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青春18きっぷの旅 2023年8月銚子編

こんにちは。最近、青春18きっぷの旅にハマっているホタテマンです。

さて、今回は銚子です。銚子と言えば銚子電鉄。経営不振で色んなアイディアをもとに行っている多角経営、メディア露出等で頑張って鉄道運営を継続しているあの銚子電鉄です。

千葉の房総半島は東京湾を挟んで私の地元のお隣。幼少のころから家族旅行、成人してからは釣り、若くて元気なころにはサーフィンやドライブデート等で何十回、何百回と行ったことのある場所です。しかしながら、電車でとなると実は外房線は今回が初めて。色んな意味で楽しみな旅です。

今回のコースはこんな感じ。

久里浜~成田~銚子~成東~大網~上総一ノ宮~安房鴨川~館山~浜金谷 そしてフェリーで久里浜です。

それではいつもの通り、旅程を振り返って行きます。

先ずは地元のJR久里浜駅。先週とあまりかわりません。

4:00頃。今日も暑くなりそうです。

久里浜駅は午前6時半まで無人なので、このような機械が設置されています。

乗車駅証明書発行機


乗車駅証明書

青春18きっぷの場合はこのような証明書が無くても日付印を押してもらえると思いますが、有った方が駅員さんも押しやすいと思うので毎回証明書を取ってます。

いよいよ出発です。ご覧のように私の乗る電車は4:47発成田空港行きですが、その前の4:31発の始発に間に合ってしまいました。そこで、先週同様、この始発電車に乗ることにしました。理由は単純で、始発のE217系は先頭3車両がボックス席になっているので朝ごはんが食べやすいからです。


1本早くても最終的には成田空港行きに乗ることになる


ほぼほぼ先週と同じ写真のE217系のヘッドショット


ガラガラのボックス席(リュックがボロボロ)


自作朝食タイム。先週はおにぎり、今週はサンドウィッチにしました


この始発で普通に終点の東京まで行って、後続の成田空港行きに乗り換えるつもりでしたが、アプリを見てたら戸塚で東海道線に乗り換えて品川で横須賀線に乗り換えるコースが出て来たのでそれにしました。


戸塚到着

戸塚駅は横浜市営地下鉄に乗り換えできるのでたまに使いますが、でも10年に1回程度?


5:15発の上野東京ライン高崎行きに乗ります

乗り継ぎ時間が10分程度あったので戸塚で青春18きっぷに押印してもらいました。因みに、先週の東神奈川同様、駅員さんは女性でした。最近増えましたね。とても良いことだとホタテマンは思います。


高崎行き到着。

午前五時台にE231系の15両編成は迫力あります。しかもそこそこ乗客も乗ってて、東海道線の凄さを感じます。また、この時点ではこの日の夜にこの近くで発生する事故のことなのど誰も予想していなかったでしょう。

品川駅に到着です。なんだか大工事中です。品川駅を蓋するような勢いで柱などがたくさん作られています。


何をどうしたいのか全くわからない工事。でも大掛かりなのは確か

6:01 成田空港行

E235系

さあ、品川では当初久里浜から乗るはずだったE235系の成田空港行きに乗ります。ロングシートですが、空いてたので楽勝で座れました。また、空港行きなので航空旅行客が多いかと思いましたが、それほどでもなかったです。


7:22成田着。成田線に乗り換えです。

成田駅改札口付近

7:26発 銚子行

209系

ホーム反対側にはE231系の我孫子支線を通る上野行きが止まってます。この2本は同時刻発車でした。

我孫子支線は過去に一度だけ乗ったことがあるのですが、成田線は今回が初めて。利根川沿いを銚子方面に進みます。

途中、佐原で鹿島線との接続のための時間調整。私の地元にも佐原と言う地名がありますがそちらは”さはら”、千葉の佐原は”さわら”だそうです。

さわら駅

この辺りは単線なので鹿島線が佐原に入るまで成田線は出れません。鹿島線が到着したので乗客が降りてきました。

朝食の続き(2回目)


