助けて欲しい #発達障害啓発週間

助けてくれ。
今の俺を。助けてくれ。
でも具体的にどうして助けて欲しくて何が困っているかわからないんだ。

俺はいつもこんなことを思っている。
こんちゃ、ホシミヤです。

春だからなのか最近心の調子が良くないです。

実は俺、ADS(いわゆるアスペルガー)とADHD(これは軽度)を併発した上で中度から重度の双極性障害を持っている。

なので、今は躁の状態だからものが書けるけど鬱の時は一人暮らしの家から出られなくなる。

ふと、Twitterのトレンドを見たらこんな言葉。

#発達障害啓発週間 らしい。

そこには過去の「だった」が沢山バズって沢山「思い出」になってたので、思い出も含め今俺に起きてることを話したい。

良ければ最後まで付き合ってください。

最初に出てくる「小学校の記憶」

俺の小学校にたいする気持ちは「うるさい」だ。
なにせ、本当にうるさかった。
今でこそ音楽に役立つこの耳も、当時は引きちぎって鼓膜を潰したかった。
教室の休み時間はうるさかった。
体育館の喧騒は苦痛だった。
息遣いすら頭に響いた。

音楽と出会った。

だから、耐えられなかった。
小学五年生の冬、不登校気味になった。
同時にVOCALOIDと音楽に出会った。
当時から防犯ブザー付きのケータイを持ってたから音楽を録音して持ち歩いていた。

今思い返せばあの時の歌と音楽は俺の中で救いだった。
うるさくてたまらない世界に酔って、平衡感覚が無くなりそうな時は、ケータイを取り出して、直撮りの音質の悪い音楽を聴いた。
それが、心地よかった。
一つの音に全て持ってかれるから、最強。
その時からイヤホンが欲しかった。

最悪だと、思ってた中学時代

中学校に入りたての頃は最悪だった。なにせ、うるさい。
グループワークの声が不快だった。
思えばあの時の記憶に、静止絵がない。
いつも見える景色は廊下、教室、階段、下駄箱、給水器。
そして俺を笑ってる(という思い込みが今も取れない)声。声。声。
それらがいつもぐるぐるぐるぐる回ってる、7.1chの音響でで高速回転してもこんなに酷くはならない。
あまりに世界が怖すぎて、ネットに逃げた。
学校からも逃げた。
親からも逃げた。父親の怒鳴り声と力づくで登校させようとする行為は、今思い出しただけで。玄関の扉が開かなくなりそうだ。

特別学級には行かなかったが、特殊学級(週一だけ登校みたいな)に行った。
そこでは初めて楽しかった。
俺はどうしてそうなるか理解出来ることに関して、後輩に教えるのが得意だった。
だから、少しだけ勉強を教えたり、当時は下手の横好きだった歌を教えていた。
だから、慕ってくれた後輩達に、感謝している。

障害を知る

中学二年、その晩夏だったと思う。
大きな病院に連れていかれた。
IQテストだと言われ受けさせられたものはいわゆる発達障害の検査だった。
今でも覚えているのは
・短期記憶が16桁以上いけたこと(先生がギブした)
・単純作業の効率が著しく悪いと言われていたこと。
そこで初めて、自分がADSとADHDであることを知った。

高校時代は許せない

許せないと言った。俺が、許せなかった。
この頃は音に酔うことを知っていたので授業中以外は常にイヤホンを付けていた。
わかる人は少ないかもだがウォークマンの音量は13か14だった。
友達と居たいと願った。
だからリーダーになった。
でも離れていく人も多かった。
バカしたいだけだったのに考えることが増えて辛かった。
そんな自分は優秀だと思い込んで、許してあげなかった。
だからもうあそこに行って俺を許してあげられる人はいない。

自由とは、諦めた先にある。
だからこそ好きで生きていたい。

ここからは近くなるので段々今の話。
大学生を一年やった。
正直クソみたいだったけど、留学だけは大切な思い出になった。
自分が生きてもいいと思う指標だ。
「別に誰かのために生きなくてもあなたはあなただ。だけどもしあなたが他人と楽しんで生きるなら好きなことをやって生きなさい。」

少しの間お世話になった留学先で言われた言葉だった。
マリア母さん、今でも心に残ってます。
好きに生きたいと願った。

大学生から専門生になった。

歌が、好きだから。

歌の在り方が他の人と違うけど、俺の歌は誰かを救いたいと願う声だ。

誰かと生きたいと、一人で死にたいと、泣いている。

ここまで言わなかったが俺には他人と決定的に違うところがある。

どうにも、続かない。

通学も、通勤も、どうしても。

半年くらいで嫌になって、落ち込む。

ある日突然、無理になる。

学校も中退した。
食事も飽きたら2日3日平気で抜いてた。
しまいには趣味すら立ち行かない。

こんな俺は今音楽を作って歌を歌ってる。

でも、辛い。

理由なんて、明確にはない。

だから

助けてくれ。
今の俺を。助けてくれ。
でも具体的にどうして助けて欲しくて何が困っているかわからないんだ。

ホシミヤではなく。俺として語りました。

正直、理解が進んで世論がスポットを当てても俺の生きてるうちに変わりはしないと思っている。

それでも。

それでも。今日辛くても明日辛くても。それを隠してても俺は俺。

根本的には他人といる事が大好きで歌を褒められると照れるくらいの人間です。

こんにちは。一緒に笑ってください。

今なら思い出は心写真に残るのでどうか笑って。

はい、ちーず。

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