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2024年5月 原付二種で九州遠征 島原~呼子 編

こんにちは。そろそろお尻の皮が剥けて来そうなアラ還バイカーのホタテマンです。

さて、いよいよ5日目。今日は佐世保の北にある「日本本土最西端」となる神崎鼻公園に向けて島原半島の小浜温泉を出発するのだが、この日は快晴なるも強風にて色んな所が通行止めになっている可能性がある。当初の予定では小浜から長崎市を経由して大村湾の西側を北上するつもりだったが、このコースの場合、ハウステンボスの手前で西海橋を渡る必要があるのでもし通行止めの場合はもう一度長崎市まで戻って今度は大村湾の東側を北上する必要が発生する。しかもサイトを確認した所、西海橋の場合二輪車は風速12~15m/sで通行止めになるとあったのでリスクが高すぎるので断念。(因みに四輪は風速25m/s) 小浜温泉からは諫早経由で佐世保を目指すことにする。

去年は島原市内から諫早湾の干拓箇所にある直線8.5kmの諫早湾干拓堤防道路を通って有明海の西側を北上したのだが、今年は諫早市内を通過して佐世保方面に向かう。余談だが、島原鉄道も島原市から島原半島の東側沿いに諫早まで伸びているので、去年は途中まで並走だったのだが、今回は諫早駅近くでちらっと会える程度だと思う。

このようなことをうだうだと考えながら、ホテルが用意した朝食弁当(普通の弁当)を完食し、午前7時頃に出発する予定でホテルの駐輪場に向かうと、昨晩から止まってあった大宮ナンバーのZ900RSのライダーさんが暖機運転中だったので少し旅程について聞いてみると私と同じく北上して、明日の晩の東京九州フェリーで関東に戻るとのこと。自分も同じフェリーであることを伝え、再会を約束する。

午前7時半頃に小浜温泉を出発。ナビ通りに進み、諫早市に入る手前で島鉄と遭遇。そのままJR長崎本線を跨ぎ、大村レインボーロードなる山間の道を進み、大村の先の松原まで一気にワープする。この辺りから佐世保までの区間は出張の際に大村にある長崎空港から私の職場の分所がある佐世保まで何十回と色んな手段で移動しているので手の裏のように把握している。そのこともあり、今回は西海市の方を通りたかったのだが、前述の通りだ。

手前の白いのが西九州新幹線、走行中の実物を見たが4両編成だった。その奥が大村湾、そして対岸が西彼杵半島

レインボーロードは国道34号線にぶつかり終了。今度はJR大村線と並走しながら国道34号線を北上していく。途中、セブンイレブン東彼杵八反田郷店でトイレ休憩し、移動を続ける。

JR大村線と佐世保線のジャンクションである早岐駅が近くなると現れるのがハウステンボス。上手にバイクを寄せられなかったが、やっとの思いで一枚撮れたのがこちら。

ハウステンボス

ハウステンボス通過後、佐世保線の早岐・大塔・日宇等の駅を通過しつつ、午前11時に佐世保駅到着。

佐世保駅前

佐世保駅にある観光案内所で日本本土最西端証明書を発行してもらえると知っていたのでもらいに行くと「証拠写真を見せろ」と言われ、これから行くと伝えたら「帰りに寄って欲しい」と言われたので、訪問後は佐賀方面に行く予定だと伝えると神崎鼻公園近くの「おさかな広場」でも発行しているとのことだったので神崎鼻公園に向かうことにする。しかしながら、証拠写真を見せろと言われたのは今回が初めてである。まぁ、これで最後なので特に問題ないが。。。

佐世保駅はJRとしは日本最西端の駅。最東端は根室にあるJR東根室駅。

JRでは佐世保駅が日本最西端。厳密には佐世保から伸びている松浦鉄道の「たびら平戸口」が最西端なのだが、こちらは三セク路線なのでJRとしてはカウントされない。(沖縄のゆいレールはどのような扱いなのだろう。。)

佐世保駅からは在日米海軍佐世保基地の正門前を通過し、SSK(造船会社)バイパスを通り、九十九島を横目に県道139号線を北上。佐々浦を回り込むように木場川の先を左折し、佐々川を越えた先は長閑な漁村が続く。小佐々小の交差点を県道18号線方面へ左折し、更に進むと神崎鼻公園入口の看板があり、左折して進むこと約2kmで目的地に到着。駐車場から徒歩5分程で見えてくる景色がこちら。

