マイナビLaughter Night 第6回チャンピオンライブ感想

配信で見たので感想。

1.ファイヤーサンダー 占い師

最初の種明かしのウケとそこからの展開も良かった。関係性が逆になるのも自然な感じで、違和感が無いのも良い。全体的に受けていたが、爆発的な笑いを取るシーンは無かったがウケは充分。今年のキングオブコントはこのネタをやって落ちたのだろうか?決勝に来てもおかしくないレベルだったと思う。

2.オズワルド 熊と遭遇したら

伊藤が途中でネタを先に言ってしまうハプニングがありつつも、貫禄のウケ。もやもやする畑中と問いかけと、時にはズバっと突っ込む伊藤の感じが抜群。本当に良いしゃべくり漫才をする。後半盛り上がってオチも前半にかかっている完璧な作り。今年もM-1決勝は堅そうだ。それにしても伊藤は本当に声が良い。聞いてて心地良い。

3.カラタチ アニオタとドルオタ

初見だったが素晴らしい。オタク系の漫才は片方が一般人の設定が多いが、どっちも何かしらに特化しているオタクで、五十歩百歩のとこで言い合いをしているのがたまらない。特にツッコミの言い方が強いのも良い。ただの自虐漫才になっておらず、しっかり関係性が見えた上でのしゃべくり漫才として成立している。今回のラフターナイトで一番の発見だった。良いコンビ。

4.ラランド 映画

ラランドはサーヤの演技力が冴えるコント漫才。展開が止まらず、その中でニシダというキャラクターをしっかり活かしているのは流石。ただ、少しあるとすればボケのワードが少し弱い。安定感はあるが、想像を超えてくるボケやツッコミが来なかった感はある。それでも今年のM-1でも良い所までいきそうだ。こちらもオズワルド 伊藤と同じくサーヤの声が素晴らしい。

5. ぼる塾 恋愛したい

もうすっかり有名になったぼる塾。三人の良い意味で素人っぽい感じが面白い。でも、やはり容姿的な笑いが多いのも事実でそれが最大の特徴だから仕方ないが自分はあまり好みでは無い。漫才というよりはキャラクターでウケていた感じがする。

6.蛙亭 遭難

最後はハッピーエンドなのかバットエンドなのかわからないブラックなコント。しかし、自分はあまり笑いどころがわからなかった。サイコ的な雰囲気はばっちりだが、笑うポイントをどこに持ってきているのかは ? になってしまった。

7.ヤーレンズ バー

ヤーレンズは安定して面白いが、毎回思うのが面白いポイントが思い出せない点。平均点以上ではあるが、ここで一番笑ったという感覚がイマイチ無い。ボケの手数がかなり多いのと、さらにツッコミでも笑いを取りに来ているのでもう少しどっしりした漫才をしても良いのかなと思ってしまう。ちょっと設定から外れてしまう時があるのが残念だった。

8.吉住 女審判

ここはもう発想勝ちだと思う。女審判というネタを思いついた時点で素晴らしい。最初のインパクトはここが一番。このネタでR-1優勝も夢じゃないと思う。

9.錦鯉 治安警察

もう出てきただけで笑いが起こるホームな感じ。まさのりのキャラが受け入れられ無敵な感じが出ている。ネタも相変わらずくだらなくて良い。ただ、今回のネタはツッコミが少し残念だったかなと思う。キレキレのワードツッコミが若干無かったと思う。それでも後半に向けてのはちゃめちゃな展開まで持っていけるのは流石。ここもM-1決勝候補だと思う。

ゲストで過去王者がネタを披露

10.真空ジェシカ トレジャーハンター

今回も去年同様、コント漫才。相変わらず最後までコントの設定がぶれないのは流石。ボケで笑いを取り、ツッコミでそれを大きくする理想的な漫才。時折り入る真空ジェシカらしいブラックな要素もたまらない。このネタはM-1でやるのだろうか。お笑いファンの中では今年一番M-1決勝候補と言われているコンビ。この感じだと盤石か。

11.空気階段 チャゲアス

もうTVでは絶対出来ないネタをぶち込んできてくれた。本来の空気階段の感じが見れて良かった。一番今回自由にネタをやったコンビだと思う。キングオブコントで3位となり、より売れていくと思うがこういうコントもやり続けて欲しい。

自分はカラタチとオズワルドで迷った結果、オズワルドに投票。

結果はオズワルドの優勝となった。

東京のライブシーンを支える芸人達が出場する素晴らしいライブだった。上記にも書いたが、オズワルド、真空ジェシカのM-1決勝は堅いと思う。

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