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悔いはあるけど、後悔はない。

「悔いはあるけど、後悔はない。ありがとうございました。」

ちょうど5年前の3月も、まったく同じことを書きました。

大学受験勉強でお世話になった東進衛星予備校。受験の全ての結果が出たあと反省のアンケートを書いた時、一番最後の何かひとこと的な欄にこう書いたのを今でもよく覚えています。

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おはようございます。
無事に横浜国立大学を卒業し、本日から社会人になります、ほそいです。

近頃は新型ウイルスが当初思っていた以上に大流行してしまい、自粛自粛と騒がしい世の中です。
いろんな考えや意見が飛び交うのはいいですが、誰も悪くないので、他人を否定したり無駄に争ったりするのはやめてほしいなあとだけ思います。
いち早く収束することを祈るばかりです。


さて今回は、学生生活に終止符をうち、晴れて社会人になるということで、区切りの意味を込めて今思うことをたらたらと殴り書こうと思います。

ま、言ってしまえば今年のTABIPPOの活動の振り返りですね。終わってみて少し落ち着いた今の心の中を、正直に話したいなと思います。今日寝て朝を迎えたら社会人。書くならギリギリ3月の今日しかないと思ったので、時間がない中ですが強行します。
毎度のことですが興味がなさそうな人はここで離脱しましょう。なお、今回は構成もくそもないので、読みにくいと思いますがご了承ください。


およそ1ヶ月半前の2月19日に、僕の持てる力全てをぶつけたイベント「BackpackFESTA2020 東京」は開催されました。当時は例のウイルスが流行り始めたばかりでしたが、若干のイベント自粛ムードがある中でも中止にするという選択肢は僕らにはなく、迷うこともなく開催することとなりました。
あの時は、とはいえもちろん開催はしづらいし、お客さんもこなくなっちゃうよね...まじで運悪かったな...なんて思っていましたが、あと1ヶ月はやくコロナたんがきていたら(もしくはあと1ヶ月イベントが遅かったら)間違いなく中止となっていたことでしょう。今考えると、開催できただけよかったかなとも思います。

僕の大学最後の1年間、特に秋以降は、BackpackFESTAのためだけに生活をしていたといっても過言ではありません。もちろんバイトや卒論、内定先の研修等やらなきゃいけないことは他にもありましたが、基本は朝目を覚ました瞬間から夜眠りにつく寸前までが稼働時間。会う人も9割はTABIPPO関係者だったと思うし、誰かとご飯を食べていても常に活動の話をしていたなと思います。

正直、副代表という立場を気にしたことはありませんでした。ただ今目の前にあることが楽しくて、少しずつ先が見えていく感覚が楽しすぎて、完成された未来を見てみたくて、活動に没頭しました。

全てをかけました。そりゃあやることは多くて忙しかったです。それでも、きつい、辛いという自分の感情を自分で無視して突き進むくらいには、覚悟を決めていたつもりです。

「歴代最高のBackpackFESTAを創る」と宣言し、そのためにできることを考えては実行するを繰り返しました。幸いなことに、僕の周りにはそれに呼応して共闘してくれる仲間がたくさんいたので、彼らを信じ、頼り、想いを伝えて任せました。

最後の5日間は風呂に入る間も惜しみました。終盤はいろんな感情がこみ上げてきて、たくさん泣いていました。今思うと、情けなかったなと反省していますが、それもいい思い出です。



では、それだけ力、想いを込めたイベントの結果はどうだったのか。


やりたいことは、全てやりきれたなと思っています。

これが今の自分のベストでした。おととしではやりきれなかった様々なことに自分発信で手をつけることができて、いろんな人の力を借りながらも想いを込めたイベントを創ることができたと思います。

一緒に戦ってくれたメンバーには、本当に感謝しかありません。本当にありがとうございました。


それでも。


やっぱり「悔しい」の一言です。

もっとできた。


それは、もちろん席数のこともあると思いますが、なんかそれだけの話ではないんですよね。

舞台もロビーも装飾もパンフレットも当日の運営も、僕的には歴代最高だったなと思います。東京支部のメンバーが、本当にがんばってくれました。東京支部のメンバーには、小さいミスでさえ気にしてしまう風潮があるけど(それも僕が創り出した文化、ごめんなさい)、もっと自分がやったことに自信と誇りを持ってほしいなと思います。間違いなく、良いものだったよと言いたいです。

