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【Skeb】一番好きなイラストレーターの方に依頼した作品の複製画+αが家にやってきた話

【2023/04/21追記】
記事内後半で紹介した、万年喪服さんの新しいグッズが無事発売されました。

福岡パルコ4階の「ATM by SIDe」にて購入出来ます。
期間限定での営業のようなので、気になられた方はぜひお早めに…!

と、冷静ぶりつつ回し者のような事を言ってますが、どこかで時間を作って自分も福岡まで行っちゃおうかめちゃくちゃ悩んでます、今…

はじめに

前回のnoteを読んでないと何がなんやらだと思うので、まだ読まれてない方は先にこちらから。

今回はその続きになります。


【お読みいただく前に】
・前回以上に長文です。痛さも前回以上なので無理に読まないように…

・何かしら間違えてる部分もあるかもしれませんが、過去にしっかり美術/芸術を学んだ人間が書いた記事ではないので何卒ご容赦ください。
明らかに違う所があればDMとかでコッソリ教えてくれ

・記事内における作品等に対しての解釈はあくまで "一ファンの見解" であり、万年喪服様ご本人による正式なものではございません。



時はさかのぼって二月下旬、リクエストの承諾後。
依頼させて頂いた絵の制作過程を 万年喪服 さんが配信されてるのを覗いた際、ラフの段階で仕上がりが想像を越えすぎて浮かんだ考えが一つ。

「この絵、ちゃんと額装して芸術作品として "真の完成" の状態に出来たら最高なんだけど、どうにかならんもんか…」

なんて思いつつskebのサイト内を巡回してたところ、目に留まったページがこちら

印刷してお届け

「いや、めっちゃお手軽やないかい!!!!!!」

今回はこのサービスについての話を中心に、関連した事や、前回の記事の投稿後に起きた出来事、"実はskeb開始以前に購入してた物" についての話を書きます。



依頼絵の受領・前回の投稿後にした事

ブースト

skebに実装されている "納品後に金額の上乗せとメッセージの送付が出来る機能" です。作品の仕上がりに本当に心を動かされたので、心ばかりの金額ではありますがお送りさせて頂きました。
ただ、支払い後に知ったんですが、依頼料以上にskebに引き抜かれる手数料の割合が高いので「こんなに抜かれるなら最初からもっと多めにお包みした方がよかったかな…」とも思いました。反省…

…しかし限界オタク相手にシステムがあらゆる意味で完成されすぎてる

またご依頼させて頂く機会があれば、この辺の配分についてはもう少し検討いたします。


「印刷してお届け」

冒頭で述べた、クライアント向けにskebが提供してるサービスです。

リクエストした作品をご自宅で飾れるようになりました。
料金は¥2,500から。お気軽にご注文いただけます。

skeb内、印刷してお届け ページの概要欄

リクエストを送信したクライアントのみが利用できるサービスで、イラストの納品が完了次第すぐに注文が可能です。
定型サイズの縛りがなく、ディープラーニングによる解像度処理にも対応してるので小さめのイラストでも手軽に "形あるもの" にすることが出来ます。

少し調べた感じだと、タペストリーやアクリルマウントを注文してる方がほとんどで情報が手に入りませんでしたが、とにかく "ちゃんとした一品" にしたかったので今回はウッドフレームを注文しました。

なので、この記事が "注文を検討してる人" のためになれば幸いです。

¥15,000〜とは言っても、サイズを上げたりするとそれ相応に価格は上がります (当たり前)
でも仮に解像度の低い作品だったとしても独自の補正技術で高精度に印刷してくれるうえに、単品で買うとそれなりに高額なフレームが付いてこれなら充分お値打ち価格なのでは…?