日本本土最西端の地

裏には座標が掘ってある。

北緯33°なら佐多岬から2°ほど北上したことになる

この場所は他の三ヵ所と比べて少し寂しい感じがした。実際、自分以外には「いわき」ナンバーの若いアンちゃんぐらいしか居なかった。たまたまかもしれないが、自分としても今一つしっくりこない。その理由は明快で、景色的にあまり最西端感がないのである。その原因は簡単で目の前に巨大な平戸島があり、その先には視認は難しいが五島列島が横たわっているのである。日本本土の定義は北海道、本州、四国、九州なので、確かにこの地が日本本土最西端なのだが、外国ならまだしも国内の、しかも橋で繋がっている巨大な日本の島を目の前にしてしまうと、今一つ気分が盛り上がらないのである。

シンボルは見れたので次は証明書である。来るときに通過した「おさかな広場 小佐々店」に立ち寄る。バイク旅行中なのでこれと言って買えるものはあまりなかったが、有名な小佐々のいりこがあったので購入した。因みに、煮干しに使われるいりこの生産量は小佐々が日本最大である。通常いりこにはカタクチイワシが使われるのだが、定番のイワシのいりこに加え、当日は小さなカマスのいりことエソのいりこもあった。エソはかまぼこの材料として昔から重宝されており、この地方ではエソを使ったスボと言うかまぼこが有名である。

これにて第二達成項目完了である。後はゆっくり帰るのみなのだが、帰りに佐賀県の呼子に寄る予定だ。呼子には知り合いの釣り系ユーチューバーさんの事務所があり、そこから渡船で離島の小川島に行き、一泊する予定だったが、今朝からの強風で渡船はどうやら欠航してしまっている模様。致し方ないので今夜は事務所でお世話になると思われる。しかし、その前にお昼である。前回の九州ツーリングではたまたま定休日にぶつかってしまい訪問が叶わなかったあそこを攻める予定だ。

小佐々からは少し戻る感じで伊万里を目指す。そして到着した目的地がこちら。

ドライブイン鳥

伊万里は佐賀県なので既に長崎県は後にしている。そして佐賀は今回の旅行で4つの県。残り3県は福岡、大分、宮崎であり、今回は宮崎県以外の6県を制覇予定。この店は佐賀県をフィーチャーしたアニメ「ゾンビランドサガ」に登場するとても有名なお店。普段は大勢の客で賑わっているが、この日は比較的空いていたのでラッキーである。

店の入り口に有る鶏の巨大フィギュア

注文したのは人気 No.1メニューの一番定食。鶏ガラスープに鳥めし、そして鶏もも肉である。この肉をガスグリルで網焼きにして食べる。

鶏は焼けるのに時間がかかるので一気に網の上に乗せるのが正解
追加注文した珍味セット(軟骨とベタ)ベタはぼんじりのこと
ドライブイン鳥のメインキャラクター

鶏肉は普通の鶏肉だが、タレが旨かった。鳥めしは定番のかしわめし。スープが一番旨かったかも。ぼんじりも軟骨も普段食べているものとあまり変わらない。次回はもっとゆっくりと色んな部位を食べてみたいものである。

お腹も満腹になったので呼子に向かう。伊万里からは基本北上であり約1時間の道のり。午後3時には目的地に到着。

ユーチューバー ヒミツキチチャンネルの事務所

着いて早速改装中の事務所内を案内してもらい、お土産を渡したりしてチャンネル主さんとビジネスパートナーのHさんの3人で早目の夕食(飲み会)がスタート。(いつも突然な訪問にご対応頂き感謝多謝!)

馬刺しとHさんの実家の新玉ねぎ
焼トンにゆで卵と家庭菜園で摂れた野菜類。そして酒粕とレーズンの和え物とクラッカー。枕崎のお土産で渡した鰹節
メインはメジナのつみれ団子汁

そしてこの子達がほんのひと月前、小川島でレスキューされたヤンチャな子猫たち。

ずっと私にべったりだった

この子たちの救出劇はこちら。

今でもこんなことがあるのだとビックリ!そして自分も含め人間のエゴの恐ろしさを痛感する。自分も釣りで魚を何千匹、何万匹と殺している。勿論、不必要な殺生は極力避けるようにしているし、釣った魚はちゃんと美味しく頂くようにしている。よって、正月の初詣の際は家族の健康や幸せを祈願する前に魚を殺生していることへの謝罪から入るようにしている。人間は生きるために生き物の命を奪う必要があるのは当然なのだが、私の場合は趣味で、もっと言ってしまえば自分の娯楽の為に魚を殺生してるのである。時には活きた餌を使う場合もある。なのに瀕死の子猫を救出する動画を見ながら応援している。人間とは全くもって恐ろしい生き物である。

私の寝返りで子猫たちを殺してしまってはいけないので、最後は子猫用のカゴに入れていっしょに寝ました。


さぁ、いよいよ明日がほぼほぼオーラスである。明日は日田を経由してフェリーターミナルがある新門司港まで移動予定!  乞うご期待!!

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