鹿島線E131系

今日はこの後もこのE131系にお世話になります。

8:53 JR銚子駅到着。

銚子は醤油の町

ヤマサ醤油、ヒゲタ醤油、宝醤油等の工場があります。

カマイルカ


いよいよ銚子電鉄ですが、出発まで20分程度あったので銚子駅を少し散策します。


なかなか立派な駅舎です。


では、再度銚子電鉄乗り場に向かいます。

JRの精算機

左に見えるのが私が乗って来た成田線。折り返し千葉行きです。

銚子電鉄の駅舎。

逆光がきつかったので反対側から撮ってます。


銚子電鉄3000形

やはり逆光なので反対側からの撮影。左の奥に成田線が見えます。

銚子電鉄の3000形です。車両は旧京王帝都電鉄です。京王の軌間は1,372mm、銚子電鉄はJRの在来線と同じ1,067mm。どうやら台車の交換を行っているとのこと。大掛かりな改造が必要です。

それでは乗車です。一番後ろのドアのみ空いており、そこで運転手さんと車掌さんが乗車券を販売しています。私は一日乗車券にしました。驚いたのが両名ともギャルっぽい女性。運転手さんは銚子電鉄の公式Youtubeチャンネルにも頻繁に出演している袖山里穂さんでした。


運転席は昔懐かしのノッチハンドルとブレーキハンドルが分かれているタイプ。私が幼少の頃、京急線の運転席の後ろでかぶりつきながら操作を見ていたのはこのタイプです。今は両方が一体型になって横長のレバーを両手で操作するタイプが主流だと思います。


運転室


運転席


懐かしい


往路は一気に終着駅の外川まで行きます。


外川駅到着


展示用のデハ801


3000形とデハ801のツーショット


駅舎


内観


内観2


運賃表

昭和臭ぷんぷんで良い感じです。


来た電車で一駅戻ります。隣は犬吠駅。


一日乗車券


犬吠駅到着

駅の隣のひまわり畑が素敵です。


ひまわり


ボロボロ

綺麗な駅なのですが、保守費用が捻出できないのでしょう。タイルが剝がれている箇所が散見されます。


コラボ!SIDE Mって何?


100周年!

風船のチーバくんがかわいい。


外観は南仏風


駅から歩いて犬吠埼灯台に向かいます。徒歩10分程度。

閉鎖した水族館


灯台の手前には立派な商業施設があります。

お土産や食事等

いよいよ灯台です。

灯台施設全景

入場料は300円、上まで登れます。

入口

狭い螺旋状の階段を100段以上登りいます。

螺旋階段


北向き


西側


南向き


東側

ここからの眺めが日本でもっとも早い初日の出なのでしょうか?(富士山の頂上の方が早いとか?)銚子のキャッチフレーズが「明日に一番近い町」でした。

降りてくると灯台の基礎辺りに展示室がありました。

その他の有名な灯台

まだ直接現地に赴いていませんが、先日のフェリー旅で視認した潮岬灯台や地元の観音崎灯台、また別のフェリー旅の際にこれまた洋上から視認した尻屋崎灯台などがありました。更におなじみの御前崎灯台や来月多分実施予定の北海道バイクキャンプツーリングの際訪問予定の宗谷岬灯台や納沙布岬灯台などもありましたので、何故か急に灯台を身近に感じることが出来ました。この中には神子元島灯台もあり、伊豆下田の沖の神子元島にあるこの灯台はいつか磯釣りで訪問する際に写真に収めたいと思います。

