逍遥

 逍遥《しょうよう》を辞書で調べますと、気儘《きまま》にぶらぶら歩くこと、漫《そぞ》ろ歩き、とあります。「海辺を逍遥する」などのように使います。
 私はあまり、近所をぶらぶら歩くことはしません。散歩の習慣がないのです。風光明媚な観光地が近くにあれば歩いてみるかもしれません。否、やはり私のことだから三日坊主になることでしょう。
 散歩が日課の方は、寒い冬を抜けて、暖かな春を迎えるこれからが楽しみでしょう。動植物を見つけたり、日差しや風に誘われて歩くことは、心身の状態を安定させることでしょう。

 ここで一句。

梅東風や逍遥すれば友来《きた》る

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