『FIELD OF VIEW I』

FIELD OF VIEW 1st Album
『FIELD OF VIEW I』ZACL-1027
1995年10月10日発売
オリコン最高位 1位

『FIELD OF VIEW I』の" I "の読み方はfirstであってoneではない。FIELD OF VIEW作品の中で唯一オリコン1位を獲得した作品。CDジャケットのロケ地は乃木坂にある旧乃木邸。

♪恋が愛に変わってゆくまでに
作詞:浅岡雄也
作曲:浅岡雄也
編曲:安部潤

前向きな恋愛がテーマになっている。ポジティブさを表現できるようにハネたリズムでアレンジされており、シャッフルのグルーヴ感を出すために、薄くドラムのループを入れている。恋人の定義とは何なのか?当時は全然分からなかった(今も分からないかも)。ただ付き合ってるだけじゃダメなのか?付き合えるだけいいじゃん⁉︎と考えさせられた。

♪THINK OF MYSELF
作詞:浅岡雄也
作曲:多々納好夫
編曲:安部潤

イントロからシンセサイザーとギターによるドライブ感があるアップテンポなサウンドになっている。生ドラムの他に打ち込みも入っているようで結構聴き応えがある。アレンジ・歌詞ともに、自分自身を信じて前へ踏み出していこうと思わせてくれる。この曲に背中を押してもらったファンの方はかなりいると思う。1番Aメロ部分の歌詞は正に自分のことを歌っているのでは?と錯覚した。もっと自分のことを好きでいなきゃ、と思わされた1曲。2006年に行われた浅岡さんのFCイベントでは、この曲の多々納さんのデモテープ音源をオーディエンスに聴かせてくれた。

♪Moon Light
作詞:浅岡雄也
作曲:多々納好夫
編曲:池田大介

マイナーな曲調で、歌詞やアレンジに切なさが感じられ、ロックの激しさとの対照的にすることで深いものを感じてほしいとインタビューで語られていた。Bメロに入る際のドラムで一気に感情のギアが上がる。『きっと離れていても』の歌詞にもあるが「募る」というワードがより一層FIELD OF VIEWのサウンドとしての切なさを増している気がする。そして終盤のギタープレイが圧巻。

♪とまどいの季節
作詞:浅岡雄也
作曲:多々納好夫
編曲:池田大介

FIELD OF VIEWには三角関係だったり、昔の恋人が出現する楽曲があり、その中の1曲。あんまりそういう経験も少ないので多くは語れないが、歌詞の物語から青春を感じることが出来る。友人と昔の恋人との幸せを願えることはいいことだと思う。色々経験した大人になってから、歌詞の深さがよりリアルに分かった。

♪明日のために
作詞:浅岡雄也
作曲:浅岡雄也
編曲:安部潤

本気の恋を失くした主人公。「誰かを傷つけて 生きるしかないなら もう強さはいらない」と強さなんていらないと言っていたが「明日のために 想い出には さよなら告げてゆこう」と前向きに心の強さを手に入れたように思える。ピアノのイントロから入り浅岡さんの歌声で進んでいく。Bメロから力強くバンドがドラマティックに入っていくのが特徴的。

#FOVREVIEW #FOV25th #FIELDOFVIEW

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