マガジンのカバー画像

炭鉱

55
昭和30年代まで長崎県内に無数にあり、地域の発展を支えた炭鉱のこと
運営しているクリエイター

2023年10月の記事一覧

松浦鉄道・神田駅 ~ 馬たちが送炭トロッコを曳いていた軌道

松浦鉄道、神田(こうだ)駅。乗降する人もまばらな無人駅です。 しかし、石炭で賑わった頃、佐々町にある国鉄佐々駅、小浦駅、神田駅に職を持つ国鉄職員は総勢400人を越えていた、と資料にあります。今では創造することさえ難しい数字です。 下は神田駅を通過する松浦鉄道(MR)の車輌。横には、日鉄神田、日窒江里炭鉱があった頃使われていたホーム跡が寂しげに残っています・・・ 繁栄の名残をとどめた「肥前神田駅」の駅舎。この駅に思い出のある人も多いことでしょう・・・ 昭和2年の資料による