現在までの世界史で、最も被害・犠牲規模が大きかった第二次世界大戦。
その終結後、戦勝国である連合国が敗戦国である日本に対して行った「東京裁判」(正式には極東国際軍事裁判)。
そもそも「戦争」が、裁判によって裁かれ得るのか?という大前提は、今なお論議を呼んでいるところである。
これについては、日本の被告側を弁護したベン・ブルース・ブレイクニーが以下のような発言を遺している。
この問題定義こそ、当時の日本がどうだ?とかいうことではなく、未来に語り継がれるべき「言葉の遺産」である。
ブレイクニ―は、1963年の自家用セスナ機の事故で亡くなっているが、彼の遺した問題定義を後世につないでいくならば、戦争の後に行われるべき事は「裁判」ではなく、「どうすれば戦争を回避できるか?」をポイントに置いた国家間の問題解決方法を国際社会に提示できる国際会議であり、これは国家元首級のメンバーではなく、若い世代を中心とした全世界規模の会議で運営され議論・採択・発信されるべきであろう。