キンプトン新宿東京★★★☆☆【3.5】
【ホテル概要】
2020年10月開業。
キンプトンホテルは1981年にブティックホテルというコンセプトを初めてアメリカに導入したホテルチェーン。1つとして同じデザインがなく、今回OPENした日本初のキンプトンホテルは、NYマンハッタンのアートシーンをテーマに掲げ、NYスタイルと和の融合を図っている 。
ペットフレンドリーなホテルでもあり、犬に限らずペットとの宿泊が可能。
客室だけでなくホテル内のどこでもペットを連れて歩くことが出来る。
In 15:00
Out 11:00
【アクセス】
都営大江戸線都庁前駅より徒歩8分
JR新宿駅南口より徒歩12分
【部屋】
↑ジュニアスイートルーム(40平米)
入り口から右手はデスク&ミニバー&バスルームへ続き、左手がベッドルームとなっている。広さはないがセパレートになっているので過ごしやすい。
↑ウェルカムスイーツはホテル内のカフェで販売されているもの。NYスタイルのカップケーキが可愛らしい。
加えて手書きのメッセージカードには宿泊者&ペットの名前も書かれており、心温まるサービス。
・ケトル【BALMUDA】11,000円
・コーヒーマシーン【NESPRESSO】21,780円
↑無料のミニバーはコーヒー&緑茶のみ。
ワイングラスはリーデル。急須は南部鉄器。
↑部屋はシンプルな中に和テイストのアイテムが散りばめられている。
照明はかんざしをイメージしているらしい。
ヘッドボードの絵などは「和」を取り入れようとしすぎて正直微妙。外人向け?なのか、、シンプルな方が良いと思う。
ベッドサイドのアイテムは生活感のないもので揃えられており、シンプルにまとまっている。スイッチやコンセントもベッドの両サイドに配置されていて、表示も分かりやすい。
テレビのリモコンやタブレットもケースの中に入っており、目隠しされていて良かった。
↑ホテル内の案内やルームサービス等は全てこのタブレットから。
深夜帯もフードが頼めるのは良い。
“Forgot It? We Got It!”プログラムでは、旅の必需品を忘れてしまった場合に様々なアイテムが用意されている。
↑ディフューザー【Scentee Machin】19,800円
アロマオイル【THE PUBLIC ORGANIC】14,000円
世界初のIoTルームディフューザー。アプリと連携して香りの操作をすることが出来る。
↑スピーカー【Vifa】74,800円
↑ペット用のアイテムは最低限だが、必要なものがあればタブレットから追加で頼むことが出来る。
ペット仕様に寄りすぎていないため一般のゲストも違和感なく過ごせそう。
「PET IN ROOM」のマグネットが用意されており、ドアに貼ることで周りのゲストへの配慮が出来る。
↑一押しのアイテム(ルルレモンのヨガマットや高橋理子さんデザインのオリジナル浴衣)は壁に飾られているが、正直手を出し辛い。
もう少し部屋に溶け込むように配置してくれた方が気持ちよく使える。
↑ドライヤー【TESCOM】
チープで部屋やホテルの雰囲気とも合っておらず残念。
他の電化製品はこだわっている印象だったが、これだけは違和感があった。
↑バスルームは一面が窓なので、光がよく入り気持ちの良い空間。
バスタブは小さめだが、ホテルライクな作りで良かった。
↑タオル、バスローブはGARNIER THIEBAUT。
厚手かつ大判で肌触りは良かった。髪を乾かしたり長時間使用していると繊維がつくのが気になる。
↑眺望はThe新宿といったもので、目の前は首都高。
【アメニティ】
↑使い捨てアメニティは種類は多いが1つ1つがチープ。
ボディローションとソープのみで、スキンケアは男女共になし。
↑バスアメニティはLa Bottega(ラ ボッテガ)。香り、泡立ちともに良かった。
【共用部】
↑狭いながらも車寄せありだが、駐車は機械式に自分で入れなければならないのでバレーにしてほしいところ。
駐車料金は5,000円/日。隣のパークハイアットよりも高い。
ペット同伴プランの場合は無料になるので、ペット連れのゲストにとっては行きやすい。
↑フロント&ロビーは広くないので、チェックイン&アウト時には混み合いそう。
宿泊しているペットの名前が書かれたボードがさりげなく飾られており、可愛い。
↑レンタサイクルサービスあり。
↑エレベーター内に入れるペットならば宿泊可能。実際にはウサギやミニブタなども泊まったとのこと。
↑ジムは24時間利用可能。広くはないが、光が入って気持ちのよい空間。
別途パーソナルトレーナーの手配等も可能。
ヨガクラスが開催されることもある。
【食事】
ホテル内にはレストラン【DISTRICT】とカフェ【The Jones】がある。
どちらもペットを連れて利用可能。
ペット用の食事もある。ペットマット等もすぐに用意してくれてとても過ごしやすい。店内には5.6組いたが、ほぼ全て犬連れのゲストだった。
・DISTRICT
↑毎日17:00-18:00にイブニングソーシャルアワーが開催され、ドリンクやピンチョスの提供がある。
↑こちらのみペット同伴NGエリア。混み合っているときはペットがいても案内されることがあるらしく、完全に分けているわけではなさそう。
↑食事もNYスタイル。
美味しかったが、単価が高い(朝食→5,000円/2品)ので食事付きプランでなければ微妙かも。
・The Jones
↑毎朝6:30-11:00までモーニングキックスタートが開催され、コーヒーやシグニチャーアイテムのほうじ茶ラテの提供がある。
【総評】
NYスタイルの今時のブティックホテルといったイメージだが、本当の意味でのペットフレンドリーという点では他にはないホテル。
形だけのペットOKではなく、ペットが一緒にいるのが当たり前の空間が出来上がっている。
日本によくある「わんちゃんと一緒に!」といった愛犬ファースト(すぎる)ホテルだとレストランの食事も不味く、人間にとっては快適ではない空間なことが多いが、あくまで人が快適に過ごせるホテル+ペットも自然とそこにいるという空間が出来上がっているため、よほどの動物嫌いorアレルギー等の人以外は気持ちよく過ごせると思う。
接客も皆気持ちがよい。気取ったものではなく欧米のようにカジュアルに会話を楽しむスタイル。(実際外人スタッフも多い)