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馬処巡り: 美浦村

茨城県美浦村にはJRAのトレセンがあることで有名ですが、その関係もあって周辺には馬・競馬にゆかりがある施設がいくつかあります。
先日レンタカーを借りていくつか巡ってきました。

美浦トレーニングセンター(ターフプラザ)

美浦トレセンは基本的には関係者以外立ち入り禁止ですが、敷地の南側、南馬場の北東側にある「広報会館」4Fの「ターフプラザ」については誰でも立ち入り可能のようです。
(開館時間は中央競馬開催日(通常土曜・日曜日)、9時から16時30分)

広報会館


4Fからはちょっとした展示がある他、南馬場の全景が展望可能なので、調教を実施している時間帯に訪れれば馬が走っている風景も眺めることができるかもしれません。
私が訪れたのは夏の10時ころだったので、もう調教は行われておらず機械によるハローがけなどが行われていました。

南馬場
夏季は9時には調教終了。冬季は11時半くらいまで実施しているとのこと

ここでしか体験できないだろうと思うものとしては、調教コースで実際に使用している馬場(ポリトラック、ダート、ウッドチップ)が展示されていることでしょうか。実際に足を踏み入れて踏み心地を体験することもできます。ダートとかは踏み固められてない状態だと結構足が取られる印象で、こんな上を馬たちは時速60kmで走っているのだからすごいなと思います。

広報会館自体はこじんまりとしている施設ですが、会館の近くに公園のような場所があり、ここに石碑などが設置されているのが見どころの一つです。
私は美浦トレセンの訪問は2回めですが、以前はなかった石碑が2つ増えていました。

国枝栄調教師 1000勝記念
藤沢和雄調教師 1500勝記念

年間に50勝したとしても、1000勝まで20年、1500勝まで30年。年50勝もするような一流トレーナーになることも大変なのに、それを維持することは相当に過酷。本当に偉大な調教師だなと改めて感じます。

今回は厩務員向けの食堂(一般人も使用可能)には訪れられなかったので、冬にでも改めて訪れたいなと思いました。

みほーすふぁーむ

私も今回はじめて認識したのですが、美浦村は馬との縁に乗っかる形で「みほーす」というゆるキャラを生み出したようです。美浦村周辺を車で走らせていると、そこかしこに「みほーす」の絵が描いてあり、それなりに力を入れているようです。

みほーす

馬と、この地に昔からある古墳を関連付けたキャラクターのようです。地方のゆるキャラらしいキャラクター設定。

トレセンからもほど近い地域の直売所も、今年の7月から「みほーすふぁーむ」という名前に改称したということで、立ち寄ってみました。

中は普通の直売所という感じで新鮮な野菜などが売られていました。ただ店の隅っこの方は美浦さしさを存分に出しており、ライスシャワーの展示や、謎の騎手等身大パネルなどが飾られていました。競馬グッズもいくつか売られています。

ライスシャワー

みほーすふぁーむの隣の役所的な建物の中には、美浦村と全面的にコラボしたウマ娘の姿が。地域の村おこしに貢献していますね。

勝馬神社(大杉神社)

美浦村ではなく稲敷市になるようですが、トレセンの近くに馬にちなんだ神社があるということでこちらにも立ち寄りました。

大杉神社はだいぶ由緒ある神社のようで、昔は神社の境内で競馬も執り行われていたようです。
そういう由縁もあってか「勝馬神社」というだいぶ煩悩に溢れた感じの神社が施設内に存在しています。競馬関係者やファンが訪れる聖地的な場所になっているとのこと。

勝馬神社
蹄鉄と、ハズレ馬券?が奉納されていました

社務所に行くと、蹄鉄がついた絵馬や、馬にちなんだお守りなど記念の品も購入できるみたいなので、その購入のために訪れてみるのも良いかもしれないと思いました。

お守り


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