占星術、占いについての捉え方

はじめまして、ベンディです。北海道札幌市在住で「星読みB.N.D.Y.(ベンディ)」の名前で占いの活動をしています。使用する占術は西洋占星術とタロットカードです。自己紹介として、私の占星術に対する思い、占いをする上で重視していることについてお話しようと思います。

占星術を知ったきっかけは今ではよく思い出せないのですが、基本的な仕組みを知った瞬間、なかでも「二度と同じように巡ってこない星の配置から個人の性質を読む」ということを知った瞬間に一気に引きこまれたことははっきり覚えています。まず自分の出生チャートを読んで自分の性質がこんなにもクリアに示されていることに驚き、身近な人のチャートを読んで自分とまったく違うことにも驚きました。さらに多くのチャートに触れるうちに、人によって大事にしている考え方や価値観が違うことを当たり前なことですが強く実感します。私にとって占星術を勉強することや占いを通じてチャートを読むということは、自分以外の人達がどのように世界をみているのかを知り、自分がみている世界の偏りに気づくと同時に、自分だけの視点に気づくことができるという体験です。我ながらエゴが強いと思うのですが、この意義深さを共有したいというのが中心にある動機かもしれません。それとなにより、占星術は知れば知るほど面白いということに尽きます。

占いを行う際、例えば「幸せな恋愛や結婚には縁遠い」とか「今生では使命として〇〇を果たせないと幸せになれない」等のいわゆる言い切り型、運命論的な考え方はしません。TVの占い番組など、エンタメ的な演出にはこういった表現がよくありますがとても違和感を感じます。ホロスコープに示されているものはあくまでも個人の原型のようなもので、そこから読み取れるのは決定事項ではなく可能性そのものです。いうならホロスコープは自分だけの設計図や種子であり、それをどのように使うのかは自由な意思です。私自身もついやってしまうのですが、チャートの一部分を読んで「~だからこうなってしまう」「~だからこうするしかない」と諦観・悲観するよりも、それを生かす分野や中和する行動に意識を向けることが重要であると考えます。

また、占いというものへの適切な距離感も大事だと思っていて、表現が難しいのですが「全幅的には信じない」というスタンスでいます。言い換えれば占いに依存しないように意識がけるということです。占いの結果というものは個人の可能性を拡大する面と狭めてしまう面の表裏一体の緊迫感を含んでいますが、もともと奥底にある動機や望みがクリアになることで心の整理がつくきっかけともなります。あくまでも、占いというものを自分を確認するための意思決定のひとつのツールとして活用したいし、してほしいと考えています。

以上、どういうスタンスで占いしているの?というお話でした。いろんな考え方がありますが、私はこのように考えて取り組んでいますので、ご承知おき頂ければと思います。

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