12ハウス概要

皆様ごきげんよう
星読み人です

いよいよ最後のハウス解説になります

鑑定などはこちらから


概要


現代占星術では集団性の喪失と自己の部屋で
スピリチュアルな部屋であり自己統合といった説明がなされることが多い
そういう救いがあるというハウスという認知が強い

古典的な解説書だと起点となるascとから角度を取ることができない為
惑星が力を発揮できない。

そして悉く苦役や懲役や罰を受け隔離された場所による生活という記述を多くなされている為悉くこのハウスには惑星があるのを好まないという記述をされていることが多い


先人たちのいう解説


マニリウス・・・病んだ人の部屋、憂いを抱える、苦労、敵
その他・・・不運、自己堕落、奴隷、敵、危険、異国への島流し
フィルミクス・・病、奴隷、悪い精神、土星の部屋
アルビルニ・・・敵、不運、悲しみ、牢獄、負債、精神錯乱、出産前の体験
リリー・・・見えない敵、魔女、自己堕落、でかい動物
現代・・・他者の奉仕、事故のケア、神秘主義



詳細な説明


金星が担当し、土星がジョイとなる部屋である
隠された、抑圧、秘密、行動が出来ない、曖昧な事を指し
自分の行動からくる厄介事や内面を指す事も多い。
馬やラバ、カバ、ライオンといった人間よりもでかい獣を扱う仕事や youtube、映画といった映像作品 sns 広報、社会の裏を見る仕事やスパイ、諜報員、ヒーラー、スピリチュアリスト、写真家、秘密を取り扱う仕事
といった社会の裏を見る人に言えない仕事や裏方で人にあまり見られることのない仕事をするのであるならば多少12 ハウスのもつ悪さが緩和される場合もある


場所

日の光があたらない牢獄や精神病院、修道所、幽閉目的で使われる場所全般
自ら隠居を望む場所、人里から離れた山奥、あまり人が入ってこないような裏道など

土星がジョイの理由


そもそもここは「金星」の担当の部屋で金星の悪い側面である「楽しいこと」を限りなく追い求めてしまう自堕落の側面も持つ。
それゆえに堕落の部屋とされる
実際ここに金星があって悪い状態だととてつもない悲恋を受けることが多い
それこそ堕落した恋愛のような・・

一方土星はよくも悪くもブレーキと安定の星である。
なのでそういう悪い事柄にブレーキをかけてくれるという側面と
土星の悪い側面である「不幸」が12ハウスという見えない場所にあることで
不幸が表層化しないという2重の意味がある
実際ネイタルに12ハウス土星がある人は辛いことに耐えうるしメンタルが安定している傾向にある。



マンデン占星術では


刑務所、矯正施設、スパイ、犯罪者、見えない敵、秘密結社、暗躍するもの、隔離された場所、拘留されたところや人間、精神病院、弱者、病人、弱い人を保護するところ
収容所、奴隷状態や拘束状態にある人々、ホームレス、負傷者、病人
訴訟・紛争・事件
被告が不利で投獄されている、不幸な状態、憂鬱

その他


医療では
足、全体的に調子が悪い
色→緑
商業・・・12 ハウスが絡んでいると特によろしくない
東南東

ホラリー

基本的にホラリーで12ハウスを使う事はあまりない
せいぜい、見えない悪口を言っているのは誰だという事とか
悪霊につかれてますかといった中々ない質問くらいだろうか。
裏テクではあるが本当にカレントが言いたいことが12ハウスに隠されていることもある

恋愛や仕事など様々な事柄においてその支配星が12にある場合
ほとんど良い結果をもたらす事は無い(よほど良い状態でない限り)

個人的感想

ぶっちゃけ判断が難しいハウスである
ケーデント自体がそうではあるけれどもこのハウスは特に個人によって
体験する出来事が大きく違ってくる傾向があるため一概に最悪とも言えない判断に難しい所なのである。
確かに悪いとこの世のものとは思えない不幸に見舞われることもあるけれど
12ハウスらしい空想力とかが活かせればそれこそアニメの原画アイデアや空想世界で人を楽しませたり云々もできる他人には言えない不幸を目の当たりにしてそういうのの共感能力ができるけれど・・という
まだ現代という時代の流れによってプラスの解釈が広まったハウスともいえるかもしれない


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