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唯一無二の和 椿屋四重奏

既に解散してしまっているバンドだが、椿屋四重奏というバンドをご存じだろうか。未だに聴き続けている大好きなバンドである。

初めて聴いたのは高校二年生の時で、最初聴いた時は今まで無い音楽に出会ったと思った。歌謡曲のような和の雰囲気と色気を感じさせつつ、強いリフが多めの歌謡曲とロックが融合した音楽だった。

2007~8年の頃は「初音ミク」を使ったボーカロイド界隈の音楽が非常に流行っており、ボーカロイド界隈ではいわゆる和っぽい雰囲気を持った「歌謡ロック」が人気だった。

自分はその辺の音楽も好きだったが椿屋四重奏は次元が違うと感じていた。匂い立つような独特な和と哀愁、そして艶っぽい色気が曲全体に溢れている。この「艶っぽい色気」がここまで出せるバンドは椿屋四重奏だけだろう。

邦楽ロックとしても非常にカッコよく、ここまで和の雰囲気を出せる攻撃的なリフを奏でているのもこのバンドしかいない。

一般的には認知度が低いまま解散してしまったのは非常に残念だった。ここまでの雰囲気を持ったバンドが認められなかったのは何故だったのか不思議である。

ボーカルの中田はソロでも活動しており非常に良い曲を出しているが、自分はやっぱり椿屋の影を見てしまう。

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