見出し画像

ザ・リッツカールトン日光★★★★☆


【概要】

2020年7月オープン。国内5拠点目となり、部屋は全94室。
日光国立公園内の中禅寺湖の湖畔に位置しており、リッツ初となる温泉も楽しめる。

In 15:00
Out 12:00

【部屋】

↑桜の木で作られたルームキー。
エレベーターにかざすと宿泊する部屋の階数が点灯するので便利。

↑部屋は淡いトーンの木と間接照明で柔らかくて落ち着く雰囲気。
栃木の伝統工芸「鹿沼組子」がモチーフになっており、陰影や光の透け具合がとても素敵。

↑ベッドエリアとリビングエリアの間にはガラスの扉。
視界が広がるので開放感がありつつも、用途によっては仕切ることが出来て良かった。

このエリアのテーブル&椅子&ソファの他に、ベッドサイドにカウチ&サイドテーブルもあったが、仕事をするのに丁度いい組み合わせがない。仕切りもあって落ち着く環境なのでワーキングデスクがあればワーケーション需要も増えそう。

↑ウェルカムスイーツは箱がおしゃれ&味や彩りのバランスも良い。旅先でその土地のもの(今回はとちおとめ)が出迎えてくれるとやはり嬉しく感じる。

↑バスルームときちんと仕切れるのは個人的には好み。扉は大きいが透かし彫りのせいか圧迫感はない。
ベッドからのビューが、左右対称な配置や照明も含めてとても素敵。

↑トイレ→洗面エリア→バスルームまでは広々としていて良い。メイク用に1脚くらい椅子があっても良いかも。
2ボウルあるのは嬉しいが、ボウルが小さく水はねが気になる。スペースはあるのでもう少し大きめを気にせず使いたいところ。

↑バスルームは、扉を開けるとリビングエリアに繋がる。
ファミリーで滞在の時などは入浴しながら家族と会話が出来るので楽しそう。

↑椅子のサイズが中途半端なのでもう少し大きいサイズor二脚ほしい。
リバーサイドビューは川の向こうの景色(かなり古めの建物)が目に入るので正直微妙。バスルームからも見えるのでカーテンを開け放してくつろぐ気にはなれない。


【設備】

↑クローゼットは入ると自動で照明がつく仕様。
広々としていて使いやすい。ハンガーも木製で重厚感がある。
スイート以外でも靴磨きサービスがあるのは旅行先では嬉しい。

↑スイッチ類はベッドサイドに集約されていて便利。
種類も無駄に分かれすぎていないのでわかりやすかった。

↑部屋の雰囲気と調和のとれたミニバー。扉を開けると照明が自動でつく。
手前に台が引き出せたりと、コンパクトながらも機能的で使いやすかった。

コーヒーマシーン【Nespresso】16,500円
ケトル【ラッセルホブス】11,000円

↑ミニバーの種類は豊富だが、無料なのは水、ネスプレッソ、TWGの紅茶のみ。サービス料も含めると高い。
館内のレストランやバーも閉まるのが早く、周辺に店もないため選択肢がここしかないのは辛い。

↑緑茶セット。
ティーバッグではなく急須と茶葉がきちんと用意されているのはホテルの和の雰囲気に合っていて良かった。

↑館内は洋食のレストラン以外は浴衣移動が可能。
浴衣の生地感も良く、羽織にはフリースのライナーがついておりとても暖かい。少し絞りが入っているので可愛らしく、食事の際にも邪魔にならないデザインで良かった。

バスローブor館内着として使う浴衣しか置いてなかったので、寝巻きも用意してほしい。


↑下駄は肌触りは良かったがその分滑りやすく、大浴場まで館内を少し歩くのでストレス。

↑館内Bagはシンプルなデザインで使いやすかった。
販売価格:30,000円



【アメニティ】

↑バスアメニティはリッツ定番のAsprey。泡立ちは悪く香りも強め。
その他は一般的だが、櫛だけでなくしっかりとしたミニブラシがあるのは女性には嬉しい。


【共用部】

↑ロビーはいくつかのエリアに分かれており、ライブラリや暖炉もあり居心地良い空間となっている。特に夕暮れ時は光の入り方もとても美しい。
アフタヌーンティーでは様々な種類の日本茶を楽しむことが出来る。

↑日本家屋の縁側に見立てている。

↑和食レストラン。懐石や寿司、鉄板焼きが楽しめる。

↑イタリアンレストラン『レークハウス』

↑本館にあるザ・バー
ビンテージのウィスキーも多く揃っている。


↑ホテル敷地の目の前には中禅寺湖と男体山。夕日が正面に沈んでビューは抜群。少し右手は古い観光地らしくスワンボートなどが並んでおり少し寂しい印象。


【食事】

↑朝食はコロナ渦なのでルームサービス形式。和洋を選択可能。
栃木産のものが多く、種類が豊富でとても美味しかった。


【まとめ】

内装のセンスやスタッフの対応が良く食事も美味しいとても居心地の良いホテル。国立公園の中に位置しており、中禅寺湖と男体山が目の前で立地は最高だが、部屋によっては景観を全く楽しめないのは残念。

ほぼ満室ということでレストランの予約も取りづらいくらいだったが、ホテル内の共用部が混み合っている印象はなかった。(圧倒的に部屋でくつろいで出てこないゲストが多いらしい)部屋がとても落ち着く空間なので納得。おこもりするには最適で個人的にはとても好きな宿だったが、館内レストランがバーを含めて全て22時までにはクローズしてしまうのは不便。
周りに何もないので、「食」のコンテンツにもう少し融通をきかせてもらえれば連泊したい宿。