2024/10/28発行 学祭号(1060号) 皆さんは「関東学生新聞連盟」という名前を聞いたことがあるだろうか。かつて関東学生新聞連盟には、青山学院大学、上智大学、一橋大学、慶應義塾大学、法政大学など、関東圏の主要な大学新聞部が加盟しており、就職活動に関する共同記事の作成など、活発な交流が行われていた。しかし活動は次第に停滞していき、現在の加盟員らは当時どのような取り組みや交流が行われていたのか、殆ど知ることができなくなっていた。 この状況を打破するべく、青山学院大
2024/10/28発行 学祭号(1060号) 本学外濠校舎の6階と7階には、バルコニー上に設置された庭園があることをご存知だろうか。校舎に沿うように設けられたこの庭園には、ベンチが設置され植栽が施されているが、現在は閉鎖されており学生は立ち入ることができない。その理由について、学生センターに問い合わせてみた。 学生センターによると、2007年の外濠校舎の竣工直後から、一部の学生による庭園の不適切な利用方法が問題となっていたという。具体的には、指定場所以外での喫煙、死角で
2024/10/28発行 学祭号(1060号) 本学外濠校舎6階に所在するホワイエにおいて無断で掲示されていた貼り紙が先日撤去された。当該張り紙は英語で作成されており、翻訳すると「この場所は GIS、SCOPE、GBF、IGESS、ESOPの学生が利用しており、騒がしく音楽も流しています。納得できない方は他の場所をご利用ください」という内容であった。7月18日(木)の夕方に他部局の職員が掲示物を発見し、学生センターへ連絡が入った。学生センターの教職員が現場を確認した結果、
2024/10/28発行 学祭号(1060号) 令和6年は、元旦に石川県能登半島地震が発生した。その後も日本各地でさまざまな規模の地震が多発し、不安を感じた人は多いだろう。平成23年3月の東日本大震災の発生以降、ずっとその危険性が囁かれてきたのが、首都直下地震である。東京都は、都内で最大規模の被害が想定される都心南部直下地震が発生すれば、震度6強以上の範囲は東京23区部の約6割に拡がり、建物被害は19万棟余り、死者は6千人を超えるという被害想定を出している。首都直下地震の
2024/10/28発行 学祭号(1060号) 株式会社Piety(以下Piety)は、「親に感謝を伝えたい」そんな想いを持つ人の背中を押すために、「テレチャウ」というショートムービーコンテンツを提供する。テレチャウとは、大切な人への感謝を1分ほどの動画に込めるコンテンツであり、主に親孝行の機会に活用できる。Pietyは今年で創業2年目、5名の社員は学生など若者が中心だ。会社設立やテレチャウの提供に至った経緯などをPiety代表の加治木基洋氏と広報担当の小林涼雅氏(本学経
2024/10/28発行 学祭号(1060号) 本記事の見出しに、驚いた人もいるだろう。今年の第77回自主法政祭は11月1日~4日にかけて行われ、キャッチコピーは「77」の「ラッキーセブン」にちなんで、「なななななんだって!?」に決定された。例年とは一味違うポップなテイストに、コロナ明けのはじける雰囲気がマッチしていて心が躍る。今年も第77回自主法政祭について実行委員長に話を聞いた。 実行委員による自主法政祭の準備は、1月より本格的に始動する。ただし、実行委員長の決定
2024/6/14発行 夏号(1059号) チャップリンの無声映画に想う 「チャールズ・チャップリン」の名を知らない人はいないだろう。誰だってその名前を聞けば、山高帽を被り、チョビ髭を生やし、ステッキを持った1人の男を思い浮かべるはずだ。しかし、彼の映画 を見たことある人はかなり少ないのではないだろうか。彼の映画はコミカルで喜劇的な側面が強いが、 実はチャップリンの映画のテーマはどれも現代社会に通じ、我々が観ても十分に楽しめるものなのだ。 まず紹介したいのが、『PAY D
2024/6/14発行 夏号(1059号) 5月、とある展示会を訪れた。その名も「うれしいすぎるよ展」である。前々から気になっていたのだが、ようやく足を運ぶことができた。今回はこの場を借りて、展示会の様子を述べさせてもらう。会場に到着し、チケットを提示する。早速入口の方に向かおうとすると、スタッフから「関係者パス」と書かれたステッカーを渡された。一瞬困惑したがなるほど、これも「関係者として案内される」という、展覧会側からの嬉しいギミックであるのか。展示物以外のものからでも、
