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10/30 渡りを終えた鳥の、渡りを振り返る時間を、ないとは言えない

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かわいい格好がしたいし、ふざけた態度で踊りたいし、おいしい料理が作りたいし、不毛な話に何本も手足をつけて神さまに仕立てあげて小さく形にして胸に置きたい。
葉っぱが赤くなったり黄色くなったりして、緑から青を抜いたら黄色になるから葉っぱの中の青はどこに行ったの?空か海か空気に溶けたか。緑から何を引いたの赤いあの葉。やがて茶色に朽ちていく、木の幹の、根の、土の色に戻っていく。
僕を、自分を、懸ける気持ちで生み出した作品は、枯れても水をあげ続けるべきである。根という自分がまだ生きている、また、葉が生えてくる、それを触って撫でて愛でたい。死ななければ生きていられる。生きていれば懸けられる。
僕の庭は広がった。広々している。僕の肩の荷をここに下ろして開く。

12:22
毎日変わっていく、僕の作業場。
そこから出る煙。

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