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私が対州馬を絶滅から救いたいと思う理由 その146

草の話 ②

 

「馬を飼養したことある人あるある」なのだが、一般的に「雑草」と呼ばれている野草にやたらくわしくなる。
より的確に言うならば、「馬が好きな草」に詳しくなる。
ひと言で言うならば、マメ科とイネ科の草が大好きということだ。
マメ科の草は葉が丸っこく、茎がひょろ長い。そしてイネ科は、歯が細長くとがっていて、「七夕」に使う笹の葉に形がよく似ている。
大好物と言えるのは、マメ科なら、その名の通りウマゴヤシ、イネ科ならササの葉、他ならクローバーだろう。
馬を飼養している時は、屋外にいる時、それらの草を採集するので、自然と草むらに目がいく。
そして、時々「あ、これはぜったい好きなやつだ。かも、いっぱい生えている!」などと思う。
それは今でも、車で走っている時でも「この辺によく食べる草が生えていた」「よくここに草を採りにきた」「この先に大好きな笹が生えている場所があるなどと毎回思ってしまう。

以前、長崎市で荷運び馬を飼っていたおばあさんに話を聞いた時、同じような話をされていた。
そして、やはり馬を手放すことになった時は泣いたと言う。


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