ブラックはホワイトに屈す

昨今問題となっているスポーツ界のパワハラ問題も、威圧的にする指導者が選手に「勝つ」から起きてしまう。自分が幸運だったのは競技をやっていてそんな威圧的な指導者に全く出会わなかったことだ(無頓着?)。だからそのような理不尽な指導方法に反発するときに出るブラックなパワーを自分では生み出したことがない。

おそらく、このブラックパワーがスポーツ界では横行しているのだ。このパワーは即効性はあるが生涯通しての効果は限りなく低い。せいぜい学生の時だけ有効なものだといえよう。

それに対して選手の主体性を引き出すような指導者こそ、これからはますます重要なものになる。これは子育てにも通じていて、子供は叱らなくても、だいたいのことは教育できると考えている。そうだ、ブラックではなくホワイトでいけるのだ。自分がスポーツに学んだようにね。

この国は有能なリーダーが必要なんじゃなくて、主体性のある選手や子供たちが必要なんじゃないかと思う。その結果ホワイトなパワーであふれた国民であれば優秀な指導者を引き立たせるであろう。いつかはオセロのように黒が裏返って白が攻め込む日が来るといい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?