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月のフィルターをはずしてみたら。

夕方、西南の空に水瓶座の三日月と魚座の木星がキレイでした。
木星は社会天体と呼ばれ、社会的に伸びていくというか拡大していく方向を示すんですけど、今は魚座入りしたばかりで初期度数。
眺めながら、その象意を考えていて。

何ができてもできなくても。
美しくても醜くても。
聡くても愚かでも。
豊かでも貧しくても。
優れていても粗悪ても。
心地よくても不快でも。

何でもありで、いろいろあってのざわめきが、何だかワクワクする。
お祭りに行って、いろんなお店見て、

わー!すごーい(≧▽≦)と
ぎゃー!何コレ~(@_@は、等しくお祭りを彩るもの。

そんなワイワイガヤガヤがあるから愉しい。

こうしてこの星に集って生きている。
それそのものが、お祭りのようだなぁと。


◆人はしょせん、見たいように物事を見るもの。


同じ事を体験しても、感じ方は人それぞれですよね。

その人が見たいように世界を見ている。

以前、イマココラボSDGsカードゲームのイベントを誘致したことがあるんですけど、これ、とってもおもしろくて、大好評で。
ゲーム上の人生で大切にする価値観をそれぞれ決めて、それを大切にしながら、多様な価値観の人と世界をわかちあっていく。

非常によくできたゲームで、初めて体験した時のレポはこちら
『SDGsゲーム 自分と世界のつながりレポ♪』

で、同じゲームを体験して、「世界はせちがらい」と感じる人もいれば「世界は助け合いとつながりに満ちている!」と感動している人もいる。

このゲーム、何度やってもそのたびにいろんな発見があるんですけど、1回のゲームでも前半後半があって、前半でせちがらいと感じてる人も、他の人が助け合いとつながりに満ちている!とか言うの聞くと、え?そうなん????とか思うわけです。

そうかなぁ?と後半やってみると、せちがらかった世界がそうでもないな、自分が頑なだっただけで、つながりに満ちてるじゃん!!!とかいうのに氣づいたりする。


無意識に自分がこうだと思ったように、世界を見ている。
そして、脳はそれに見合った情報を拾う。


◆月のフィルターをはずせるか

占星術的には、(天体すべてが関わってはいるにせよ)わかりやすいのは、月のその人の感受性が関わっていると言えて。

こうとしか見えないフィルターっていうか、ものの受け取り方の癖、感受性。


ただ、そのフィルターを持って生まれてきても、それを自覚することで束の間はずすことは可能。


たとえば、こうだ!と思うものがあったとして、「自分は他のものの見方もできるのに、どうしてその見方を採用しているんだろう?」と考えてみる。

だって、これこれこうだからだよ!って理由とか状況証拠はあがってくると思うんですけど、それがあってすら、他の感じ方もしようと思えばできるのに、わざわざ自分はそうではないものの見方を採用している。


その根底には、自分の何かを守っていたり、そうすることで傷つかなかったり、見ずに済むものがあったり、本当は切ないほどに求めているものがあったり。


それが見つけられた時、ほどけていくものがあって。

自覚して見たら、わざわざ採用しているそのものの見方は、これからも必要か?と問うてみると、いや、いらないな、ってことが結構あって。


そうしたら、手放し時。

思い癖というか、持って生まれた資質としての月は生涯ついて回るけど、束の間はずしてみて、ただものごとを見つめてみたなら、新しい見方を採用していくこともできて。

繰り返すことで筋トレのように強化されて、質は同じでもその表現が自分にとって健やかなものへと変わっていく。


どんなものの見方をしてもいいけれど、それが心地よくないのなら変えていけばいいし、どんなサイン(星座)の質も未熟な表現と成熟した表現があって、繰り返していくことで成熟させていくことができる。


そもそも誰の中にも偏りこそあれど、すべての要素があるので、それを使いこなしていけたら、あなたは私はこういう人なんて枠は霧散していく。(肉体を持って地上で生きる上で、選んで生まれてきたのであろうエゴ・個性はあるけれど。)


そんな可能性を追求しつつ、そもそもどうしてそのものの見方を採用するのか?と問えるのは、周りの多種多様な人たちがいてくれてこそ。

周りがどうあれ、そこにいい悪いなんかなくて。

自分のものを見る目の歪みを取ることで、視界はクリアーに。


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