笹目川の治水強化について - 流域全体で貯水能力を高める対策を

埼玉県議会 令和4年9月定例会
Q 細田善則

私は、現在検討されている水門の工事と同時に、笹目川流域全体の貯留能力を高める工事の必要性を感じております。被害がある戸田市だけではなく、さいたま市も含めて、広く流域のどこかに地下貯留施設などの貯留機能を高める対策が検討できないか、お伺いいたします。
ちなみに、私が調べただけでも、県有の施設では県立南稜高校、そして県道朝霞蕨線の地下、ほかにも戸田市の北部公園の野球場、惣右衛門のサッカー場、笹目東小、さいたま市の市立浦和南高校など、地下の貯留施設が検討できる用地が複数あると考えております。
水門の整備と同時に、地下貯留施設整備などを検討すべきと考えますが、県土整備部長にお考えをお伺いいたします。

A 北田健夫 県土整備部長

笹目川全体の治水対策につきましては、笹目川排水機場の排水能力を高めることも含め、河川整備計画の変更に向けた検討を行っているところです。
県では「流域治水」を推進しており、議員御提案の流域全体の遊水機能を高める対策については、この流域治水の取組に合致するものでございます。
現在、笹目川流域のさいたま市、戸田市については、国と県が事務局を務めます「荒川水系(埼玉ブロック)流域治水協議会」に参画しております。
この流域治水協議会で意見交換や情報共有を行い、貯留施設などの流域治水の取組を検討してまいります。

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