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私が対州馬を絶滅から救いたいと思う理由 その125

ここにもサシバエやアブがやってくる②


 
馬糞からサシバエの蛆が育つとなると、まず徹底したのが馬糞の処理でした。

馬糞と言っても、雑食性の動物のそれとはだいぶ違い、草しか食べない馬糞は、限りなく草に近い物で、処理さえ適切であればさらっとしており、蛆が発生する環境を作りません。

幸い、今度の放牧地には、風の通る渓流があり、川岸は雑木林から落ちた腐葉土が堆積していました。

ここに馬糞を固めずに蒔いておくと、あっという間になくなりました。
おそらくあっという間にフンコロガシや微生物が、有機物として分解してしまったのでしょう。

しかし、馬糞以外の、例えば乾草の食べ残しなどからも蛆がわきます。

新しい放牧地では、餌を食べる餌箱の近くに、水が流れる溝がありました。
これは、雨水が流れる溝なので、しょうがないのですが、やはり食べ残しは、目に見えない部分で溜まっていたようで、油断していました。

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