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劇団ホチキス最新作「うらめしブギ」が無事幕を開けました。

劇団ホチキス最新作「うらめしブギ」が3/18(金)無事初日の幕を開けることができた。コロナの影響で様々な公演が中止や遅延に追い込まれている中、幕が上がるだけでも奇跡な状況だったが、劇団では、こんな時だからこそ、攻めの舞台をつくろうと一丸となって開幕までこぎつけた。
攻めの舞台の一つに「お化け屋敷を舞台の上に再現する」があった。
うらめしブギは、お化け屋敷を舞台にした物語である。しかし、お化け屋敷が単なる背景になってはおもしろくない。物語の中にお化け屋敷の数々の脅かし要素が、ストーリーとしっかり結びついている芝居をつくりたかった。
そのために、アートディレクターの小玉久仁子氏と何度も打ち合わせを重ねた。
うらめしブギの舞台である「ホラーハウス」には、三人の従業員が担当する三つの恐怖エリアがあるという構想は当初からあった。小玉氏がその設定からイメージを膨らましラフ画を描いてくれた。

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そこには3つのエリアにそれぞれ繋がる道を持つセンターの休憩エリアがあった。お化け屋敷の客が屋敷内を巡ると同時に、中で従業員が駆け回るシーンが頭の中で広がり、「うらめしブギ」の骨格が組みあがった。
初稿があがり、稽古に向けて台本のブラッシュアップ作業をする中で、小玉氏からさらに詳細に描き起こされた舞台イメージ画が上がってきた。

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ストーリーにあるものから、ストーリーにないオリジナル要素など、実に遊び心に溢れたイメージ画だった。このイメージ画のおかげで、お化け屋敷内で起こるトラブルがより具体的にイメージする事ができ、台本が格段にブラッシュアップさえた。さらに、各スタッフにも早速共有し、この舞台のイメージを共有するのに大変役立った。
演出部と、細かいお化けの仕掛けなどを打ち合わせする際も、小玉氏がタブレットでささっと絵に起こしてくれるおかげで、イメージを共有できた。
ホチキス公演におけるアートディレクターは、作品の根幹を担うとても重要なポジションである。

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ちなみに、彼女演じる、ジェニファーランビーの衣装も、彼女がイラストで描いたキャラを、スタッフのみなさんが忠実に再現してくれた。

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舞台美術が実際に劇場の舞台の上に組み上がったが、今度はそれを使って、キャスト、音響、照明、演出部が芝居を組み立てていく。いつもよりも倍以上の時間をかけてリハーサルを行った。
劇場に入ってまず「あ、お化け屋敷ある」と思っていただき、さらにそのお化け屋敷が、一人の登場人物のように動きまくる。こんな時代に、わざわざ劇場に足を運んでくださるお客様に、生で見る舞台の素晴らしさを味わってもらうために、まだまだ磨きをかけていく。
ホチキス第45回本公演「うらめしブギ」は、3月27日(日)まで、池袋あうるすぽっとにて上演しています。
3/20(日)18:00
3/21(月祝)13:00

3/22(火)休演日

3/23(水)19:00
3/24(木)19:00
3/25(金)19:00
3/26(土)13:00
3/26(土)18:00
3/27(日)12:00
3/27(日)16:00
どの回も当日券ございます。開演時間の30分前から受付ロビーにて販売。
劇団ホチキスの攻めの舞台をぜひ観に来てください。

本番の様子を少しチラ見せ。

詳しくは、うらめしブギ特設HPをどうぞ。


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