わたしの一年

よく「〇〇歳過ぎると1年があっという間だよ~~~」つって笑ってる人いるじゃないですか。
全然わかんないです。1年長くない???時々嫌になるくらい長い。
例えば2月あたりって結構寒いじゃないですか。だから同じく寒い12月とかと勘違いしたりしまして。「は~~~~~~今年も頑張ったな!!」とか思ったら、まだ年始から2か月しか経ってないとかね。よくあります。

それで僕も「なんで1年を長く感じるのか」をわりと真面目に考えてみました。導き出した僕なりの答えがこれです。

「1年を細かく区切ってるから」

は??どういうこと???って。わかる。まあ聞いてほしい。
たぶん、たぶんなんですが、同じような日が何日も続くと人間の脳みそはそれらを区別できなくなるんだと思うんです。
昨日も一昨日もその前も同じような感じだと、「あれ?これってもしかして全部同じ日なんじゃね…?」つって。「というわけで、全部まとめて1日としてカウントしてみました!」って。

そりゃ早いわけだよ。仮に平日の5日間をまとめて1日としてカウントされたら、1年が70日くらいになっちゃうんでしょ。みじけーーーー

このことはたぶん、毎日毎日代わり映えもしない同じような色あせた日々を生きる現代人にとって非常に大きな問題なんですけど、だからといっていきなり変化に富んだ充実した日々に変えるのは難しいですよね。

そこで僕がいつもやっていること。それが「1年を細かく区切ること」なんです。
具体的には、特に季節の変化を細かく区切って楽しむことにしています。


たとえば一般的に季節というのは「春・夏・秋・冬」の四季に分けられていますが、
一言に同じ春でも
「まだ寒いけど少しずつ春の訪れを感じる時期」とか
「桜が咲き乱れる時期」とか、
「新緑が芽吹いてきて太陽がいつもより眩しくなってきた頃の『今日なんだか夏っぽいね』って時期」とかがあるわけです。

まだ少し寒い春とかは、出会いや別れを予感して意味もなくそわそわしてしまいますし、桜の時期なんかは言わずもがな、花見で心躍ったり散歩で楽しくなったりします。新緑に向かう時期はバーベキューするとすごく気持ちがいい時期です。
それぞれの時期を彩るぴったりの音楽なんかもセットにするとなお良いですね。新緑ソングとかね。なんだ新緑ソングって。


こうすると、ただ単に「春が来て、夏が来て、秋になったと思ったらあっという間に冬だねえ」というふうにならずに


「桜のつぼみを見てそわそわしていたらやがて一つ一つ咲いて満開になって、それを見ながらビールなんか飲んで、やがて散ってしまったら今度は新緑の中でバーベキューやらハイキングやらをして、梅雨の時期はじっと明けるのを待ち、ようやく晴れたら爽やかな夏がやってきてテンションが上がり、海で遊んだりキャンプしたりワイワイやって、たまに暑すぎてウゼ~~~~~~ってなったりするけど、それでも少しずつ太陽の色が変わってやがて切ない夏の終わりが来て、夕日が綺麗なのを見てそろそろ秋だなあって感じて、過ごしやすくなったから散歩したり、フルーツを食べたり、そうこうしているうちに肌寒くなって上着を持ち出し、うろこ雲なんか見ているうちにどんどん気温が下がって、コート無しでは外に出られなくなって、そろそろマフラーを出すかぁってなって、寒いのはクソだけど白い息吐きながら食べる肉まんはうまいよな…とか思ってたらどんどんあわただしくなってやがて年末年始が訪れ、新しい年に何かしら願ったり誓ったりしてたら雪が降ったりして、やっぱり寒いのは苦手すぎるから早く春にならないかな、でも今の時期の温泉は格別なんだよな~~~とか思っていたら少しずつ少しずつ気温が上がって、わずかに膨らんできた桜のつぼみに気付く」

みたいな一年を過ごすことになります。めちゃくちゃ長くないですか?

おかげで僕は、わりと1年を長~~~~く楽しんでいます。時折ちょっと飽きてしまうくらい。季節を細かく区切る、おすすめです。


(個人の見解です。効果には個人差があります。)
(この手法は、1年を長くする効果を保証するものではありません。)
(すべての1年を長くするものではありません。)
(この手法は、積極的に取り入れることで1年が長くなったり、1年が長くなったりするものではありません。)
(年齢やその他環境によっては、1年を長くする効果が得られない場合もございます。)

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