印刷サイズやフレームカラーの選択は事前に目星を付けていたので、納品を頂いた日のうちに注文を済ませ待つこと一ヶ月、遂に品物が届きました。

ラップ+外箱+緩衝材+段ボールで保護  の状態で届きます。安心!
(写真は段ボールだけ外した状態)
おもいっきり指が映り込んでますが "ドキドキしすぎてた" ってことで…

この5年弱の間でこのキャラクターに気持ちを揺さぶられたことは多々ありましたが、今までのそれとは明らかに違うものを梱包を開いた瞬間に感じました。

もうええて


現物から感じた事、改めて観ての感想

映り込み防止のために斜めから撮ってるのでいろいろとアレですがご了承ください

フォトペーパーへの印刷がどのような出来になるか予想が付かなかったので不安な気持ちもありましたが、期待以上の仕上がりでした。
写真では分かりにくいかとは思いますが、元データで綺麗だった髪やドレスのグラデーション部分、グローブの細かい柄なんかもバッチリで、印刷技術の高さに感謝すると同時に、改めて万年喪服さんの技術の高さを思い知りました。

ピンクやパープルの色彩が万年喪服さんの描き出す世界の重要な要素のひとつなのは依頼絵以前の作品でも感じてましたが、パッと見は白に見えても実際はそうではないショールや髪飾りの色合いが印刷を通すことでより美しく見えました。描き手からすればそれなりにアクもあるであろうキャラをモノにして、ご自身の世界に落とし込んで頂けてるのがたまらなく嬉しかったです。

「本格的な背景はskebでは基本的にナシ」とストーリーズで事前に告知があったので、背景があることへのありがたさは納品段階でも感じてましたが、印刷を通したことで改めて強く思いました。
鏡さん自身や身に付けてるアクセサリーが背景のおかげでより強く引き立ってる気がして、全体のバランスの良さを再認識しつつ、過去に手掛けられた作品の 花の女王 に通ずるものをデザインから感じたり…

お伝えしてないうえ、お送りした資料でも説明されてる箇所が無いはずなのに、背景の花が公式でもイメージフラワーとして設定されてるバラだったことにも驚くと同時に「逆にピアスや髪飾りが他の花なのは"界隈の外の人だからこそ出せる発想" だよなぁ…」と万年喪服さんのセンスの良さを感じました。
前回の記事でも似たような事を書きましたが改めてしみじみ…

ぱずるだまのCPU戦デモ。古式さん戦はプレイヤーのキャラによって薦められる品種が変わる


(ちょっと話が逸れますが、本格的に背景も仕上げてる時の万年喪服さんの作品の緻密さや手の込み方、正確さは本当に凄いので興味のある方はぜひそちらもチェックしてみてください。
    

特にストリート風のイラスト は昨今の作品とは毛色が違ってるうえに元ネタのあるステッカーが沢山描かれてたりして、元々自分がそっち方面のカルチャーが好きなのもあって、他の作品を観させて頂いてる時とはまた違った気持ちで鑑賞出来ましたし、万年喪服さんの知識の広さや資料集めの上手さにも改めて驚かされました。
カイカイキキFR2トイマシーンシュプスピットファイアーチャムスOBEY×NOFXストーンズ… 他にもまだまだ自分が知らない物も沢山盛り込まれてる気がしますし、グラフィティやタトゥーのセンスも "その界隈でのスタンダードなもの" よりも一歩踏み込んだデザインに見えて好きです)


納品段階でも感じてた「上達や進化が目ざましすぎて "以前の万年喪服さんの作品" と "最近の万年喪服さんの作品" は、もはや別物」という印象も、印刷を通したことでより強くなりました。
もちろん以前の作品が好きだった気持ちが依頼のキッカケにこそなってますが、今回の依頼絵といい「あんたが私で狂っても~のリメイク」 (本記事執筆開始時点での最新作) といい、最近の作品はどれも鬼気迫るくらいの勢いを感じています。過去の作品を観返して改めて思いました。
芸術に詳しい人・自身でも描ける人や、自分よりも年季の入ったファンの方々と比べたら "分かってない事" も多々あるでしょうし観てきた時間も短いかもしれませんが、それでも去年の夏から今日までは真剣に追ってきたつもりなので、この点に関してはそれなりに自負もあります。

(と、この段落の下書きは三月中に書いてたんですが、四月に入ってからアップされたコンペ参加用の作品へ、万年喪服さんと同じ福岡でご活躍されてるイラストレーターで、恐らく "一番近い立ち位置でずっと喪服さんの作品を見てきた方" であろう NAKAKI PANTZ さんが「絵が上手すぎる」といった主旨のリプライを送られてるのを見かけて、この辺りの感想は確信に変わりました)


