスツアーが決行されるだけの人数が集まるのか?
それともこの企画は流れてしまうのか?


そんな不安は杞憂に終わり、あっという間に定員いっぱいとなる47人にまで参加者が増えた。
クレイジーバスツアー開催決定である。

この日の為だけにステッカーも作った。

そして大阪遠征当日。早朝5時に磐田市役所を出発、浜松駅と刈谷SAで仲間を拾いつつ大阪へ向かった。


 

バス車内ではジュビロ磐田の歴代ゴールシーンが収められたDVDが流され、酒を嗜みながらチャントを歌い、試合に向けて皆で士気を高めた。

そして朝9時、目的地である吹田スタジアムに到着。
普段であれば長時間の移動は億劫なのだが、この日はあっという間に4時間が過ぎ去った。とても楽しいバスツアーだった。

それだけに試合に負けてしまったことが本当に悔やまれる...
帰りのバスでも勝利の余韻に浸りながら皆で騒ぎたかったのだが、こればかりは仕方がない...

クレイジーバスツアーの様子と、ゴール裏の雰囲気はインスタグラムのリール動画にまとめてあるので是非そちらをご覧頂きたい。

試合内容に関してはこのレポで言及することは特に無い。そんなもの求められていないだろうし。
そもそも毎度の事ながら試合は殆ど見ていない。

ただ個人的に気になった点がひとつ。
この試合、前半3分に松原のミスをきっかけに相手に先制ゴールを許してしまった。
この瞬間、応援のボルテージが下がったのをゴール裏に居ながら感じた。
確かに試合開始早々だったし、ボールの失い方も良くなかった。
典型的な"萎える失点"だったのは否めない。

しかし、まだ1点差だ。しかも試合時間が残り87分以上もあると言うのにゴール裏の熱量が下がるのは流石に早過ぎると感じた。

ピッチで闘う選手から見て、失点しても変わらぬ熱量で応援し続けてくれるゴール裏と、失点の度に熱量を失っていくゴール裏、どちらの方が心強いと感じるかは考えるまでも無いと思う。
溜め息やブーイングは試合が終わってから気が済むまですればいい。
勝利の為、選手の為を思うなら、いつ失点しようが何点差を付けられようが試合終了の笛が鳴るまでの90分間だけは虚勢を張ってでも活気強く応援を続けるべきだろう。

ここ1、2年で磐田のゴール裏は目に見えて良くなった。旗や横断幕も増え、この試合でも素晴らしい雰囲気を作り出していた。
そしてここからは、その中身を改善していく段階に移行しなければならない。
外見だけ良くなっても応援する人間のメンタルが弱いままでは熱い応援なんて出来ないし、ダサいゴール裏のままだ。
12番目の選手と言う自負があるのなら、
「どんな時でも俺達は共に闘うのさ」と歌うのならば、90分間だけは全力で応援するべきだろう。

次節は鹿島アントラーズとの試合だ。
この試合ではCLASSICOと名付けられた特別企画が開催されるとの事。

磐田と鹿島の二強時代なんてもう20年以上も前の話だ。あれから未だに抜け出せていない低迷期に突入した磐田と、常勝軍団としてタイトルを増やし続けた鹿島、だいぶ水をあけられてしまった。
それでありながら今でも磐田を"宿敵"と思ってくれていることに嬉しさと情けなさを感じずにはいられない。

鹿島を倒すこと、それが我々が彼らにできる最高のアンサーだろう。
そして何より鹿島を倒して浮上の足掛かりとしたい。
今回の反省を生かし、全力の応援でチームを勝たせよう。

tkm

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