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競馬場訪問記: 笠松競馬場

笠松競馬場に訪れたのは2回目です。
前回訪れた時は本場開催日でしたが、今回は日曜なので競馬は行われておらずJRAの場外馬券売り場(J-PLACE)としてのみ機能していました。

笠松競馬場は、名鉄の笠松駅から至近距離にあり、公共交通機関を使って行きやすい競馬場です。木曽川の河川敷に位置しており、名鉄の電車に乗っていても車窓で競馬場の様子を眺めることができる場所です。

最近の競馬人気もあり全国の競馬場の売上も右肩上がりで、笠松競馬場も馬券の売上については昨年度に過去最高額を更新したようです。

そのような景気の良さを微塵も感じさせない、昭和から取り残されたかのような、「朽ち果てた工場跡地ですよ」と言われても信じてしまいそうな佇まいを残した競馬場、それが笠松競馬場でした。
多くの地方競馬でナイター競馬に力を入れていますが、笠松にはそのような設備は現状ありません。

当然のことながらオグリキャップの銅像が飾られています。当時若手騎手だった安藤勝己を乗せて12戦10勝。今だったら笠松競馬所属のまま中央競馬に殴り込むという未来もありえたのでしょうか。
笠松所属のまま中央で大活躍したライデンリーダーの掲示・展示が見当たらなかったのは時代の流れを感じます。

本場開催日でなくても観客スタンドには入ることが可能で、特別観覧席の座席も有料で販売しています。200円。安い。

QRコードをゲートにかざすと有料エリアに入れるようになってます

特別観覧席には座席ごとに高精細のモニターが置いてあり、この日はグリーンチャンネルが無料で視聴できました、落ち着いたWINS(エクセル)という風に考えると200円は割安な気がします。

グッズを売っていたらなにか購入しようかと思いましたが、グッズ売り場はなく、酔客向けの食事・つまみを売っているような軽食屋しか見かけませんでした。
馬券が当たったあとに小腹を満たそうと訪れてみたら、お店はすでにしまってました。15時くらいの話。

競馬場の近くにコンビニもあり、近くの席にいたおっさんも予想に熱を上げながらコンビニで買ってきたと思われるサンドイッチを無心に頬張ってました。こういう環境だと飲食店の人たちも申し訳程度の頑張りという感じになるのかもしれません。


申し訳ないですが、名古屋経済圏の中、比較的都会なエリアにあるにしてはあまりにも古びていて刺激が少ない環境に思えてしまいます。
それでも競馬そのものの魅力、そして周辺コンテンツの魅力は計り知れないものがあり、今もなお競馬場は存続していますし、なんなら「ウマ娘」関連のイベントの集客数はオグリキャップ越えをしているようです。

ならもう少し場内設備に金をかけてよ、という気持ちにもなりますが、今のこのままの姿も味があるのかもしれません。

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