印刷色に違和感を持った方へ
skebの印刷サービスの製品は一般的な印刷で使われるCMYK方式ではなくRGB方式で制作されてるので、もしかしたら色調の面で万年喪服さんが本来意図した表現と違う箇所があるかもしれません。
あと俺の部屋の照明や写真そのものがクソな可能性も考慮してくれ



「あたしのこといつまでも気高くいさせてね」の話

(ギャラリーでの展示&販売、インスタ初出、ILLUSTRATION 2023掲載時 のそれぞれ全てでタイトル表記が微妙に違ってて、この中で1番新しい「わたしのこと、いつまでも気高くいさせてね」が恐らく正式なタイトルかとは思いますが、初めて見た時の衝撃も大事にしたいので本記事ではインスタ初出時のタイトルで扱います)

ページ冒頭の段階で「お前どさくさに紛れて違う絵も買ってね???」と思ってた方もいたかと思いますが、次は "もう一つの購入品" の話をします。
とりあえず現物の写真をいくつか。

営業所へ受け取りに行った時に「あー!あの大きい荷物ですね!」とか言われて笑ったし、マジでデカくてもう一回笑っちゃった
こちらも梱包が丁寧でありがたい…
リトグラフや複製原画の類は過去に何枚か買ってますが、こんなにちゃんとした証明書が付いてたのは初めてですし、今までにない満足感がありました

前の記事でも触れましたが、数々の万年喪服さんの作品のなかでも特に思い入れのある1枚です。
"依頼のキッカケの大元" を辿っていくと、初めて万年喪服さんの作品を見た書籍のページやその表紙のNAKAKI PANTZさんのイラストだったりするかもしれませんし、仮にこの作品が存在しなかったとしても依頼をしたとは思いますが、万年喪服さんの描く世界に決定的に惹きつけられたキッカケは間違いなくこの作品です。

・依頼するチャンスが掴める保証もなかった
・これだけ時間が経っても見入ってしまう作品なんだから絶対手元にあった方がいい
・コレを買うことで直接万年喪服さんに対してどのような効果があるかは分からないにしても「"複製画が更に1枚売れた" って実績に関わること自体は絶対に悪い方に転ばない」と思った

等々の理由で、実は依頼よりも前の1月頃にはもう注文をしてました。

"万年喪服さんが自身の世界で創られた作品" と、自分の依頼した作品を過度に結びつけるのは良くないかもしれませんが、実質的に今回の依頼絵のご先祖様のようなものだと思ってます。


複製画を観ての感想

絵の部分のみで51cm四方なので実物の存在感は凄まじいです

画用紙のような変わった紙 (無知で小学生みたいな表現になって申し訳ない) に印刷が施されたのもあってか、複製画になると全体的なコントラストをより鮮やかに感じられて、背景の色彩と寒色中心の服装の乙女のギャップの深みが更に増した気がします。
乙女の表情の魅力や美しさはもちろんとして、その裏に隠れてる毒気や蠱惑の部分も画面越しに観てた時以上の強さになってると思います。

初めてこの作品を見た時は「こんな配色や塗り方をする人がいるんだ…」と背景の色彩にも大きな衝撃を受けましたが、青みが強い部分や右上に少しだけある緑の部分も複製画で改めて見ると、より強く美しさを感じて "初めて見た時の気持ち" を少し思い出しました。
もちろんデジタル作品なのは理解してますが、紙に出力された背景をずっと見てると "絵具や筆で描いたアナログ作品" のように見えてきて、今も合間に作品を眺めつつこの記事を書いてるので不思議な感覚がずっと続いてます。


今回手元に届いたエディションは2/30でした。
まだ自分が気付けてない要素や見どころも沢山あると思うので "1/30を購入された方" は機会があればぜひお話聞かせてください。


両方の絵に共通する要素

なぜ未だに観る度に両作品とも見入ってしまうのか自分なりに考えてみたんですが、作品の中にいる乙女と自分の距離感が "向かい合った主観視点" として考えると絶妙に近い距離なのがドキドキするポイントな気がしました。
強い魅力に惹きつけられる反面、裏に秘められてるものも垣間見えて、もう一歩がこちらからは安易に踏み込めないような…
その "甘さや色香と、緊迫感が両立する距離" から見えるものを切り取るとこういった形を成すのではないかという気が自分はしてます。



限界オタクのたわごと

(拡大解釈が度を越してる気しかしないので話半分で読んでください)

