2020/03/12バース

起床5:30
朝起きてキャラメル食べてシャワー浴びて電車乗ってビクトリアコーチステーションへ

到着6:30
予定通りもいいところだ。外国のバスや列車は遅れるのが当たり前、という印象だったが、そもそも走ってる数が尋常じゃないので遅れもクソもない。交通機関は質より量。素晴らしい

エスカレーターに付いている足元のブラシで靴磨きするのが今の1番の楽しみ。だがこれだと右側立ちのロンドンでは磨き面が偏ってしまう。他に人のいなかったら両面ちゃんと靴磨きしよう

バス乗車6:53
バスが来てるのに気がつかなかったがなんとかなった

乗ってからはコッツウォルズに行く時と同じ道を通ってひたすら西へ
だいぶ身体も慣れてきて、リラックスできるようになってきた。快適なバス旅行だ

10時ごろバース着

バースについてから空を見ると晴れ間が見えたので予定を変更してはじめに高台に登った
アレクサンドラパークというところ

素晴らしい道を進みつつバース市街へ

わーお

この右手の建物がロマンなんちゃら浴場が見れる建物

学割か2.5ポンドで入場料21.5ポンド。高い。この町に対するお金として許してやろう

例のやつ。

お湯も飲めた。匂いを嗅いだ感じ硫黄と銅が少しずつといったところか。実際水路に使われてる石も赤褐色が基調だった

温泉に関しては日本が最強だな…とつい対抗心を燃やして比べてしまった。もっと日本の温泉地行こう、そう思えた

最初の場所で英語の音声ガイドを受け取ってしまい、さささーっと見てしまったがためにすぐに見終わってしまった。ミスった

外に出てからは例のアーチ状の建物を見に行くことにした

うおー。すごい。すごいだけだけどそれで良いのかもしれない

次にある映画のモデルにもなったらしい橋

橋に向かうまでに、このアーチ状の建物から北東方面の高いところに教会が見えたためそこまでぐるっと回って再び市街地へ戻った

うおー汚ねー

ここからほど近くにある教会へ
学割で多分入場料1.5ポンド

こういうしっかりした教会は中が撮影禁止なところが多かったがここはセーフだった。ようやく写真に実態を収められた

床や壁にはウェストミンスター寺院同様お墓が埋め込まれていて、ひたすら文字が書いてあった

日本の建築は屋根が低いのに対し、これらのはひたすらの天井が高い。よー作るなって思うし、天井にも細かな模様が刻まれてるのを見て惚れ惚れする。凄い

ステンドガラスの美しさにも感嘆しつつここを後にした

この後昼飯をいつものごとくマックで済ませた。いやサンドウィッチっていう選択肢や別の国の料理を食べるっていう選択肢もあったけど、イギリスじゃなくて良いんだよね…そう思うと会計が自動で楽なマックに逃げ込んでしまうのだ。後悔はしてない、美味いから

飯を食った後、あの橋(映画のやつ)の向こう側に行ってないな…と思いひたすら歩く。
このバース市街は四方を高台に囲まれており、どこに行くにも坂を登る

そういえばこの橋の向こう側に行く前にスコールみたいなのがあった。一気に雨と風が強まり10分ほどで止んで快晴となった。なんだこの国は…

美しい街並みを歩いてるうちに「終わりがないな」と思い始めGoogleマップを開くとバース・スカイラインというものがあった

すげー!バース市街が一望できる
今まで行った場所で最高クラスに好きな場所だ。大吉山ぐらい

双眼鏡を使って遠くを見渡していた
ポツンとあるベンチに座ってぼけー

地元民には愛されてるらしい。犬の散歩ルートになっているのだろう。この近くには大学もあって、その大学からの帰り道に利用している人もいるようだ。ごくたまにここの素晴らしさをある嗅覚から察して来る観光客らしき人もいた。どうやってしったのか俺にも教えてくれ

「バース 観光」と調べても出てこなかったので、Googleマップを適当に見てここにこれたのは非常に良かった。ここを知らないままだったなんてことは今だと考えられない

さてベタ褒めしたところで次へ

下まで降りて次は北東方面に向かった。アーチ状の建物あたりだ

そこに向かう途中に例の有料トイレがあった

25円ぐらい
制限時間は15分。30分ほどいてやろって思ったけど、先を越されていた
お金を払って得た個室、ということで多少の安心感はあった。だが座面は冷たかった。日本のトイレの座面は暖かいのだ、これで幸せになれるかなれないか変わるのだ。お金をかけてるんだから幸せにしてほしい

トイレの中でイギリスの有料トイレ事情を調べると、トイレの中で寝るホームレス対策のトイレが最近増え始めたらしい。これには反対意見が多く、そこにお金をかけるならホームレスを支援しろなど、確かになとも思うし、俺が「お金払ったなら30分いてやろー」と思ったその思考の延長線上に「有料トイレの中で生活する」という思考があることに気がついて感服した

アーチ状の建物の前の道を通り、バース市街へ戻る。
時は17時。バスの時間まで後2時間だった

どうしよっかな…と考えて、再びバーススカイラインに行くことにした。バース市街にお別れを言わなければ

Googleマップで調べると、なんとバース市街中心部からスカイラインまでほぼ一直線で繋いでる道があった。20分ほど。素晴らしすぎる

良い

ここでバスの時間まで待つことにした。30〜40分ぐらい
帰り道として上から歩いて来る大学生らしき人、散歩ルートに使ってる人、犬と遊んでる人、そんな人たちに愛されている場所だった

そしてとにかく風が強い。寒すぎた
夏にまた来てここで寝っ転がりたいな、そう思った

しばらくして時間になった

じゃあな。また座りにくるよ

バスの乗車口まで移動し、19時バス出発

帰りのバス内でnoteを書いている。だいぶ疲れが溜まっている。ビタミンも不足しているように思える。これで明日と明後日も耐えられるだろうか…が、今は無理をしたいのだ。無理をしたくてしたくて堪らない。

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あと一回

ある日、学校体力検査のシャトルランをやった時に思ったことがある

「この競技、多分死ぬまで走ることができる人間が一番記録出せるよな…」

そう思って足が遅いながらも俺は頑張った気がする。毎年苦しくなるまでシャトルランだけは頑張った。

あと一回、あと一回、苦しみながら積んでいくその数値が気持ちよかった。

他の運動部の奴らが涼しい顔で125回を達成してるのを見てもなんとも思わなかった。

俺には関係なかった。

「あと一回」を積み上げた「111回」という記録が俺の静かな誇りだった。

人が死ぬまで走り切ることが出来ないと知ってても、その存在に手を伸ばしたくなったのだ

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明日はなんの因果かイギリスで最も天国に近い場所カンタベリー大聖堂に行く

なぜそこが最も天国に近いと揶揄されるような場所になったのか、感じることができたら嬉しい


そしてまた「あと一回」を繰り返す




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