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ヤバい友達の話

わたしにはヤバい友達がいる。

何がヤバいってわたしの人生2回変えたと思うそいつ。

大学入ってから出会ったサークルの同期。
向こうは商業高校から推薦とかで入ってきたから1個下。
普段そんな自分から話すタイプじゃないのに、口から出てくる言葉がまぁシャープ。
刺さる刺さる。

自分の気付いてない自分の足を引っ張ってる1番悪いところをスパッと指摘してくる。

指摘されたことがあまりに図星すぎると、
人間って思考停止するんですよ。
4秒くらい唖然として
「………😳!た、たしかに、、、」ってすっごい情けない声が出るの笑
俗に言う、ぐうの音も出ないってやつね。

わたしがそれを経験したのって人生でまだ3回でそのうち2回をその1個下の同期にされてるんだからほんとに、、、。
ちなみに1回は就活中の時とある企業の人事に言われたとき。
だからその同期がどんだけヤバいかって分かると思う笑

今日はそんなヤバい同期に自分の人生変えられたって話。

お前さ、なんのために生きてんの?

所属してたサークルで2年になって後輩ができた時。
リーダー気質だったわたしはリーダーに立候補した。
けど当時の幹部がそうさせなかった。
当時の副部長と部長に面接された時、わたしのリーダーやりたい理由がいかに薄いかバレてしまったんだと思う。

当時わたしは体裁や自分が美味しいかどうかしか考えてなかったんだと思う。

「え、、、なんで、自分がリーダーなれなかったんだろう…。てか落とされて思うけど、自分は本当にリーダーをやりたいのだろうか。」

自分がどうしたいかもわからない。でもリーダーやりたい。なんで落ちたの。また挑戦してもリーダーになれる気がしない。

そんな状態のわたしに、彼が放ったひとことがこれ。

「お前さ、何のために生きてんの?」

この質問をされて、何も答えられなかった。苦し紛れに出てくる言葉は全部「自分が目立ちたい」「自分が頼られたい」「自分が評価されたい」ってものばっかりで、

自分で口にしておきながら「ん?何言ってんのわたし、、、もっと本質的なやつあるでしょ!ないの?」ってびっくりした。

この時やっと気付いた。
自分は人に頼られて優越感に浸りたい、目立ちたい、この場を自分が収めて満足したい、それだけで生きてた。
それは自分が1番嫌いな生き方だったのに、気付いたらその考え方が自分の行動を支配していた。

気付いた時は苦しかったなぁ、、、笑

ごめんなさいが言えないとこだよ

わかんない?ごめんなさい言えないところだよ。

わたしが自分の何が悪いか、どうして何も上手くいかないのか、ずっと分からなくて考え込み始めた時。
そう言われた。

詳しい状況は説明が面倒だから割愛するけど、
これ言われた時「ぁぁ、そっか、、、」ってなった。本当に図星すぎて、しかもプライドが高いから自分が自分の悪いところを認めて謝罪することができない人間だなんて思わないようにしてたから余計に。
指摘されないと気付かなかった。認められなかった。

あれ以来わたしは、ごめんなさいが言えないプライドの高い自分がいることを認識した。
ミスしててもミスしてないと言い張る。
自分の主張がおかしい思っても論点をすり替えて相手の揚げ足を取ろうとする。そんな人をよくSNSで見かけるけどわたしもその部類だったかもしれない。

そんなヤバい同期のおかげで、
わたしはなんのために生きているのか見失って薄っぺらく口先だけで誤魔化すことはやめたし、
ちゃんとごめんなさいが言える。

ありがとう、ヤバい同期。

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