両作品を通じて感じたこと
上で述べたことも踏まえて、(少なくとも今回取り扱ってる二作品で) 万年喪服さんが真に描き出してるのは "女性の本質的な美の部分" だと個人的には考えてます。具体的にそれが何かというと、魅力に溢れる人特有のオーラのようなものや、それこそ気高さだったり…
もちろん表面的な美 (たとえば乙女に関しての話であれば、俗に言う "顔がいい" とか可愛らしさとか) の要素もどの作品内にもあるとは思いますが、本当に重要かつ独特なのは上記のオーラ等の部分で、"表面だけの絵" なら適当に石を投げれば当たるくらいにこれだけ世の中に溢れてるなかで "他の人の絵とは違う何か" を一目見た時から感じたのは、そういった本質に無意識下で惹きつけられてたのかなと今は考えてます。

なぜ万年喪服さんにそれが描けるかというと、
万年喪服さん自身が強い向上心や気高さを持ってるから
だと、日頃ストーリーズで発信されてる内容や作品の扱い方を見てて感じました。
( "ここでそう思いました!" なんて、具体的にその発信されてた内容を書いたり転載したりするのはなんか違う気がするので、これに関しての詳細は伏せます)

特にこの一ヶ月はご自身の作品を本当に大事にされてるのが何度も伝わってきて、もっと著名なアーティストでもここまで徹底出来てるのが傍目に見てて明らかな人はあまりいない気がしてますし、万年喪服さんの作品を一番愛してるのはファンの誰かや業界関係者の誰かではなく、万年喪服さん自身だと自分は感じてます。

"自身の作品を好きでいる・自信を持つ" のは容易い事じゃない。



嬉しかった事

・第三者からは当たり前だと思われるかもしれないけど、自分の依頼絵がinstagramで万年喪服さんの他の作品と一緒に並んでる事が本当に嬉しかった

無断転載がしたいわけではないので、今回の話題の主役ではない作品にはモザイクをかけさせて頂きます…

後々になって他の方の依頼作品も追加されてはいますが、その中で1番最初、かつ思い入れのある作品の隣に (特定のページを開いてる時に限り) 自分の頼んだ絵が並ぶのは感慨深かったですし「俺やっぱこの人の作品全部好きなんだな…」と、自分の事ながらしみじみしました。

ていうか依頼絵を自分のSNSでどこまで公開するかはクリエイターの自由だし、当たり前じゃないぞコレ


・万年喪服さんが「鏡魅羅 "さん"」と表記してくれた

pixivでの投稿

そもそもあくまでお仕事なので基本的にはどう表記されてたってなんとも思いませんし、その辺を強要するつもりも一切ありませんでしたが「率先して自分が "ちゃんと" すれば周りも察して合わせてくれる」と、日頃あらゆる局面で思う瞬間があって、それが出たような気がしてます。
そもそも30年近く前のゲームのキャラ相手にさん付けしてるのが頭おかしすぎるんだけども

界隈内で特に尊敬してる方の一人である とんかつ。 さんが以前言ってたことの説得力が数年越しに重みを増した気もしてます。


・noteの投稿後に万年喪服さんから頂いた反応 
前回の記事の投稿後、twitterでご紹介を頂いた後instagramのストーリーズでも再度ご紹介頂いたり、その数日後には「褒められたら伸びるタイプなので絵を描くやる気が止まらないし、生徒を褒めちぎってグングン伸ばしたい」 (原文のままではなく要約) といった内容の投稿をされてるのを拝見しました。

万年喪服さんが私生活でどなたかに褒められた可能性や他のクライアントの方とのやりとり等、自分以外の要因もあるかもしれませんし、思い上がりもいいところなので本来こちら側から口にしてはいけない事ではありますが、もし万年喪服さんのモチベーションに対して良い刺激を自分が与えられてたとしたら嬉しいかぎりです。

反面「もっと自分にフォロワーが沢山いたらよかったんだけどな…」と、そこそこ長くSNSをやってて初めて思ったり… (一応言っとくと、自分の売名とかじゃなくて "フォロワーが多ければもっといろんな人に喪服さんの作品の良さが伝えられたのに" の意)


