めも

暗い話なのであまり見ることをオススメしません。



私が今日仕事に行って気づいたことがある。

私の苦手な話を先輩がしていた。
倒れる、怪我する、そんなバカ話さえ私は恐怖を感じる。

鬱になるまでは過呼吸の苦しさを知らなかった。
自分が自分でない感覚というのを初めて味わった。

初めて自分をコントロール出来なくなった。
常に緊張状態で紙を黒鉛筆でずっとぐるぐる描き続けてたこともある。
お風呂で何度もごめんなさいと謝っていたことも、ベットで暴れたことも自分だと思えなかった。

死にたいと言うより、過呼吸の苦しみで死にたくないという気持ちの方が強かった。
だから動物大学での解剖さえも、死というものへの恐怖が強まってパニックを起こすようになった。

コロナでさえ、ちょっとした風邪でさえすぐ死を連想していた。
余程怖かったんだと思う。あの時のことが。
これがトラウマだ。

何故他人の馬鹿話さえ恐怖に感じてしまうのか
トラウマを思い出してしまうからというのは分かっていた。でもほんの話題なので相手も私が苦しんでいることに気づいていない。
私も馬鹿話さえ聞けないなど言えなかった。普通に話が出来なくなるという方が怖かった。

逃げ場がなくなって辛くなった。

でも、今日倒れたー!とか見てこの怪我!とか言われて気づいた。
これは、私とは全く関係ない話だ。
そう、すごく単純なこと。私の辛かった記憶とは何も関係ない話だ。

こういう話を聞く度に、自分の過去を思い出しているということの本当の意味に気がついた。
思い出している、ということを深く捉えたことがなかったが、重大なことだった。

その馬鹿話と私の辛かった思い出は何も関連性はないということは、
私はその話を聞いて自分の過去を振り返らないようにすればいいんだと。

そして、その馬鹿話は想像をすると自分と関連づけて過去も思い出してしまうので
想像をしない、嫌な話はスルーすればいいんだと。

想像力が豊かなゆえに、なかなか難しい事かもしれないけど
他人の話と私の過去を切り離すようにすれば、いちいち辛かったことを思い出さずに済むのでは。

他人のつらさは自分のことのように辛く感じてしまうという言葉があるけど、
それは少し間違いで、自分の事のようにではなくて辛かった自分自身を思い出してしまう、が正確な気がする。

救いたかったのはその人ではなく、過去の自分。
辛かったんだね。


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