架空の第120回箱根駅伝を実況する⑩8区
こんばんわ、スーホです。
↓に各チームの紹介と前の区間あります。
8区 平塚~戸塚 21.5km
追い風が吹くと選手と追い風が同じスピードになって無風の中走ることとなり、体感温度がさらに上がって選手たちの体力を奪う。湘南新道に入ってからの、アップダウンを含む9kmにわたる上り坂が、上昇する気温とともにボディーブローのように選手を苦しめる。(公式サイトより引用)
当日変更が非常に多い区間。意外だったのは中央鈴木の欠場だろう。また、昨年鶴見で繰り上げの憂き目に薬科村本は出番を一つ早めてのリベンジだ。
区間賞候補になりそうなのは勢いに乗る駒澤のルーキー行藤のほか、法政真利子、早稲田中村、青学村田らが強力。持ちタイムが最もいいのは慶応村上だがこれが初駅伝だ。中位勢では芝浦福田に注目。
先頭の駒澤・行藤は落ち着いた入り。3km地点で法政・真利子が52秒差まで詰めてきているようだが、無理せず後半の登りに向けて足を蓄える算段のようだ。
中央・星名に青学・村田が追い付き4位集団を形成。前の慶応・村上との差も5km地点で10秒を切ってきており、3チームの3位集団になるのは時間の問題だ。
11位集団から東洋・伊藤と駿河・室塚が抜け出して前を追っていく。室塚は筋肉質な小柄の選手でさながら弾丸のようだ。その後ろでは日大・筑田を中心とする13位集団が形成されていた。
単独走の6位になっている早稲田・中村。サラサラな髪をなびかせ、独特のストライド走法で走っている。今季台頭してきた選手で出雲5区・全日本6区でともにいい走りをしている。ここでも前を追い、つなぐ走りに期待したい。
先頭は茅ヶ崎の定点を通過。行藤はまだ落ち着いた走りだが、サングラスが外れそうになっていてやや気になるか。2位の法政・真利子との差は47秒になった。
順位にはほぼ動きのない形だ。各チーム順調に湘南海岸を駆け抜けている。
先頭は浜須賀の交差点を通過。2位との差は55秒に広がった。行藤はまだグラグラしてるサングラスを気にしているが、余裕がありそうだ。一方の真利子もそこまできつくなっておらず、遊行寺からを勝負所と見ているか。
3位の慶応・村上に青学・村田と中央・星名が追い付く。9km地点では村上も先頭よりいいペースで走っており、決して遅いわけではないがそれ以上に後ろがいい。この集団は星名が引っ張り始めた。中央の9区には大砲と噂される家永がおり、今後に注目だ。
芝浦・福田と東国・畑井の9位集団から東国が遅れ始めた。ついていきたくてもついていけない感じで今後が心配だ。13位集団からは創価・西村が抜け出している。
カメラは大東のルーキー・斎村へ。単独走になっているがここまで安定した内容だ。戦力的に前を追うのはやや難しいが、ミスしたチームを拾える位置にはいたい。
遊行寺の登りに入り3位争いに異変が。中央・星名が遅れ始め、慶応と青学の争いになった。2位も35秒差に接近してきており、まだまだ順位争いがわからない。さらに、後ろからは早稲田・中村が接近してきておりその差は32秒だ。
先頭は遊行寺坂を通過。一度詰められた差は57秒まで戻してきている。行藤・真利子両者ともに苦しい表情になってきた。
ここまで安定していた8区だったが、強い向かい風が急に吹いてきて様相が一変。風速11mと危険な風だ。先頭と2位の差が一気に広がっていき影取では1分33秒差に。早稲田が瞬く間に中央を捉え、引っ張る中村、付く星名の5位集団になる。大東・斎村も位置を上げてきている一方、東国が急落。あっという間に14位に。東洋がシード権の10位に上がってきた。しれっと了徳寺・竹中も浮上してきている。
先頭の駒澤・行藤が9区の高橋に襷渡し。高橋は駒澤の3年生世代で初めて平地区間を走る、来年のカギともなる選手だ。ちょっと意外な出走だが、ここで好走すれば非常に大きい。
2位でやってきたのはなんと慶応だった。すぐ後ろには青学、法政が連なっている。慶応・村上が先頭と1分55秒差で中継していった。逆転するにはやや厳しい差か?とも思われるが慶応の9区は昨年10区2位の弘中。もしかしたらがあるかもしれない。青学・鮎澤と法政・宮本も駒澤・高橋より実績で勝る選手で、ここから優勝もあるかもしれない。そして、早稲田・中村が2分28秒差で中継しガッツポーズ。ロコンガから当日変更になった小金丸が9区を走っていく。
中央が6位、9区の秘密兵器・家永が走り出していく。シード争いは東洋が10位、11位創価がそれを20秒差で追う形になった。
区間賞は早稲田・中村。2位と33秒差のところまでチームを押し上げてきた。後ろが激しく追い上げてくる中で芝浦・福田は大きすぎる区間6位。力を見せた。
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