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私が対州馬を絶滅から救いたいと思う理由 その121
水場との距離という環境
「馬を飼う上で、本当に水は大事!」と言った人がいました。
まったくその通りと思います。
電気などは無くても、一応何とかなりますが、水が無いと、飼養そのものは、諦めた方がよさそうです。
あとは場所によって水が涌くところがありますが、そのような場所は、土もよい状態ですし、当然よい草がよく育ちます。
ひん太の新しい放牧地は、まさにそのような場所でした。
大きな漏斗状の谷間が丁度、集まってくる場所で、きれいな水が一部から涌きだし、そのおかげでフキが群生していました。
しかし、水は澱むことなく流れていくので、土壌堅くしまっており、ひん太の蹄に悪影響を及ぼすことはありませんでした。
土がぬかるむことも無かったので、したがってサシバエの蛆なども、きれいに掃除してやりさえすれば、大量発生することはありませんでした。
また、牧柵から4~5mのところに清流(今は取水されて、昔の面影はありませんが)が流れているので、道具を洗いたいときなどは、重宝しました。
水辺には水棲昆虫なども大くいて、夏場にはおそらくサンショウウオかイモリの声が聞こえ、癒されました。
トンボのヤゴなども多かったはずです。オニヤンマは、馬の血を吸うアブ
天敵と言われていますが、成虫のオニヤンマは、一度しか表れませんでした。
イノシシはもちろん、タヌキやいろんな動物も水辺に水を飲みにたはずです。
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