CL2024札幌を終えて 〜 PJCS2024に向けて
私自身出場はしていませんが、環境の振り返りや今後に活かせることなどを考える
CL2024札幌
環境考察
ポケカブック様から画像2枚目を参照すると分かる通り、前週までのシティーリーグではドラパルトとルギアで半数を占めている。
なぜミライドンが優勝できたのか
https://www.pokemon-card.com/info/004439.html
シティーリーグでの上位分布を見るにリザードンが勝てていないことがわかる。
リザードンが上位にいない時のトップはなんであったか?
ミライドンである。
もちろんレギュレーション変更の流れもあったとは思うが、リザードンが本格的に台頭してきたことにより高HPポケモンの処理が難しいミライドンは沈んだイメージだ。
リザードンVSミライドンの対面では、リザードン側は不思議な飴でリザードンを早急に用意することができるため
①進化前であるヒトカゲを最低限の数だけ準備すれば良い
②ミライドンexを早々に準備しても得られるリターンが少ない
③レース中盤以降はワンパンで沈められてしまう
この3点がリザードンに対して勝てない要因であり上位に上がれない理由であったと考えている。
では、ドラパルト・ルギアに対して通用するのかを考えた時三つの条件を満たすことができないのが両デッキである。
【ドラパルト】
ドロンチをシステムポケモンとしても活用しなくてはいけない面がありテツノカイナによってサイドを強制的に進められてしまう。
攻撃→ボスの指令→攻撃 と2ターンでサイドを4枚取ることはできるが、テツノカイナを警戒してドロンチを展開しない状況ではボスの指令へのアクセスが難しいのではないかと思う。
【ルギア】
ルギア自体が雷弱点であるため、Vの状態であればごっつあんプリファイで倒すこともでき、VSTARであればアームプレスで倒すこともできかなり効率が良い。
アーケオスも雷弱点、チラーミィもHP110であることからテツノカイナが非常に重いマッチアップとなる。
結論
唯一苦手としていたリザードンexは上位に勝ち上がってこない
環境であるドラパルト、ルギアに強く出れる
この2点に気づけた上位プレイヤーがミライドンという選択肢を取れたと思います。
Day1終了時点で勝ち上がったドラパルトやルギアがミライドンを重く見た構築に変更できなかったもの明確な敗因であったかもしれない。
PJCS2024に向けて
カードプールが変わらないまま迎えるPJCSですが、どうなるのでしょうか。
私は出場できませんが後学の為にも検討してみようと思います。
環境デッキについて
CLを終えて、環境がミライドン、ドラパルト、ルギアで6割を占めている
このまま環境が推移すると考えており、その前提で各デッキの課題を簡単に考える
ドラパルトの課題
今はドラパルトの研究が進んでいる最中だと思いますので、ミライドンに対する明確な回答が出るかがドラパルトの課題となる。
リザードンと同じロジックを踏むのであれば不思議な飴を4枚入れてドラパルトをドラメシアに頼らない尚且つボスの指令もしくはカウターキャッチャーを3ターン目に確保できる形をとれると理想であると思う。
この形を実現するに現在のドロンチやネイティオに頼る形から大幅な変更が必要となり、飴に頼らない形のメリデメをどう捉えるかに考えが分かれるところとなる
前環境であったリザードンを重く見てデヴォリューションを採用しているデッキが多いいイメージだが、ミライドンへの対策リソースとして変更する勇気が勝利の鍵になるかなと思う
ルギアの課題
明確にミライドンを重くみた配分にする必要がある。
ミライドンから1撃でやられず、こちらから1撃で取れるポケモンが簡単な対策になると思う。
ガチグマexの2枚目を採用することやかがやくリザードンの運用を検討しても良いかもしれない。
ミライドンの課題
環境の周りからすれば、ミライドンに有利となるリザードンも増える可能性もある。
また各デッキが明確に対策してくるため多少勝ちづらくなるとは思われる。
環境トップ予想
ミライドンは正直対策さえできてしまうデッキだと思っているため、これを対策したドラパルトとルギアが順当に勝ち上がるのではと思っている。
ドラパルトリザードンの比率が増えてもよいかと思う。
リザードンを押し付ける戦略が簡単に取れるデッキでもあるし、ドラパルトの強みも出るデッキであると思う。
今回の環境変化について
トップシェアを使ってどう渡り合うかを考えることも勿論大事であるが
前環境まで強かったものがなぜ落ちたのか、落ちたことによる影響を考えることがとても大事であると改めて考えさせられるいいCLであったと思う。
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