原付2種で九州遠征 その5 準備編(2)
こんにちは。アラ還ライダーのホタテマンです。
さて、その4でご紹介した練習編第2弾の西伊豆編では明確な課題がいくつか発覚しましたので、さっそく整備しました。
今回の対象はこの3つ。
1)リアドラムブレーキ
2)オイル交換
3)ハンドルグリップ
です!
では早速リアドラムブレーキから紹介します。
先ず異変を感じたのは西伊豆に向かう途中の浄蓮の滝駐車場にて。停車直後にバイクが引っかかる感じがして、その後走りだすとどうにも車が重い。ハッとしてリアブレーキペダルを激しく踏むとカツンとシューが元に戻った感覚があり、固着していることが発覚。以前も同じ症状があり、通常ブレーキシューの摩耗が原因なので交換時期と判断。残りの旅行は後輪ブレーキを使わずに帰ってきました。
さて、交換です。先日リアタイヤのチューブ交換を行ったばかりなのでその時にいっしょに作業すれば楽だったのですが、しょうがないですよね。今回もバイクをばらしていきます。
先ずシートを外します。サドルバッグがまだそのままだったのでこちらも外します。
リアボックスも大きく邪魔なので外します。
これは簡単で中のボルトを一つ外すだけ。しかも工具不要。
専用のベースマウントの先にある穴にケースを引っ掛けて、後はボルト止めでOK。とても脱着が簡単です。
それにしても泥だらけ。前回の西伊豆遠征時に走破した大鍋峠の過酷な県道(険道?)を思いだします。
次に後輪の軸(Axile)のナットを取って軸を抜きます。
このままだと作業が大変なのでブレーキロッドを外してブレーキ全体を外します。
ブレーキシューの交換です。
シューはスプリングで固定されているので、外すときは指を挟まないように革手袋の使用を推奨します。
新しいシューを装着した状態。構造はとても単純で、下にある細長くシューに挟まったパーツがブレーキべダルを踏むと回転し、左右にシューを広げることでハブを押さえつけ、ブレーキとして機能します。
現在の走行距離が3万5千キロで、多分過去2回交換しています。よって、だいたい1万2千キロで交換していることになります。少し頻度が多い感じがしますが、手間ですが安全装置なので手抜きは出来ません。次回から後輪タイヤ交換時に一緒に交換するようにします。
写真は撮っていませんが、ついでにマフラーのサイレンサーを抜いてみましたが、特に問題なさそうだったのでそのまま戻しました。
次はオイル交換です。
西伊豆遠征の帰路の頃にはギヤチェンジの際に入りにくかったり、ギアが抜けたりしだしたので、オイル交換の次期と判断しました。
先ずはエンジン下にあるドレインボルトを外してオイルを抜きます。
次にオイルフィルターを交換します。
三つのボルトを外して蓋を取ります。
かなり汚れています。交換して正解です。
フィルターを交換し、蓋をして、ドレンボルトも締めなおして注油口からオイルを入れる。850mlですが、メジャーカップが無いので下に見えるオイルの窓を見ながら少しづつ入れていく。今後は百均でメジャーカップを買って来ようと思います。
そして最後の課題であるグリップ交換です。
2年前にハンドルを交換しているのでその時に装着したグリップだと思いますが、ゴムが固くグリップの凹凸も少なく滑りやすいので長時間握っていると握力がいかれてしまします。そこで今回交換することにしました。
再利用は考えてないのでカッターナイフで切り込みを入れてマイナスドライバーで広げれば簡単に取れました。
左はスチールのハンドルに直接差し込むので、特に何もせずに押し込めました。
念の為、ウインカースイッチボックスも外しましたが、ビス2本だけだったのでとても簡単です。障害物がない方が作業は楽になります。
次は右です。右にはアクセルワイヤを引っ張る為のプラスチックケースがついてます。
こちらもライトスイッチボックスを外しました。同じくビス2本止めです。
こちらはプラスチックとゴムなので抵抗が強く、一回目は少し入れて直ぐに止めました。そしてプラスチックケースにタイヤ交換の時に使うビートワックスを塗ったら簡単に入りました。ビートワックスは水性なので直ぐ乾き、またゴムタイヤに対して使うものなので、この作業には最適です。
今回交換したものは昔懐かしい樽型で、凹凸も細かく入っており、素材も柔らかいのでトラクションもあり、多分疲れにくいと思います。また、柔らかいことで振動の吸収効果も期待できますが、こちらは実感できる程度の変化があるかは怪しいです。
無事交換が完了しました。
この後は泥だらけだったリアボックスやサドルバッグ、後は後輪辺りを水洗いし、エンジンをかけて少しオイルをなじませて作業終了です。
作業時間は概ね2時間半。写真を撮ったり、バイクを洗ったり、色んな所に油をさしたりなので比較的短時間で作業できたと思います。
残りの課題はシートクッションとインカムです。インカムは無くても何とかなりますが、クッションは早めに解決させる必要があります。
ではまた、クッション偏でお会いしましょう。
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