炭鉱町に住んだ人々~隣人との付き合い(2)
ある土地で人が生活をする場合、非常に苦慮する要因のひとつが、その土地の出身者か否か・・という「排他性」でしょう。
「よそ者」という呼称はポピュラーな言葉ですし、我が県においても、「居つき」「旅のもの」・・・など、他地区からの転入者を差別する言葉は、身近な場所にすら転がっているのが現実なのです。
また、そのほんの狭い地区の中でも、海に近い所で生まれたか、山に近いか・・などで細かく差別し合い、争い合っているという場所もめずらしくないでしょう。
日本の僻地を巡って歩いた民俗学