・skebの登録者数がハネたっぽい。
公開作品にするかどうか迷った旨は前の記事でも書きましたが、多くの人に見て頂ける形にして本当によかったと思います。


・親しい人たちからの反応もよかった
依頼絵での反応もいろいろありましたが、リメイクのRTをした後に「〇〇さんがRTをいいねしました」の通知が何件か来たのも、自分の好きなアーティストの作品を自分の好きな人達も好きになってくれてるのが分かって凄く嬉しかったです。

あとはDMやLINE等でも界隈の人から別の繋がりの友人まで、連絡をいくつか頂いてとても温かい気持ちになりました。
自分から話振ったりもしてるから頂いたってのは適切じゃないかもしれんけど…

・断末魔で草
・"自分もやってみたい" とか思ってくれるの嬉しすぎる
・一緒に喜んでくれる人がいることのありがたさ
いろんなことの重みを再認識して泣きそうになったDM

・依頼段階で自分と万年喪服さんがそれぞれ想定してた以上に、一つの作品の完成に付随していろんないい事が自分にも万年喪服さんにもその他の人達にもあったように感じてる。
自分が頑張るのではなくて誰かの頑張りを応援する道もある事に気付けましたし、もっと他人に良い影響を与えられるようになりたいとも初めて思いました。それなりにいい歳して今更何言ってんだ

・かねてから「感情表現があまり得意じゃないけど "褒め上手" になりたいな…」なんて思う瞬間が度々あって、やっと成功例がひとつ出来たかもしれない。
少なくとも "薄っぺらい褒め" にはならなかったようでホッとしました。 
(相手との関係性にもよるけど自分がそれでモヤった経験もあるので)


ヨイショしすぎだと思う人もいるかもしれませんが基本的に前回も今回も全部本心を書いてて、結局何故この記事を書いてるかというと、上で述べた万年喪服さんのストーリーズを見て "褒めのサイクル" を大事にしたいと思ったからです。

俺が喪服さんの作品を褒める→喪服さんのテンションが上がる→喪服さんが生徒さんを褒める→生徒さんのテンションが上がる→喪服さんの作品も生徒さんの作品もより良いものになる
俺がnoteを出す→喪服さんの作品がより多くの人の目に留まる+自分も褒められる→俺のテンションも上がる

という具合に、作品の完成に伴う流れの近くにいる人たち全員でいい思いが出来たら、それって最高じゃないですか?

そもそも好きなアーティストの事で嘘を書くわけもないしな…



自分の課題

作品のタイトル

万年喪服さんの作品はタイトルがセリフ調になってる事が多くて、その言葉のセンスにも惹かれてました。
今回購入した「あたしのこといつまでも気高くいさせてね」もそうですし、例えば他に気に入ってるものだと

「物じゃ私は満たされないの。だからあなたで満たされたかった。」
(この作品、個人的には万年喪服さんの作品のなかでも屈指の毒気や翳りが含まれてるように感じてて、そこも気に入ってます。)

「ごめんね、あたしは誰も愛してなくて。」
「あなたの体温みたいな季節が来たのに、わたしに春は来ないらしい。」

なんかがありますが、この辺に関しては万年喪服さんが全作品に共通するテーマとして重視してるであろう "乙女心" が特に表れてるんじゃないかと思ってます。
なので、今回の依頼絵も自分なりにタイトルを考えてこっそり楽しもうと最初は思いましたが、ビックリするくらい言葉が浮かばなくて悶々としてます。今まで万年喪服さんが手掛けられたどの作品のどの乙女よりも知ってる人物のはずなのに…

もしかしたらご本人の中ではもう決まってるかもしれない (ですし、もしそうであればぜひ知りたい) ですが、自分は自分で腰を据えてじっくり考えたいので、複製画を何度も見ていくうちに何かふさわしい言葉が見つかったらいいなと思ってます。


挑戦してみたい事

あいにく遊びレベルの技術しか持ち合わせてないのでそういう規模での話ですが、自分は趣味でDJをしてるので万年喪服さんの作品世界へのイメージや、作品から受けたインスピレーションを基にミックス、もしくはプレイリストを作ってみようかなと検討してます。
絵そのものや「乙女心」「毒気」「翳り」といったテーマ、作品の世界観に沿わせて、シティポップやフューチャーファンク、はたまた隣の半島のメロウな曲なんかを引っ張り出したり新たに掘ったりしつつ、ターンテーブルとの戦いに勝ったらyoutubeやSoundCloudにそのうち何かアップする… かもしれません。 



