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軍艦島・居住区側アパート群の灯

私がどうしても見たかったもの。
それは、軍艦島の住居エリア側の「夜間の灯」。
住居エリアは、炭鉱施設を防風や高波から防御する役目も担っていたので、「防波棟」とも呼ばれる。台風が来た時には、波が護岸を越え、波しぶきは島の最も高い場所をも越えていったと言う。その恐怖はいかばかりだっただろうか。
一方、炭鉱は24時間操業なので、夜間でも灯が消えることはなく、その為「灯台」は存在しなかった。
外洋側を航行する船舶からは、まさに「不夜城」のように、生活の灯がともる軍艦島の美しい姿が見られたはずである。
その、ひとつひとつに、ちゃぶ台を囲む親子の生活など、ささやかな幸せの時間があったのだろう。


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