2023/6/14発行 夏号(1059号) 前年度まで講義時間開始から50分経過すると鳥のさえずりのチャイムが鳴っていたが、今年度より終了した。鳥のさえずりの放送はコロナ感染症に対応するため、特に夏冬は空調の関係で閉切りになっている教室もあると想定されることから、授業中の換気に対する気付きを与えることを目的に行っていた。しかしながらコロナ感染症の収束に伴い放送の必要がなくなったため、前年度の3月末に放送を終了した。あくまでコロナ感染症対策のため、今後放送再開の予定はない。
2023/6/14発行 夏号(1059号) 本学の市ヶ谷キャンパスはその学生数の多さから、混雑していることが日常風景である。4月中はまだキャンパス内の校舎・教室の配置や授業に慣れていない新入生が多い時期のため、4月末までガイダンス期間の混雑対応と安全確保を目的とし、混雑が予想される場所に本学の職員を配置し対応していたほどである。当時は1限終了後の休み時間に大内山校舎1階のエスカレーター前とボアソナード・タワー1階のエレベーター前での誘導を市ヶ谷学生生活課と学部事務課の職員
2023/6/14発行 夏号(1059号) 2024年4月より、登録団体としてインフォメーションセンターで会議室・備品・鍵などを借りる場合、学生センターサークルサポートシステム(GCSS)のログイン後の画面にて団体所属の確認を行うこととなった。利用手続きの変更が行われた目的は、不正利用の防止である。前年度までは、利用申請書に記載された団体名・学生証を基に貸し出しを行っていた。しかし、所属していない団体のメンバーになりすまして申請をしていると疑われる場面が過去に複数回あった
2024/6/14発行 夏号(1059号) キャンパス構内が新入生のみずみずしさで溢れるなか、本学のホームページに「キャンパス再構築に係るお知らせ」が掲載された。本学は創立150周年(2030年)を展望した長期ビジョンの策定に取り組み、2016年4月に「長期ビジョン(HOSEI2030)」を公表、そこにキャンパス再構築を重要課題と位置づけた。そしてその一環として2030年を目途に経済学部を多摩キャンパスから市ケ谷キャンパスに移転させることが今年3月の理事会で決定したという
2024/6/14発行 夏号(1059号) 「もうすぐ就活が始まるけど、うまくいくか不安です」「就活の悩みが多いのですが、他の就活生はどんな悩みを持っていますか?」就活中は誰もが内定を取得するまでにさまざまな悩みを抱えている。初めてのことで不安は尽きず、選考中も壁に当たることが沢山あると思うので、誰かと相談してはいかがか。 法政大学のキャリアセンターは、多岐にわたるサービスとプログラムを通じて学生のキャリア支援を行っている。今回は、キャリアセンターの岡本裕樹さんにイン
2024/3/28発行 新歓号(1058号) 2024年を以て法政大学新聞学会は設立100周年を迎える。100年の歴史を振り返ろうとすると、自然と政治経済の大きな出来事に気を取られやすい。そこで、本紙が過去に発行した紙面を振り返ると、学生たちの日常の姿が細かく記録されていることがわかる。講義風景や課外活動の様子、大学構内での小さな出来事、さまざまな意見や発見など、読めば読むほどかつての学生たちの息遣いが伝わってくる。記事に書かれた人も、それを書いた側も歴史の一部分だ。本学
2024/3/28発行 新歓号(1058号) 「最強のふたり」 ILAC科目「フランスの文学と社会」で2023年度に取り扱われた映画の中に、「最強のふたり」がある。この映画はフランスで製作され、2011年に公開された。出演者はオマール・シーやフランソワ・クリュゼ。フランソワ・クリュゼは、パラグライダーの事故によって全身麻痺となり車いす生活を送る大富豪のフィリップを、オマール・シーは、フィリップの介護役を担うスラム街出身の青年ドリスを演じる。出自が全く異なる2人は、生活様
2024/3/28発行 新歓号(1058号) 中国の大学生活は、新しい経験と機会に満ちている。学生たちは授業やキャンパス活動だけでなく、寮での生活やアルバイトなど、さまざまな経験を通じて成長している。中国西南財経大学の学生である鄒梓汐さんに、彼女の学びと日常生活についてインタビューを行った。日本人大学生の生活とどのような違いがあるのか、彼女の体験を通じて、考えてみよう。 鄒梓汐(スウシセキ)さんは、卒業間近の大学3年生で、四つのキャンパスを擁する西南財経大学・天府学院に