宣伝

・万年喪服さんのskeb
https://skeb.jp/@mnnnmfk
今は関心のないキャラでも万年喪服さんの再解釈が入ったら自分も好きになれて趣味の幅が広がる予感がしてるので、いろんな人が依頼してくれたら自分も嬉しいです。次回の開始まで一緒に待ちましょう。
絵のコミッションの他にアドバイスも承るそうなので「私もこんな絵柄で描けるようになりたいわ…!」なんて方もぜひ。


「skeb再開まで待てん!今すぐ学びたい!!」という方にはCLASS101+のオンラインクラスをオススメします。

クリスタの設定や時短のための技術から、魅力的な絵を描くために必要な思考力と作画力をステップアップするためのカリキュラムを配信されてるそうです。
自分は絵に関しての知識や才能がないので、技術的な事なんかはあまり作品から理解出来てる方ではない気がしますが、そんな自分でも
「どういった事に気を払いながら描いて、この表情や色彩が産まれてきたんだろう…?」
「この人には世界がどんな風に見えてて、自分の作品にどう落とし込んでるんだろう…?」
というのは初めて作品を見た時からずっと気になってたポイントなので、それが学べる場所の価値は非常に高いような気がしてます。

ページ後半のインタビューを読んで「実直な方だな…」と改めて思いました

・新グッズ

アクリルスタンド、ランダムトレーディングカード等のグッズが新たに発売されるとの事でした。
ご自身で直接のデータ入稿+監修、アクスタは人間部分に白版が入っていて花部分のみが透ける仕様、ラントレのシークレットはサイン入り と、今までのグッズ以上にこだわって制作されたそうで自分も発売が楽しみです。

通販あるといいな…



あとがきと余談

前回のnoteを公開してから数日経ったくらいの段階では「いくら "めちゃくちゃ好きな作家とめちゃくちゃ好きなキャラが一つになった最強の作品" だとはいえ、時間が経ったらさすがに少しは落ち着くか…?」なんて思ってましたが、この一ヶ月ほどの間で日に日に依頼絵どころか万年喪服さんの他の作品もひっくるめて思い入れが強くなっていってて、自分でもビックリしてます。
どこに向かってるんでしょうね????????

「単純に美しい絵である以上に、自分にとって大事な物も沢山含んだ作品」
「今の年代の自分の趣味嗜好や形成を象徴するような作品」
(私事ですが、誕生日が近くてそろそろ節目の歳になるので)
を二つも手に入れられたように感じています。

依頼・印刷のサービスの場を提供してくださった skeb 
複製画を販売してくださった +ART GALLERY 
そして何より、素敵な作品を仕上げてくださった 万年喪服 
多くの方々のおかげで貴重な物と機会を得る事が出来ました。重ね重ねになりますが、本当に感謝しています。この度はありがとうございました。
ここまで読んでくださった方もありがとうございました。



余談
3月の下旬、自分が関東に遊びに行ってたタイミングで万年喪服さんも関東にいらしてるのがストーリーズで分かって「喪服さんも楽しまれてるようで何よりだな…」とか思いつつ自分も池袋やら新宿やらで所用を済ませ、宿に戻ってなんとなくインスタを開いたところで、万年喪服さんが同日に新宿マルイアネックスの SHED BY ACG に足を運ばれてたのを知って「これ、時間帯的に駅とかですれ違ってたんじゃね!??」と超ビックリしたうえ、リサーチ不足で万年喪服さんの作品のグッズがそこで販売されてる事を知らなかった自分を恥じたり「もしかしたらご挨拶くらいは出来たかな…」等、いろいろ思うところがありました。

ただ、当たり前ですが貴重なプライベートのお時間に干渉はしたくないですし「在廊される展覧会とかの "ちゃんとした機会" で作品に関してのお話を伺える事がいつかあればいいな…」と、依頼以前から思ってたのでこれが正しい道な気もしてます。
(というか次の日に行ってお店の雰囲気も見て思ったけど、もし心構えなしにあそこでバッタリ会ってたら動転する予感しかしないし、聞きたい事は事前に整理しておきたいし、何より嫌な印象を与える可能性も考えたら恐ろしくなったのでマジでこれでよかった)

