『LOVELY JUBBLY』

FIELD OF VIEW 4th Album
『LOVELY JUBBLY』COCP-50137
1999年8月25日発売
オリコン最高位 24位

ロンドン弁で「最高」という意味を持つタイトル。ロックバンド・メンズウェアのギタリスト、サイモン・ホワイトがFIELD OF VIEWのダブリン・キャッスルでのライブを観たあとに発言した言葉が、アルバム名になった。この頃のインタビューで「【FIELD OF VIEWって、こういうサウンドだよね。】と言われるけど、いい意味で冗談じゃない!」と答えていたのが印象に残っている。「ひとつの枠に捕われず、どんどん殻を破っていきたい。」というコメントもあり、今までにないサウンドも収録された。ブックレットの写真の中の1枚は浅岡さんが撮影したものがある。

♪Loversday
作詞:浅岡雄也
作曲:浅岡雄也
編曲:大島康祐&FIELD OF VIEW

このアルバムの中では一番テンポの早い曲。ライブ後半でやったら盛り上がるんじゃないかということで作られた。晴れた日に海辺で聴きたい軽快なロックナンバー。他の曲よりドラムの存在感が結構強めに出ているような気がする。『抱きしめたい』同様エンディングが終わりそうで終わらないアレンジ。『クラウド』

♪夏の片隅で
作詞:小田佳奈子
作曲:新津健二
編曲:池田大介&FIELD OF VIEW

イントロのギターがゆらゆら陽炎感。サウンド全体の哀愁感が胸に染みる。Aメロ・Bメロはマイナー調だが、サビで少し明るく聴こえてくる。「君に出逢わなければ違う生き方してたよ」の部分はものすごく好きな歌詞だ。エンディングのベースのメロディが良い。『シカゴブルー』

♪君。
作詞:浅岡雄也
作曲:小田孝
編曲:池田大介&FIELD OF VIEW

6/8拍子。小田さんはこの曲を作ってた時からオーケストラの音色が、頭の中で鳴っていたらしい。小田さんの作る曲は温かいメロディが多い。壮大なアレンジが◎。トレモロが良い雰囲気を出している。この曲と出会ってからか、仕事帰りに月を探しながら帰るクセが付いた気がする。サビで一気にハッピーオーラ全開。『So Long』

♪Sunday morning
作詞:浅岡雄也
作曲:小橋琢人
編曲:池田大介&FIELD OF VIEW

アコースティックギターが楽しそう。コーラスも相変わらず美しい声。ブックレットにもあるように、日曜日の朝に珈琲を飲みながら聴きたい(が珈琲飲めないことを忘れてた)。当時聴いた時、サビのメロディのリズムの取り方が結構独特で、さすが小橋さん作曲だと感じた。元々、浅岡さんではなく女性ボーカルが歌ったら…とイメージしたようで、結果的に浅岡さんの透明感あふれる曲に出来上がったとのこと。『サファラ』

♪12月の魔法
作詞:浅岡雄也
作曲:浅岡雄也
編曲:池田大介&FIELD OF VIEW

「君」ではなく「あなた」というワードが初めて採用された。クリスマスを意識した内容も初だった。失恋がテーマ。前向きに生きていこうとする主人公。「お前なんだか無理してる」とか切なく感じる。ラストのギターが胸をしめつけられるくらい切ない…。とあるサイトで別アレンジ?がいまだに聴けるのだが、切なさ倍増で泣きそうになった。『12月のまほう』

♪Cloudysky
作詞:浅岡雄也
作曲:小田孝
編曲:徳永暁人&FIELD OF VIEW

楽曲としてはかなり時間的に短い曲。切ないメロディとシンプルなサウンド。Bメロの「花でさえ咲くべき季節を知っているのに」の歌詞とメロディのハマりが良かったと答えていた。間奏のギターソロはどこかノスタルジーを感じた。2016年頃に参戦した21st Anniversary Liveでは、浅岡さんがライブ中に、サプライズでメンバーにこの曲の楽譜を渡し即興で披露させた。この曲を知らないメンバーもいたが、数分間ステージ上で浅岡さん以外のバンドメンバーで本気のミーティングが行われて、最高の演奏を聴かせてくれた。『call my name』

♪Fly to Xxxx
作詞:浅岡雄也
作曲:小橋琢人
編曲:大島康祐&FIELD OF VIEW

ギターリフがカッコいい。ブックレットのクレジットにはゲストミュージシャンとしてギタリストが数名掲載されているが、この曲で参加したのかな?と想像してしまうほど、FIELD OF VIEWとしての今までの殻をブチ破った感がある。そして小橋さんのドラムもカッコ良すぎる。『4/4チップ』

♪Time is gone
作詞:浅岡雄也
作曲:新津健二
編曲:池田大介&FIELD OF VIEW

元々はもう少しテンポの速い曲だったとのこと。新津さん作曲の優しいメロディ。キーボードの音が切なさを倍増させている気がする。曲ごとのクレジットがないので不明だが、小野塚さんが弾いているのはこの曲なのかな?と想像してしまう(確証なし)。『少年』

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