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花のオラクルカード「Botanical Inspirations」

今回ご紹介するオラクルカードは、花の絵が描かれた「Botanical Inspirations」です。

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まるで植物図鑑のようなカードで、一枚一枚にとても美麗&詳細な花の絵が描かれているのが特徴です。

作者はLyn Araujo(リン・アラウージョ)さんという女性の方で、「Dreaming Way Lenormand」にも、制作者の一人としてクレジットされています。

カードは、サイズが縦11.5センチ×横7センチと、オラクルカードにしては小ぶりな方です。

コーティングされているので、滑りはとても良いです。小ぶりな大きさと相まって、シャッフルはとてもやりやすいです。

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セピア色を背景に、極彩色で描かれた花は、まるで植物図鑑をみているようで、とても精緻に描きこまれています。

各カードの上部には、花の名前と学名が、下部には花言葉と偉人の名言が書かれています。

名言には

「自然は急いだりしない。それでもすべては達成される。」老子

「人格は、気楽で平穏に高められるものではない。試練と苦悩を経験することによってのみ、魂は鍛えられ、大志が生まれ、成功は達せられる。」ヘレン・ケラー

など、味わい深いものばかりとなっています。

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メインの花の絵を描いた人は、Pierre-Joseph Redouteという18世紀の画家です。

Pierre-Joseph Redoute(ピエール=ジョゼフ・ルドゥーテ:1759年7月10日 – 1840年6月20日)

「薔薇の画家」と呼ばれる、Pierre-Joseph Redouteは、1759年にベルギーで生まれました。父や兄弟も揃って画家という境遇に生まれた彼は、幼い頃から絵に親しんでいたようです。
やがて、パリで絵を描くようになると、その精緻で美しい花の絵は、おもに植物学者の間で話題となります。
その噂を聞きつけた、マリー・アントワネットに招かれて城の壁に花を描いたのをきっかけに、彼の名声は一般にも広まり、大きく高まります。
そして、あのナポレオンの妻で皇后のジョセフィーヌに請われて、彼女の居城であるマルメゾン城に招かれました。
その後、1817年〜1824年にかけ、彼の画業の集大成ともいえる花の画集「Les Rose」三部作を描き上げて、薔薇の画家としての名声を不動のものとしました。

あのマリー・アントワネットやジョゼフィーヌ皇后に可愛がられたというだけあり、細部まで描きこまれ、繊細な色使いがなされた彼の花の絵は、素晴らしいの一言です。

枚数は44枚で、ハイビスカス、スイートピー、チューリップ、アマリリス、ヒヤシンス、ユリなどのほか、薔薇の画家だけにピンクローズ、レッドローズ、ホワイトローズ、イエローローズと、バラだけで4枚も入れられています。

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カードの入っているケースも、また美しい大輪の花が描かれ、100ページの解説書と、シンプルなものですが、カードを入れられるポーチも付属します。

発行はU. S. Games Systems社で、2017年に発売されたようですね。

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花がお好きな方には、手にとって眺めているだけで幸せになれるオススメの一品です。

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Amazonで取り扱いがあるので、手に入れやすいです。下記にリンクを貼っておきますので、興味のある方はどうぞ。


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