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私が対州馬を絶滅から救いたいと思う理由 その86

対馬の対州馬・調教師さんが、採血に来られる④

 

さて、その時点でやや陽が傾いてきました。

この後、採取した2本の血液を、篠原さんが飛行機に乗る前に、龍谷大の手塚さん宛に送付しなければなりません。

とりあえず、空港のある大村市まで走り、空港の傍にある宅配便にて送ることにしました。

しかし、血液など、所謂生体のようなものは、荷物で送ることが禁止されています。
そのままでは、到底受け付けてもらえそうにないので、何とかうまい表現を見つけて何とか送ってもらうことが出来ました。

しかし、考えてみれば、方や作業服を着た男と女の二人組。妙に時間を焦っているし、「まるで、北朝鮮のスパイのように思われたじゃなかろうか!」と笑い話になりました。

 

そんなこんなで、あっという間に篠原さんのフライトの時間になり、対馬に帰って行かれました。

 

その後、随分と時間が経過してから、ひん太と小太郎は対州馬であるとの鑑定結果が伝えられてきました。



 

 





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