棚の一角に並んでるのを実際に見ると "何度もインスタで観た作品" でも、また新しい印象を受けたりもしました。
(お店の方から撮影許可頂いてます)

好きな絵のグッズがあったのでいくつか購入させて頂きました。

「花の女王」のアクリルパネルと
「嫉妬したって仕方ないから常に最高の自分をブチあげてくの」
「あたしの1番大事なやつと交換ね」
「さくらんぼ狩りの少女たち」
のポストカード

気持ちだけで言えば全部買いたいくらいだけど "自分だけが" 喪服さんの作品を好きでもあまり意味がないし、安価なグッズを販売することの意義は
「多くの人に手に取ってもらうこと」
「購入者から作品が発信される事で、より多くの人の目に入ること」

にあると思うのでこの程度で…
脳死で全部買っても意味がない。

ただ、以前に万年喪服さんが
「気軽に手に取れる可愛いグッズをたくさん作りたい気持ちと、娘たちは高貴なレディなので安売りせずに絵画としてのみ売りたい気持ちが錯綜してる」
「世間的に見ればコミックイラストかもしれないけど、描いてる娘たちは芸術品だと思ってるのでアートの界隈に鎮座したい」
といった旨をストーリーズで発信されてたのを個人的には非常に重要なことだと感じてて、お手頃な価格で万年喪服さんの作品が手に入るのは嬉しい反面、ファンとしてはその意思を尊重したい気持ちもあるのでポストカードは少しでも "芸術品" らしく扱えるように額装しました。
その辺りが気になりだして、ゲームのキャラのイラストを頼んでしまったことに引け目を感じてる部分も少しあったり…

フレームに入れただけじゃ「ウチのは芸術品です!」なんて口が裂けても言えないけど、せめて最低限の体裁を整えて迎え入れるくらいの気概は持ちたい。
現物はちょっとラメっぽいプリントがされててデジタルの状態とはまた違う味わいがあるのでオススメ。マルイで買えるグッズでは一番いいかも。

同じ理由でアベイルコラボのTシャツも額装しました。
着る用に買った二着目は「全国でいろんな人が買ってるだろうし、自分のは個性つけて一点モノにしたいな…」と思ったのでスリットを入れて、裾丈に前後差も作りました。メンズボディのTシャツでも裾の処理でちょっとレディースもののような感じになって、作品の雰囲気にも少し寄せられたような、そんな事もないような… アパレル関係に深い造詣があるわけでもないのに自分で断言するのはちょっとハードルが高いのでやめときます🤷‍♂️

そんな感じで、全部とはいかずとも気に入ったグッズは購入させて頂いてますが、どんな物が一番欲しいかを考えるとやはり「高品質な絵画」なので

・再び「なにがなんでもこの絵は手に入れたい!」と思えるような万年喪服さんの作品が出てくること
(あたしのこと~ に関しては初めて見た瞬間からほぼその心境でした)
(とか言ってるうちに、最近 いちろーさんの曲 にハマってきた効果で「2人だけのアバンチュール」が若干欲しくなってて自分でも怖くなってる。誰か止めてくれ)

・複製画を製作出来るような機会を万年喪服さんが得られること
(過去の販売例から察するに、恐らく複製画の製造や販売に関する "大人の事情" は万年喪服さんお一人でどうにかなるものではないようなので)

・自分にも購入出来るチャンスが訪れること

その全てが揃う日を楽しみに待とうと思います。




「"チェヨンの共演者の人" ほど爽やかなナリじゃないし、スーツの画像も使い古されてるし他に何か有名なミームなかったっけ…」と前回から思ってたら、喪服さんのストーリーズから先日答えが見つかって草。俺こっちだわ…

ってのはともかく、重要に感じるのはラスト2行。
人柄までひっくるめて褒めまくっておいて言うのもおかしいかもしれませんが、自分レベルの小さい規模の話でも "作品やネットで発信してる内容のイメージ" なんかと "実際の村上" をゴチャゴチャにしたような話をされてげんなりした経験が過去に何度かあったりするので。

自分のこと以外でも「"その辺がぶっ壊れてる人" に絡まれてる人」を見かけてモヤモヤした経験もあるし、先日 "知人のイラストレーター" と飲んだ際にもいろいろヤバい話聞いたしで尚更…


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