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アナタへ餞を【短編セリフ集】


シナリオ設定・注意事項

全て短編のはずなのに重たいです。
それぞれの題名が激重すぎてメンタル削れます。

【題名】
1.無自覚な貴方へ餞を(年下→年上の人に向けたもの)
2.アイオライトへ餞と賽を(片思いから告白する人向け)
3.向日葵へ餞と願いを(亡き人に向けたもの)
4.変わらぬ影へ餞と未来を(新しく踏み出す人向け)
5.相反するものへ餞と道標を(思い悩み続けた人向け)

一人称は自由に変えてもらって大丈夫です。
台本をご利用の際は製作者のところに「星影零」と記載してくださると嬉しいです。

1.無自覚な貴方へ餞を

先輩…先程の話、聞いてましたよ…
あの人と結婚するんですね、先輩…
先輩とあの人、すごくお似合いですよ。
嫉妬なんてしてませんよ。子供じゃあるまいし…
相手が相手だから私もびっくりしてるだけですよ。
でも、あの人より私の方が先輩とずっと一緒にいたのに…
えっ…?なんでもないですよ…ただの私の独り言です。
もう!私の事なんて気にしないでください!
先輩にはあの人がいるんですから!
私じゃなくて、あの人のことを大切にしてあげてください!
…っ!す、すみません…つい感情的になってしまいました。
とにかく、先輩はあの人の元へ行ってあげてください。
何かあったらその時は話ぐらいは聞きますから…
その時まで、さようなら…先輩。

2.アイオライトへ餞と賽を

すみません…こんな時間に呼び出してしまい…
あ…そうですよね…いつも、忙しそうですもんね。
私の予定に合わせてもらってありがとうございます。
ちょっとここで話しづらいので、場所を変えませんか?
その…ここだと人が多くて聞かれたら恥ずかしいので…
あの…この前、一緒に神社に行った日のこと覚えてますか?
えぇ、あの時お揃いで買ったお守りのことです。
あれから、その…願い事は叶いましたか?
私の方は…その…叶いそうで叶わないと言いますか…
私の願いは叶えるのがなかなか難しいものなので…
なので、このままずっとこの石に頼み続けるのもやっぱりよろしくないと思い、それを変えるために今日、ここにあなたを呼んだんです。
どうしても、あなたじゃないとダメなんです…
1度しか言わないのでちゃんと聞いて素直に答えてください…
あなたは私とこれからもずっと一緒にいてくれますか?
友達としてじゃなく、恋人として…一緒にいてくれますか?

3. 向日葵へ餞と願いを

やぁ…ちゃんと今年も来たよ。
なかなか来てあげられなくてごめんね。
最近は来てないから存在忘れたかなとか思ってるかな…
ちゃんと今年もあなたが大好きだった向日葵持ってきたよ。
僕は…あなたのおかげでちゃんと今も生きてるよ。
流石に歳が歳だから若いことはなんもできないけどね。
あの時、あなたが助けてくれなかったらここにいない…
あぁでも、辛くない、寂しくないって言ったら嘘になるね。
僕があなたの事をしっかり守らないといけなかったのに…
本当に…不甲斐なくて…頼りなくて、弱くてごめんなさい。
本当にあなたがいなくなってからずっと泣いてばっかりで…
でも、今日はこのことを共有してあなたにも笑ってもらいたいからもう少しだけ話をさせてね…
実は、あなたと一緒に叶えたかった夢のうち1つが叶いそうなんだ。それをどうしても報告したくてね…
でも、叶えるまでに時間はかかるかもしれないけど、絶対に叶えてみせるから…あなたの所に届くように頑張るから…
だから、僕のことずっと天から見ててくださいね…
それじゃ、長居すると申し訳ないのでそろそろ行きますね。
来世は一緒に夢を叶えようね…それまで、おやすみなさい。

4.変わらぬ影へ餞と未来を

ああでもない、こうでもない、僕はいつまで悩んでんだ?
確かに昔のことは過去のことだから何をやったとしてももう結果は変わらない。
そうだと分かっていてもなぜ過去に縛り付けられるのだ?
そして、悩むのは毎回未来のことなのに、過去のこととリンクして悩むのか…悩むだけ無駄で疲れるって分かってるのに。
分かってるなら自分が変わればいいのに…
それができないのは僕が…僕が…あぁ、この癖も良くないな。
さっきからずっと同じことの繰り返し。
今日も、昨日も…ずっと、ずっと同じことの繰り返し。
もうこんなの嫌だ…嫌だよ…同じことの繰り返しは嫌…!
僕だって皆と同じように楽しく生きたいだけなのに…!
あれは…嫌、僕はもうあればやらないと決めたんだ…
決めたのに…どうして思い出すのは楽しい記憶なんだ…
もう一度だけ…やってみようかな。
今度は人のためじゃなくて新しい自分になるために…
もう一度…腹括って頑張るから…今度こそ変わってくれ。

5.相反するものへ餞と道標を

もう悩み続けて疲れた…そう思ってるんでしょ?
だと思った。君のことだからそうやって大事なことを独りで抱え込んで、独りで勝手にどこか行っちゃう。
なんで知ってるのか?そんなの当たり前だよ。
だって、僕と君は表裏一体だからわかるに決まってる。
んで、結局のところ君はずっとこのことで悩んでたんだよね?
そうだね…独りで抱えるには重たすぎるよね…
そうだな〜、かなりぶっ飛んだこと聞くけどさ、君は宇宙って聞いた時にどんなイメージを浮かべる?
広い、未知、怖いとか…人によって色々あるでしょ?
でも、僕たちはそんな宇宙の中の1つの星の中にいる人類なわけでしょ?
僕が言いたいのは人が変われば、星が変われば、悩むことはそれぞれ変われど何かしらの壁にはぶつかるってこと。
壁にぶつかる時は遠回りしたり、誰かと一緒に乗り越えよ?
だから、一人でいるのはいいけど、独りにならないで。
ね?悩んでたこと全部吹っ飛んだでしょ?
これで、独りぼっちの君とはさよならできたよね?
これからは2人で1つの僕と一緒に行こうね!

あとがき

短編セリフ集「アナタへ餞を」を読んで下さりありがとうございます。
今回は完全に徹夜しまくって、しかも深夜テンションで思いついたものがこちらの短編セリフ集になりましたw
ちなみに最初は1つ目のやつからR18系のものを書こうとしたんですが、自分の羞恥心が勝ってしまい今回は大人しく短編集にしました。
2つ目のやつはキーワードとしてはアイオライトで、アイオライト自体は恋愛運を高める石として超絶有名ということもあり、そこから文章を考えました!
3つ目のやつは向日葵がキーワードでそれなりに重たいものにはなりましたが、辛いことがあったとしても夢を叶えるために頑張る人って凄いよなと思って書いてました!
4つ目と5つ目は自分自身がなかなか過去のことに縛られて前に進めないことから書いたものになります。完全に私情挟んどるやんけと思った人もいると思いますが、こういうのもたまには悪くないと個人的には思ってます!
つまり、自分の書いたものが誰かに読んで貰えたらそれで全てオールOKってことですねw
色々、他にも書いてるのでよかったら読んでみてください。


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