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Ace Hotel Kyoto(京都市中京区)★★★☆☆[3.5]

【アクセス】
東京駅ー京都駅 2時間11分
京都駅ーホテル 車で約15分
(烏丸御池駅からは直結)

【ホテル概要】
In 15-24:00
Out 12:00

2020年6月に開業した、隈研吾とLAのデザインチームCommuneのコラボによって内装デザインされている全213室のホテル。
複合施設「新風館」の中に建てられており、ショッピングやコーヒーも楽しむことができる。

【良かった点】

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↑駅直結・コンビニまでも近いという立地なので景観は良くないが、窓を開けずとも絶妙なセンスの内装だけで十分楽しませてくれる空間。

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↑スタッフの方々からのおもてなし感を感じる直筆のメッセージカード。欲を言えば、名前も書いていてくれると特別感が増すように思う。


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↑一般的には紙などが使われていることが多いドアプレートも、内装の雰囲気に合うように工夫されていて使う側も見る側にも配慮されている。


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↑ミニバースペースの棚にグラス類が並べられているので取り出しやすく使いやすい。埃が入らないように何か配慮されていると安心して使用できる


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↑アイロンやドライヤー、ランドリーバッグにまでこだわっており、且つ分かりやすい。


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↑スエット生地のバスローブは見た目もお洒落で着心地も良いが、バスローブとは別でパジャマなどの部屋着を用意してあると尚良い。
フロント前で17,900円で購入可。

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↑ターンテーブルと数枚のレコードが置かれており、「過ごし方の提案」がされている。
実際、レコードの音楽を聴きならがらお酒を飲む時間はリラックスできた。

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↑ベッドのヘッドボード横にTVのリモコンが収納されている。やや生活感が出てしまっているが、宿泊者の導線が読まれていて良い。

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↑複合施設「新風館」の中にホテルが建てられており、グリーンの使い方やお店のセレクトにもセンスを感じた。


【気になった点】

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↑ウェルカムドリンクの赤ワインハーフボトル。
「ウェルカムドリンク」なので、ホテルに到着して最初に飲みたいものではないように思う。ハーフボトルで用意するなら冷えたシャンパンの方が個人的には嬉しい。

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↑ミニバーが有料なのはどのホテルもお馴染みではあるが、せめてコンビニでも買えるようなスナックは置かないで欲しい。
最低限、価格が知れ渡っていない物にするか、地域限定のような品揃えにしてほしいところ。

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↑スイッチ類が分かりにくい。
すぐにオンオフが切り替わるものと、調光できるものが混ざっている点もより一層わかりにくかった。


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↑バスルームの仕様は開放感があり広く見えるようになっているものの、
シャワーを使うのは勝手が悪い。
床に傾斜がつけてあり、洗面スペースに水が行かないようになっているが抵抗があるので、シャワーとタスタブを一緒にしてガラスで洗面スペース区切られている方が使いやすい。

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↑洗面台にあるアメニティはこの3点のみ。
歯磨き粉もなく、タブレットと歯ブラシなのでコンビニで歯磨き粉を購入。
サスティナブルを意識しすぎて不便になっている。

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↑アートを楽しむ空間と謳っているが、コンセント周りが雑。
アート好きな人は、細かいところ・見えないところも美しくあって欲しいはずなので細部にまでこだわっていると良かった。



【アメニティ】

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↑バスルームのアメニティはukaとACE HOTELのコラボ商品。


【総評】


今回の実際の宿泊費は2名で86,5470円(78平米エーススイート)。
食事なし大浴場なしに加え、ホテル全体の雰囲気がカジュアルなので余計に料金が高いように感じてしまう。

しかし、カジュアルな雰囲気の中で全体的にまとまりがあり、日本橋の「K5」や渋谷の「hotel koe tokyo」などのホテルに似た空間であるが、格段にセンスが良く圧倒される。
アクセスも良いので京都に行くなら立ち寄りたいホテルではあるが、ここだけのためには行かない、「ホテルのために旅行に行く」のではなく「旅行のために行くホテル」だと思う。

また、このホテルはペットOK(犬のみ)とのことであるが、今回宿泊した部屋には布製のソファやクッション、ラグなども置いてあったのでペット可の部屋の工夫や配慮も興味深い。