また、別の建屋には資料展示館があり、灯台のこと、犬吠埼のこと、その他もろもろ色んな展示物がありました。


燈の守り人

犬吠埼だから犬って安直な気がしますが、別にいいでしょう。先日バイクツーリングで訪問した伊方・きらら館で見た佐田岬灯台のキャラクターに続く二人(?)目です。

佐田岬灯台。こちらも動物有り


巨大灯台レンズ


更に別棟に「霧笛舎」なる建屋がありました。こちらは重要文化財のようです。

重要文化財の霧笛舎


さて、中も見てみましょう。

霧笛舎内

奥に見える3つのタンクが圧縮空気を入れるチャンバーでしょう。手前右が空気を圧縮するコンプレッサー?じゃ左は?良くわかりませんが多分濃霧にて灯台の光が届かない場合に、その位置を知らせる為に笛を鳴らすのだそうです。

この霧笛舎にもまた違う灯台のレンズが展示してありました。

初代レンズ


その他には100周年の記念碑もありました。

昭和49年で100年ってことはそろそろ150周年?


そして白い郵便ポスト。ここで投函すると専用の消印が押させるそうです。

アンティークだが、まだ現役


犬吠埼灯台を堪能したのでそろそろ駅に戻ります。犬吠駅には立派なお土産屋さんがあり、そこでぬれ煎やまずい棒を購入しました。1日乗車券だとここで100円引きになります。

そろそろ出発です。


10:51銚子行き

ひまわりと3000形

途中、通称緑のトンネルエリアを通過しました。


緑のトンネル

本銚子駅です。この駅は2017年の24時間テレビの企画でタレントのヒロミさんが24時間でリフォームしたことで有名です。

外壁をレンガ調にリフォーム


そして銚子駅の一つ手前の仲ノ町駅で下車。この駅には銚子電鉄の車両整備施設があり、更にその周りは全てヤマサ醤油の工場です。

駅舎外観。懐かしいオロナミンCの大村崑さん。

ブリキの看板と言えば、このオロナミンCの大村崑さんとボンカレーの松山容子さん、そしてアース渦巻(蚊取り線香)の由美かおるさんが私の中では御三家です。


内観


きゃりーぱみゅぱみゅのサイン

そして、先程紹介した袖山里穂さんが駅員さんとして仲ノ町駅で勤務してました。

運転手さんは神経を使うので、交代・休憩時には駅員さん等の業務をされるのでしょう。

駅舎からの写真。周りはヤマサの工場。


その他の車両


引きのショット。車と銚子電鉄関連以外は全てヤマサの工場施設。


さあ、帰りの電車の時間まで少しあるのでここからは歩いて銚子駅に向かいます。でもその前にヤマサ醬油工場の正門を見に行きます。

工場見学は平日のみ、今日は土曜日。残念!!


丁度踏切で電車が来ました。

銚子電鉄、さようなら。また来ます!


銚子駅では狙ってたお弁当を購入。これからは帰路です。

11:47 千葉行

総武本線209系

成東までは総武本線で行きます。約1時間の旅です。

お昼なので駅で買った弁当を食べます。

銚子の鯖寿司


中は棒寿司。肉厚で美味。

〆鯖は私の好物のひとつなので堪能しました。お弁当に入ってたカードによると、銚子プラザホテル内にある廣半というお店のお弁当だそうです。鯖料理専門とあるので一度行くべきかと思ってます。


12:45には成東に到着。ここで東金線に乗り換えます。

12:48 千葉行

同じく209系

大網までは約20分。あっと言う間でした。そして問題の大網駅。


左に見えるのが外房線の大網駅

私の乗った東金線の大網駅到着が13:05。次の外房線は快速の上総一ノ宮行きが13:09。乗換時間4分でこの移動距離。嫌な予感がしてたので東金線の一番前の車両に移動して大正解!それでも外房線快速は既に駅に到着しており、ヘッドショットを撮る余裕など皆無。少し焦りました。


13:09 上総一ノ宮行

サイドショットのみ

このような駅はたまに見かけます。都内だと大久保駅と新大久保駅。ここは離れすぎているので一度改札を出ないともう片方の駅には行けません。逆に神田駅だと中央線と秋葉原方面行きの山手線や京浜東北線は分かれる手前に駅があるので隣同士。この大網駅は上記二の駅の例の中間的構造です。だったらもう少し千葉寄りに駅を造ればもう少し駅が近くなったのにと思うのですが、諸事情あったのでしょう。

