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Hallmark

「心中しても良いかも」っ思うほど「Hallmark」のカードが好きだった。
アメリカのグリーティングカードは、皮肉だったり大人っぽいのも多くて
広尾のインターナショナルスーパー2Fには、季節ごとに入れ替わる棚を
チェックに行くのが、とても楽しみだった。

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一番好きだったHallmarkは、箱入りの三つ折りグリーティングカード。
デザインが、サンドウィッチならトマト、タコスならチリ、鉛筆だったら
消しゴムのシールが付いていて、メッセージを書いたらシールで封。
裏面に宛名を書いて切手を貼れば、そのままポストに投函できる仕組み。
夢のようなデザインに、思いっきりのめり込んだ数十年前。


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この仕様の箱入りセットは、日本では売っていなかった。
なので、アメリカ圏にいけた際、買った。
とにかく、とにかく、夢中で買った。
そしてワタシは決心した。
「いつかきっと、絶対にカード屋さんになる」
それも100%自分でデザインしたカード屋に。

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それから、もう少し大人になって、デザイン業に就いた。
カードや文具をデザインする、楽しかった仕事。
そして、その頃 や〜っと気づいた。
カード屋さんになるより、カードは買った方が楽しいって事を。

そんなある日、Hallmarkマニアの、著名な女性のコラムを読んだ。
「Hallmarkが大好きで、大人になったらHall Mark社長と結婚する
しかない、と子供の頃から思っていました」と。
やはりデキる女は、子供の頃から発想が違うな〜と感心した。


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メールやラインが中心の世の中になってしまったけど、
ワタシは今でも手紙も書くし、カードも書く。
送信済みトレーが無いから、投函したあとは何を書いたか忘れるし、
わりと酔っ払って書いてるから、考えると恐ろしい。

集めたカードは、たぶん一生かかってもコンシュームできないであろう。
なので、これからコツコツとYard Saleに並べていくつもり。
みてね!
https://hotorange.theshop.jp


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