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京都サンガ2024 Vol.5‐1 "433クロニクル"

画像:https://x.com/sangafc/status/1785575060226617588より

 マイクラにハマったりちょっとやらなくなった間にU-23日本代表が優勝したり、サンガがやばいことになったりしていました。優勝おめでとうございます。決勝見れてませんが。リハビリがてら、これからしばらくは短めのテキストをポンポンと…ぽぽんと連投できたらいいなと思います。よろしくねい。

 今年サンガを担当してくれるにじさんじの先斗寧さんです。twitterのサブ垢で実況してくれてるのでフォローお願いします。
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魅惑の4‐1‐2‐3

 4‐1‐2‐3。オランダのトータルフットボールに端を発するらしいこのシステムは、常に攻撃的なフットボールに紐づけられてきました。なぜか。簡単に説明すると、並ぶだけでピッチ上に多数の三角形ができるのでパスサッカーには最適ですし、3人のスターFWを併用するにも良し。5レーンアタックの基本、いわゆる2‐3‐5のベースでもあります。
 例えばペップバルサだったり、ペップシティだったり。BBCとかMSNとかMFS(マネ・フィルミーノ・サラー)みたいな超超強力3トップを並べる時も、決まって逆三角形が彼らをバックアップしていました。
 このシステムのキモは中盤の1(アンカー・ピボーテ)。ポゼッションの要、守備のフィルター役、最高の選手はその両方をこなします。グアルディオラにはブスケッツがいてロドリがいるし、BBCにもカゼミロがいました。そう考えると遠藤航ってすごいな。Jリーグだとやっぱりガンバのネタラヴィですね。サンガだと川﨑颯太と金子大毅が主戦です。
 そして攻撃の主役が3の左右(ウィング)。古くはドリブラーたちの聖域でしたが、現在ではドリブル特攻だけではなく、攻撃に幅を作り、いわゆる逆足のウイングがボールを持って切り込んだり、そもそも中でストライカーのように振る舞うこともあります。むしろ今は逆足が主流ですね。三苫も久保もそうです。豊川雄大も山田楓喜も。世界的な名手が揃うポジションです。

現実は厳しい

 キジェがサンガの監督に就任して以降、一貫してこの4‐1‐2‐3が使用されてきました。ハイライン・ハイプレスのアグレッシブ4‐1‐2‐3。話だけ聞くとリバプールですが、現実は厳しかった。
 まず攻撃の決め手がない点。少なくともJ1に上がった二年目から明らかでした。ウタカしかない。パトリックしかない。原と豊川しかない。ポゼッションから得点する手立てが一切用意されていないので、選手が個人で何とかするしかないのがサンガです。
 次に守備の決まりがない点。今期はひど過ぎますが、これも今に始まったことではなく。連動性ゼロの単騎特攻。中盤3人でピッチ幅を守ろうとする。ツヴァイカンプフをはき違えたかのようなカバーレス。実はプレスがハマらないからラインが上がらず押し込まれる。でも特攻はやめないからスペースが空き放題。
 攻撃と守備の両方に問題がある、ということはつまりその間、トランジションにも当然問題があります。押し込まれると前に選手がいなくなるのでカウンターができないのにポゼッションもできない非保持→保持。めっちゃ簡単にボールを失う上に被カウンターなんて考えてない保持→非保持。
 現状を一言でいうと「最低」です。キジェは「今いる選手を活かすために4‐1‐2‐3を使っている」らしいですが、僕(と大勢のサポーター)は全くそう思っていません。キジェが3トップにこだわるのは前線のプレーヤーに特攻させたいから、つまり自分のサッカーにこだわり続けたいだけにしか感じないのです。

次回に続く

 久々なので疲れました。まだ広島戦を観てないので、それを見てから気力があれば各ポジションの現状と編成について考えていきたいと思います。

おまけ:誰も覚えてないキジェ式呼称

ゴールキーパー  :シャトルカバー
センターバック  :コマンド
サイドバック   :リードアクセル
アンカー     :フォールディング7
インサイドハーフ :BB
ウイング     :スイッチ
センターフォワード:クリエイター

 今後注釈なく、当てつけるように使用する場合がございます。ご了承ください。

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