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秘境のカフェにて

不思議なカフェだ。studio428から車で3分の森林にポツンとカフェがある。パン工房に隣接していて、早朝7時から営業をしている。近所には人家もなく客が来るのかなと心配してしまうような秘境にポツリとカフェがある。

モーニングサービスを注文する。価格は480円。サラダ、ゆで卵、コーヒー、そして工房で焼きたてのトーストは、なんとお替り自由。森林に囲まれたカフェでゆるやかな時間を楽しむ。店内は大型の薪ストーブで暖かい。テラスもあるがさすがに冬は寒くて出られないが、新緑の季節はさぞかし気分がいいだろう。

新聞を読み、PCを立ち上げ店内Wi-Fiにつなぐ。そして雑文を書いたり、企画書を整理したりと仕事もはかどる。スタバのように狭い空間で仕事や勉強に集中するでもなく、気ままな時を過ごす。一人だけの充実した時間を楽しむ。

店内にはパンの販売だけでなく、近所で採れたであろう地元野菜なども売っている。さすがにこの時期は種類も限られるが珍しいものもある。菊芋と呼ばれる根菜を発見した。見た目はショウガのようだが、芋科のもの。きんぴらや味噌漬けで食べるとある。

早速、この菊芋を買ってきんぴらを作ってみた。ごま油に鷹の爪を熱し、一気にスライスした菊芋を投入。みりん、しょうゆ、日本酒で味を調え、最後にゴマを散らして出来上がり。

さて、この秘境のカフェ。人は来るのだろうか。土曜の朝8時に入店。すでに数組の客が席にいて、モーニングを楽しんでいた。また、パンを求める客も順次入店している。結構な賑わいだ。こんな山奥の秘境カフェでも、商売が成り立っているようだ。

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