「人と話すときのポイント」

人と話すのが苦手、得意は誰にでもあると思います。
今回は話し上手になる4つのポイントをご紹介していきます。

①会話を「誕生日プレゼント」と思う
意識を相手に向けると言われても具体的なイメージがわかない人もいると思います。そんな方は、会話を誕生日プレゼントと考えてみてください。大切な人にプレゼントを渡す時、あなたはアドリブでプレゼントを選びますか?そんなことはしないと思います。相手のことを思い、一番喜んでもらえそうな物を選ぶと思います。会話もこれと同じです。相手に「喜んでもらえる話」「興味を持ってもらえる話」は何だろうと考え、事前に話す内容を用意してください。話しが苦手な人ほど、事前準備を怠り、アドリブで会話を始めがちですので注意するようにしましょう。

②見た目が9割だと考える
メラビアンの法則という心理学の考え方があるように、人は話している内容よりも見た目や声のトーンなどの「相手の雰囲気」に強い影響を受けます。つまり姿勢を相手に向けるためにも、見た目も相手に向ける必要があります。

その最も有効な方法は「笑顔で話す」ということです。話す内容より見た目が重要です。見た目の9割で相手の印象が決まっていると考えてみてください。「目は口程に物を言う」ということわざも昔から存在しています。

③会話は「餅つき」と考える
同じ内容の話なのに、Aさんとはスムーズに話せ、Bさんとはうまく噛み合わないということはありませんか?それは相手とのリズムに問題があるのかもしれません。

会話は餅つきと一緒です。「間」や「リズム」がとても重要です。どちらかが一方的に話すのではなく、相手の理解度を見ながら調子を合わせる工夫が必要です。リズムの乱れは会話の流れを悪くするだけでなく、相手のあなたに対する印象も悪くします。相手とリズムを合わせることを意識してみてください。

④ネガティブな言葉を言い換える
後ろ向きのことばかり言う人とぜひ付き合いたいと思う人はいないと思います。人はネガティブな言葉を使う人を避ける傾向を持っています。かと言って無理にすべての会話をポジティブに話すというのも無理があります。

そこでおススメなのが、ネガティブな言葉を言い換えるという方法です。たとえば「嫌い」という場合は「得意ではない」、「やりたくない」という場合は「別のことが得意です」などという感じに言い換えてみてください。

同じことを言っていても、言い方を変えるだけで相手が受ける印象は180度変わります。

話しの上手い下手は「視点」で分かれます。「あなたに役立つ話題を届けたい」という姿勢で会話に向き合ってみてください。この姿勢さえあれば、あなたの話し方がたとえ拙くても、相手は好感を持ってくれます。人の好意は相手に伝染するものです。大切なのは会話のテクニックや話題の多さではありません。相手との向き合いの姿勢です。あなたの好意が相手に伝われば、相手もあなたを応援してくれるようになります。ほんの少しの工夫で仕事はもちろん、人生も変わるかもしれないと考えます。