天空の森 霖雨の森(鹿児島県霧島市) ★★★★★
2020/7.30-31
【移動】
羽田空港ー鹿児島空港 1時間50分
鹿児島空港ー天空の森 送迎車で約10−15分
【ホテル概要】
In 14:00-
Out 12:00
18万坪の広大な敷地に建てられたたった5つのヴィラ。
宿泊棟3つと日帰り専用の2つのヴィラからなる完全プライベートリゾート。
スタッフは約30名。専属で農家、大工、環境整備を担当しており、ホテル内の家具やレストランに使われる食材はここで作られている。
【部屋】
↑『霖雨の森』
3つの宿泊用ヴィラの中で一番小さい部屋。
森に囲まれており、ツリーハウスをイメージしてデザインされている。
↑入口は純和風。
すぐ隣は別のヴィラ『茜さす丘』だが、入口を進んでからは一切目に入らない作りになっている。
↑入ってすぐのベッドルームエリア。
予約時にベッドをダブルかツインか選ぶことが出来て良かった。
↑露天風呂と同じ泉質で内風呂も付いている。
↑ヴィラは入ってすぐのベッドルームエリアと別棟のリビングダイニングエリアに分かれている。
どちらも木を生かした建築で四方が窓になっており自然と一体になるような開放感のある作り。
↑リビングダイニングエリア。
部屋での食事を希望するとこちらで食べる事ができる。
↑奥のテラスには源泉掛け流しの露天風呂。
給湯口は見えないように底に配置されており、温度調節も可能とのこと。
↑このヴィラだけにある屋外のレインシャワー。
木で装飾されて、景観に馴染むようにデザインされている。
大自然の中で浴びるシャワーはここでしか出来ない体験で、最高。
↑周囲を山に囲まれており、人目を気にせずにくつろぐ事ができる。
↑スパを頼むと、ソファとエステベッドをセッティングしてくれる。
memo:エステティシャンは外部からで、天空の森の立ち上げメンバーで現エステティシャンと空港近辺で自宅エステを営んでいる2名が来てくれた。
腕はとても良かった。
【設備】
↑入ってすぐにWi-Fiの案内があり、主張が強く部屋の雰囲気を壊していて残念。Wi-Fiはつながりにくかった。
↑スイッチ類はレトロ。
ボタンやコンセント類は少しわかりづらく、欲しい場所になかった。
↑部屋に1つずつらくらくフォンが用意されている。
スタッフとの連絡はこれで行う。
敷地内どこでも使えるので、アクティビティ中に迎えを頼む時などにも便利で良かった。
↑食器類は最低限が用意されている。
↑冷蔵庫内はすべて無料。種類も数も多くて満足だった。
↑クローゼットが広くて使いやすい。
↑館内着、寝巻き、足袋が用意されている。
どれも肌触りが良かった。
↑タオル類も使い心地はとても良かった。
部屋に露天風呂が付いていることを考えると、もう少し予備を用意しておいて欲しいところ。
各所に葉っぱが飾られていて可愛らしかった。
↑内風呂のシャワーカーテンは部屋の雰囲気に合っていなく残念。
↑テラスには太陽で熱くなった時用にクロックスが用意されている。
基本的にはすべて裸足で過ごしてOKというスタイル。
左の木の箱は中に蚊取り線香が入っている。
各所に置かれていて、景観を損ねないように最大限の虫対策をしてくれていて良かった。
↑この部分だけすぐ近くで配管が目に入り残念。
部屋から目に入る室外機カバーは木のカバーがされており、見た目に配慮されていた。
↑消火器とベープが剥き出しで残念。
↑『ドレスコードは裸』
ベッドとソファはタオル生地が使われている。
肌触りもよく清潔感がありとても良かった。
↑室内の家具や照明は専属の大工スタッフが各部屋に合わせて作っている。
温かみがありオリジナルのデザインでとても素敵だった。
【アメニティ】
↑女性用のスキンケアはBAで満足度が高い。
男性用も用意されていて良かった。
↑バスアメニティはPOLA×デタイユ。
香りも泡立ちもとても良かった。
【共用部】
↑入口まで、軽トラックの上半分を切ったオリジナルのオープンカーで出迎えてくれる。園内の移動はすべてこの車。(2台あるとのこと。)
アトラクション感があってとても楽しめた。
到着20分前に電話が必要。
チェックイン時間を伝えていたのにも関わらず電話が必要だったため、少し手間に感じた。
↑まずはこの車で園内の主要なポイントを案内してくれる。
↑園内の池ではカモたちがお出迎えしてくれる。餌やりも可能。
↑園内を流れる川。
時期によっては釣りや川の中にテーブルをセッティングして食事を楽しめる。この日は雨で増量していたため出来なかったが、川の中に車で入ってくれて、ジャングルクルーズのようでスリルがあり楽しかった。
↑段々畑。
農家担当のスタッフがここで野菜を栽培し、旬の食材を食事に提供してくれる。
↑チェックインは丘の上で。オリジナルのパスポートにサインをする。
普段は面倒だと感じるだけのチェックインだが、アクティビティ感があって全く面倒に感じなかった。
↑自家製の梅ソーダがすっきりしていてとても美味しかった。
【食事】
↑到着してすぐに少し食事がしたいと伝えると、すぐに部屋に用意してくれた。メインの選択肢はパスタorカレー。
ソースは自家製でとても美味しかったが、運ぶ時間もあり麺が少し柔らかめな印象。
↑夕食前、日が沈む時間にもう一度丘の上に案内された。
シャンパンが用意されており、今度は逆側を見ながら夕陽を楽しむことが出来る。
案内をするとスタッフは一旦退いてくれて、移動したいときに電話で呼ぶシステム。気を使わずにのんびりと過ごせて最高だった。
↑夕食はレストラン棟でとる。
1組ずつの案内のため、プライベートな空間で食事が出来る。
↑ここの内装も大工スタッフによるもの。
照明も凝っていてとても素敵だった。
↑決まったレシピはなく、その時手に入った美味しい食材を使ってコースを考えているとのこと。
この時は、オーナー自らが竹を切り罠を作って獲った鰻を味わうことができた。
↑デザートは10mほど離れた場所に移動。
ワインセラー用に作られた建物だったが、素敵だったので食後のスペースとして使用しているとのこと。
雰囲気があってとても素敵な空間だった。
↑朝食は川の側にテーブルをセッティングしてくれた。
川の音を聴きながらとても気持ちの良い時間を過ごせた。
↑園内の野菜を使った料理が多かった。
美味しかったが、素材を生かした優しい味付けのため物足りない人もいるかもしれない。
【総評】
とても素敵な宿だった。
画一的なサービスが多い中、その時や季節によって一番だと思うおもてなしを全力で対応してくれるので、他では味わえない経験が出来る。
自分たちのためだけに用意されたものという特別感。
園内ではゲスト同士が顔を合わせることがないように動線も配慮されており、非日常を味わうことができる。
オーナーも未だ現役で園内で活動しており、こだわりや愛がつまった場所だと感じられた。
自然と調和した魅力がたくさんある宿だったので、ぜひ違う季節の別の一面も見てみたい。
【Memo】
・公表はしていないが、リピーターはペット同伴可能とのこと。
・日帰り客はヴィラ滞在のみで、園内のアクティビティ利用は出来ない。