ただ、「歴代最高のBackpackFESTA」だったかと言われると、どうしてもそうではなかったなと思ってしまいます。
僕の創ったイベントは、何かが足りませんでした。もっと良いイベントになるはずです。まじですごかったなって関係者全員から言われるようなイベントになるはずです。

でも、今の僕には、その何かがはっきりわかりませんでした。それが本当に悔しかったです。
舞台うんぬんとか、そーゆー話でもないもっと大きな前提のところな気がするんですけどね、ここはもう自分の責任だなと思っています。圧倒的力不足です。

そりゃあ、これやったほうがいい、これは変えたほうがいい、とか、いろいろ思うことはありますよ。けど、結局ぼんやりとしか見えなくて。現状を劇的に変える力も、今の僕にはありませんでした。

2020年の抱負に掲げた「圧倒」も、やりきれなかったと思います。

なんなんでしょうね。ほんとに。難しいです。
自分の力不足を痛感し、終わって初めて1人になった夜は、ベッドの上で涙が止まりませんでした。


けど、不思議なもんで、終わった直後は言葉では言い表しがたい、充実感というか、やりきった感というか、別に特別満足しているわけではないんだけど高揚している、不思議な感覚を得ることができました。

きっとこれは、本気になったやつにしかわからないものだ思います。

そして、これこそが、1年間代表をやったものにしかわからない感覚なんじゃないかなと思いました。

おととしの最後の打ち上げ、当時の代表のなんとも言葉では言い表しがたいの表情は今でも忘れることができません。
当時の自分には、彼が何を思っているのかがはっきりわからなくて悔しい思いをしましたが、同じ経験をした今なら、なんとなくわかります。
ああ、自分もここまできたんだな、と、ちょっとうれしくなりました。

そしてこの前、そんな当時の代表と、初めて、対等に話をすることができました。なんでしょうね、やっと同じ立場になれたのかなと、ちょっとうれしくなりました。


「悔いはあるけど、後悔はない。」

奇しくも、高校卒業の時と同じ感情を得ることになりました。



そして、そんな僕も、今日からついに社会人です。

この1年間の悔しさを晴らす舞台は、次のステージです。
どんなことをすることになるのかはっきりわかってないけど、まだまだ僕の知らない世界を見て、もっともっと強くなりたいなと思います。


TABIPPOのBackpackFESTAというイベントは、次の世代に託します。僕の想いも、やり方も、全て伝えてきたメンバーがいます。あとは自分の意志と覚悟を持って、引き継いでほしいなと思っています。

まさかかっこつけて逃げるようなことはないと思うけど、頼んだよ。



最後に、このnoteで一番伝えたかったのが、「感謝」です。


TABIPPO

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TABIPPOは、本当に素敵な組織だなと思います。

いろんなことを言う人がいるし、時には厳しい状況なときもありますが、誰がなんと言おうと僕はTABIPPOを応援しています。

物理的にも役割的にも、社員さんと関わる機会が多かったですが、こんな僕を受け入れてくれて、育ててくれて、貴重な経験をさせてくれて、本当にありがとうございました。


札幌支部

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やりにくさがあるなかで、最後ついてきてくれて本当にありがとう。

各々が持てる力を発揮してくれて、とてもうれしかったです。

特に、こころ、りちゃこ、あおい、しょーたの4人は、本当にお疲れ様。きついこと言うときもあったかもしれないけど、よくやりきった!来年も楽しみにしています。


東京支部

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最高でした!

たらたら文句言いながらもついてきてくれてありがとう。信頼できる仲間たちに、感謝しかありません。


東京代表陣

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やはり一番感謝したいのはこの2人ですね。

最後、機会もなくなってちゃんと伝えることはできませんでしたが、本当にありがとうと伝えたいです。

もし、全都市同じメンバーでもう1年やる、代表陣を自分以外にあと2人選べという状況になっても、間違いなくこの2人を選びます。それくらい、信頼していました。一緒に戦ってくれて、本当にありがとう。



だらだらと書き続けてきましたが、そろそろいい時間にもなるので終わりにしたいなと思います。結論のない文章にお付き合いいただいて、ありがとうございました。

とにもかくにも、今年もとても充実したいい1年にすることができたと思います。自分の選んだ道を正解にすることができました。今は本当にすっきりした気持ちです。

明日からの社会人生活、本当に楽しみです。予想できない人生を、僕らしく楽しんでいきたいと思います。

これからも、よろしくお願い致します!


#tobecontinued

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