3月11日

2011年3月11日。あの時僕は名古屋にいた。

大学に入学はまだしてなかったがサッカー部へ入部することが決まっていたので遠征で愛知県を訪れていた。

試合を終え、帰りのバスでの移動中に地震は発生した。揺れ自体はそんなに強くなかったが、やたら長く電線がゆらゆらと揺れてたのを覚えている。最初はよくある地震だなと思った。たしか震度は3か4くらいだった。

でも何分か経ってバスがホテルに着く頃にはやばいらしいよという話にはなっていた。

当時はまだ自分はスマホを持っていなかったため情報入手が遅かった。

どこかで大丈夫だろうと思っていた自分がいた。

しかしホテルのロビーにあったテレビを見て唖然とした。

映されていたのはお台場の建物が燃えている映像。そして津波で町が飲み込まれていく映像。とんでもないことが起こっているとそこでようやく自覚した。




あれから9年。僕は今年モンゴルリーグへチャレンジしようとしている。

いろいろな方が手を差し伸べてくれて、応援してくれて大好きなサッカーが出来ている。

だが昨今のコロナウイルスの影響でモンゴルの渡航が制限されてしまった。

本来であれば一昨日の9日にモンゴルにいるはずだった。

公式でリリースされてないのではっきりとは分からないが4月の中旬に開幕が遅れる見込みだ。

だが今季のリーグ戦の中止やチームからの解雇もあり得る。

種類は全く違うけれど自粛ムードや各種イベント、スポーツの延期、中止という点ではあの時と似ている。


こればかりは自分でコントロールできる問題ではない。

自分に今出来ることは2つ。

①精神面、身体面でコンディションを上げていつになるか分からないチーム合流に備える

②情報収集をしてもしものことが起こった際に困らない対応を考えておく。


最後に全ての被災者の方、そして北海道を始めウイルスで心配な日々を過ごしている方達が1日も早く普通の日を普通に過ごせますように。

相馬将夏

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