外房線の上総一ノ宮行きは快速なので今までの路線とは違い、ビュンビュン飛ばします。線路も高架になってたりと効率性の為にかなりインフラ投資をしているのがわかります。きっと利用者数が違うのでしょう。

上総一ノ宮駅に到着。やっとヘッドショットが撮れました。

京葉線直通のE233系


駅名標

ここでまた問題発生。立派な10両編成の京葉線直通から吐き出された乗客で、上総一ノ宮駅で降りない人は皆さん次の当駅始発に乗り換えるのですが、これがこちら。


E131系

行きで見た鹿島線と同じE131系。しかも2両編成。10両が2両になるとこうなります。


大混雑

乗る人より降りる人の方が多いだろうから徐々に空いてくるんだろうなぁとは思いましたが、我慢して乗ることにしました。

13:40 木更津行

やはり2両編成

木更津まで行くので私が降りる浜金谷までは一本ですが、どうなることやら。

出発してみると、なんと次の東浪見でごそっと降りました。いったい上総一ノ宮と東浪見で何が違うのでしょうか。その後も太東、長者町とどんどん降りて行き、大原では座れました。しかし線路は長者町を過ぎると単線です。左右に激しく揺れながら、外房沿岸沿いを所々トンネルを通りつつ、南に進みます。

ここで雑学を一つ。暇だったのでグーグル先生で色々調べていたら思わぬ事実をしりました。それがこちらです。

千葉県の平均海抜は全国で一番低い45メートル。(次いで沖縄の82メートル。)最高峰も愛宕山の408メートルでこちらも全国で最下位。千葉って思ってたより平なのです。確かに房総半島を車で横断するさい、山越えにはなりますが峠と言う程の箇所はないですね。蛇行しながらも、比較的ストレートに移動できます。


さて、旅を続けます。E131系の2両編成も14:55には安房鴨川に到着。ここで特急列車の接続を待ち、乗り継ぎ客を乗せて更に南下します。


駅名標

因みに、外房はまだまだ南に向かって伸びているのですが、JR的にはこの安房鴨川までが外房線。ここから先は内房線となります。

そして線路は千倉駅辺りから大きく右に曲がりしばらく西に向かって進むと館山で完全に北向きになります。これからは上り方面になるので、乗客を拾いながら進みます。

16:01 浜金谷到着

浜金谷駅

駅の南側には鋸山が鎮座してます。

鋸山。山はちゃんとあります。

浜金谷駅からは徒歩10分程度で東京湾フェリーの金谷港に到着。ちょうど自分が乗る16:30発の久里浜港行きのかなや丸が接岸中です。


かなや丸

乗船券購入。ピンボケ(足にピントがあってしまってる)!片道900円です。

乗船券

乗船時に乗船券に押印され、下船時に回収されます。

無事乗船!!

ファンネル!

暑い日でしたが、既に夕方で日差しも傾き、風もあるので以外と涼しかったです。

東京湾は船舶の往来が多いです。

貨物船。奥は三浦半島。岡の上の小さな突起は多分防衛大学校。


遠くにはうっすらと富津の工業地帯


姉妹船しらはま丸との反航


混んでます


二階にある乗用車専用の駐車甲板

二階には乗用車のみが止められるスペースがあるのですが、ここを使っているの見るのは本当に何年ぶりでしょう。

御船印もゲット出来ました。私の御船印帳も御船印が少しづつ増えてます。


かなや丸の御船印


そして無事17:10に久里浜港到着。17:30には帰宅しました。

とても楽しかったです。勝手知ったる千葉でしたが、電車では成田空港以外にはまず行かないので、貴重な経験ができました。そして銚子電鉄にはまた会いに行くことを固く自分に誓ったのでした。

では、また次も青春18きっぷの旅になる予定です。それまでしばしのお別れとなります。

読んで頂き謝謝、多謝!


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