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HOT ORANGE 「店」

高校の同級生女子とジュエリーブランドを始めて30年余りが経つ。
それがワタシの生業だ。
南青山で20年、自由が丘に移って10数年。
「女性2人の共同経営、喧嘩しないんですか?」
「どっちが偉いんですか?」
聞かれるのはそればかり。
それより、創ったプロダクト見てくれ、って。

それはともかく、ソロ活動で始めたHOT ORANGE「店」の話。


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始めた限り、ワタシは真面目に突き進む。
蟻の歩みで進んでいくうちに「基軸のブレ」について悩む。
こんな「しょうもない商材」で、この先やっていくのか?
でも自分にとって大切な事って、そもそも「しょうもない事」?
そんな事をフツフツと考えながら、大昔SFのしょうもない雑貨屋で買った
劣化しているであろう水泳帽を「店」に並べる。



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ある日、店を始めたことをジュエリーブランドを一緒に営むパートナーに伝えた。
店をチェックしていた彼女に
「どう思う?」って聞くと、
「水泳帽にゴーグル必要だね、明日持ってくる」と。

この発言に、ワタシは彼女と
30余年ビジネスパートナーでいられた奇跡を思い知る。
イタリアの海辺で大昔買った子供用のゴーグルを店に並べながら、
彼女との「しょうもない事」の共有の重大性について考える。

インスタのLINK TREEに、わたしたちのブランドを追加した。
明日からも、もっとオモシロいことになりそうな予感。

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